今田美桜さん主演の『悪女(わる)』。
懐かしい。
昔、女の子の友達に「読め!」と言われて読んだ作品だった。
30年前、石田ひかりさん主演でドラマ化もされてた。
さて、この作品、令和の視聴者にはどう見えたのだろうか?
装いは、主人公の務める会社がネット販売の巨大サイトだったり、部屋に入るのに顔認証が必要だったり、コロナ新卒の社員がいたりと「令和」にしているが、ベースは平成前半の女性向け漫画。
まだ「がんばって働けば上に行けるし、充実した未来を獲得できる」ということが信じられた時代の作品だった。
でも、今はなあ……。
令和版のこの作品のサブタイトルは「働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?」だが、「カッコ悪い」を通り越して、「空虚」「諦め」「悲惨」しかない気がする。
作劇の古くささもあって、それは新作の『ハケンの品格』にも同じことを感じた。
主人公・田中麻理鈴は今の視聴者にどう映ったのだろう?
「こんなやつ、いねえよ」「所詮マンガだよね」と思われなければいいのだが……。
上司の峰岸役の江口のりこさんが存在感とリアリティある演技をしているので、作品世界がかろうじてあり得るものになっている。
とは言え、この作品は今田美桜さんが見られればいいのである!
今田美桜さんが、社内をダンボールを持って走りまわり、
階段を駆け下り、デスクの上に乗って叫び、
大酒を飲んで早口言葉を言い、
水をぶっかけられ、
海の中に呼び込み、
飛行機からパラシュートでダイブする!
これらを見られればいいのである!
原作は平成前半だが、いかにも今の子の今田美桜さんがヒロインを演じていることで令和の作品になっている気もする。
懐かしい。
昔、女の子の友達に「読め!」と言われて読んだ作品だった。
30年前、石田ひかりさん主演でドラマ化もされてた。
さて、この作品、令和の視聴者にはどう見えたのだろうか?
装いは、主人公の務める会社がネット販売の巨大サイトだったり、部屋に入るのに顔認証が必要だったり、コロナ新卒の社員がいたりと「令和」にしているが、ベースは平成前半の女性向け漫画。
まだ「がんばって働けば上に行けるし、充実した未来を獲得できる」ということが信じられた時代の作品だった。
でも、今はなあ……。
令和版のこの作品のサブタイトルは「働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?」だが、「カッコ悪い」を通り越して、「空虚」「諦め」「悲惨」しかない気がする。
作劇の古くささもあって、それは新作の『ハケンの品格』にも同じことを感じた。
主人公・田中麻理鈴は今の視聴者にどう映ったのだろう?
「こんなやつ、いねえよ」「所詮マンガだよね」と思われなければいいのだが……。
上司の峰岸役の江口のりこさんが存在感とリアリティある演技をしているので、作品世界がかろうじてあり得るものになっている。
とは言え、この作品は今田美桜さんが見られればいいのである!
今田美桜さんが、社内をダンボールを持って走りまわり、
階段を駆け下り、デスクの上に乗って叫び、
大酒を飲んで早口言葉を言い、
水をぶっかけられ、
海の中に呼び込み、
飛行機からパラシュートでダイブする!
これらを見られればいいのである!
原作は平成前半だが、いかにも今の子の今田美桜さんがヒロインを演じていることで令和の作品になっている気もする。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます