エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

蝋梅の花と空、それに月

2011年02月19日 | 
蝋梅が咲き始めてから、長い間楽しませてくれている。
その姿といい、香りといい季節を満喫させてくれる。

なにより勿体ぶらないのが良い。



黄色が鮮やかで、花弁から強い香りが発出されている。
花弁には蜜も垂れていて美味しそうにも見えるのである。
花弁はすぼんでいて、おちょぼ口風である。



色は淡いけれど、発散される臭いはなかなかに強い。
花弁の切れ込みが特徴的であって、お洒落である。



花弁がひらいていて、より一層香りが強いのである。
満月蝋梅とも言うのである。

この日、空は鮮やかに雲を配置していた。



まるで秋のウロコ雲のようである。
こうした雲が流れる様は、見ていて飽きない。

この日のような気候だと、自然の意匠が楽しめるのである。



視線を移せば、また違ったクリエーターが雲を操作している・・・かのようだ。
この日の空は、ぼくの格別に好きな気配である。



夜、昨夜と違った月が煌々と天に照りかえっていた。
吠えてごらん!
と月が言っている。

小さく「ウォ-ッ!」と吠えてみた。
すると、忽ち心象風景の月には雲がかかって来た。





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                     荒野人