エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

越辺川の白鳥・・・冷風にさらされて3月までここに

2011年02月09日 | 日記
風の強い午後、三度目の出会いに出かけたのであった。
陽射しはあるのだけれど、河原は吹き晒しで寒風が吹きすさんである。

川面は泡立ち乱れ、午後の陽光を反射している。



白鳥も寒そうである。



首を丸めてじっとしているのである。



土手からのぞく空は、低い雲を従えてあくまでも青空である。



鴨の学校の先生は白鳥である。



しかし怠け者の鴨は、風をしのぐように陽だまりに上がって身体を温めている。
ここは、風も遮断される背丈の高い草に囲まれている岸辺である。



首を丸めて、風の吹く方角に身体を向けている。



こうしていると体温が下がるのを防げるとでも言うのだろうか。
不思議であるけれど、川面を進むのも風に「はむかって」いるのである。



ここの白鳥は三月まで留まる。
暖かい!
と感じたら、再びシベリアに向かって羽ばたくのである。



因みに、ここがその場所である。
川の合流地点である。





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                     荒野人