エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

清澄庭園を歩く・・・銀色の池面に感動する

2011年02月22日 | 日記
さきほどパンダが上野動物園に到着した。



祝・パンダ到着!

さて・・・。
清澄庭園は元禄期の豪商・紀伊國屋文左衛門の屋敷があったと伝えられる。
享保年間には下総関宿藩主・久世氏の下屋敷となり、過日紹介した六義園と同様、明治11年に岩崎弥太郎が買収した庭園である。



入口の門である。



池の周囲に築山や名石を配置した回遊式林泉庭園で、東京都指定名勝に指定されているのである。



池には、鴨が羽を休めている。
水温む頃シベリアに戻るのであろう。



時々彼らはユリカモメの襲来を受ける。
海が近いのである。



松の枝にダイサギがひっそりと蹲(うずくま)っていた。
周囲を睥睨(へいげい)しているかのようである。



だがしかし、鴨は楽しげに水と戯れている。
少なくても、シベリアよりは水は温かい筈である。



鴨がかき乱した水面は、何時も違った模様を描く。
それを見ているだけで時間が流れて行く。



涼亭という東屋が水上にその屋根を伸ばしている。



1909年(明治42年)に建てられた数寄屋造りの建物である。



池の面に切れ味鋭く映っている。
滑らかな水面の時には、そのままに・・・泡立っているときにはその泡の面に。

泡立つ池の面。
銀色の池と建屋である。



この涼亭の横のサンシュユの花が黄色く膨らんでいる。



手前には「松尾芭蕉」の句碑が移されている。

   古池や 蛙とびこむ 水の音

である。
この清澄庭園と芭蕉に関わりがある訳ではないけれど、近くに芭蕉が結んだ庵がある。

改めて紹介しようと思っているのである。






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                     荒野人