昨日、往復歩いて赤塚植物園に出かけた。
往復で、一万二千歩ほどの距離である。
秋らしい、爽やかな一日であった。

ここら辺りは、水木の葉から紅葉が始まるのが常である。
山里だと、ナナカマドの紅葉がその始めであるのだけれど・・・
街中では、やはりハナミズキであろう。

雲は、極めて微妙であるけれど秋空の模様である。

「どこまでも人とは逢わぬ秋の径」

赤塚植物園の隣にある「東京大仏」である。
大仏様は、深い吐息を吐かれて秋思に入った。

善男善女が線香を手向け、手を合わせ、香の煙を身体に擦り付ける。
かくいうぼくも、その習いに合わせた。
賽銭箱に響く「チャリン」という音が乾いて響いた。
荒 野人
往復で、一万二千歩ほどの距離である。
秋らしい、爽やかな一日であった。

ここら辺りは、水木の葉から紅葉が始まるのが常である。
山里だと、ナナカマドの紅葉がその始めであるのだけれど・・・
街中では、やはりハナミズキであろう。

雲は、極めて微妙であるけれど秋空の模様である。

「どこまでも人とは逢わぬ秋の径」

赤塚植物園の隣にある「東京大仏」である。
大仏様は、深い吐息を吐かれて秋思に入った。

善男善女が線香を手向け、手を合わせ、香の煙を身体に擦り付ける。
かくいうぼくも、その習いに合わせた。
賽銭箱に響く「チャリン」という音が乾いて響いた。
荒 野人