平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

アニメ「推しの子」第8話~アクアが求めているのは星野アイ。有馬かな、黒川あかね、フラれる!

2023年06月09日 | コミック・アニメ・特撮
 アクア(CV大塚剛央)をめぐるふたりのヒロインたち。

 まずは天才女優の黒川あかね(CV石見舞菜香)。
 与えられた役を徹底的に分析、洞察して舞台に立つあかねは星野アイ(CV高橋李依)を演じ切る。
 これに動揺するアクア。
 しかし、アクアは自分はあかねに魅かれているのではなく、
 あかねの演じる「星野アイ」の幻影を見ていることに気づく。
 これに対するあかね。
 恋愛バラエティ『今からガチ恋始めます』の打ち上げで、
「わたしたちの交際って仕事? それとも本当のやつ?」
 とアクアに尋ねる。

 あかねとしては、返事次第では、アクアとガチ恋してもいいと思ってたのだろう。
 この揺れ動く心が魅力的!
 しかし、アクアは「俺は女優として(あかねに)興味を持っている」
 アクアにとって、あかねは星野アイを識るための手段なのだ。
 見事に星野アイを演じ切ったあかねの役者としてのスキル、役へのアプローチの仕方に興味を持っている。

 もうひとりのヒロイン・有馬かな(CV潘めぐみ)。
 かなはアクアとあかりが急接近しているので落ち着かない。
 何だかんだ言ってかなはアクアのことが好きなのだ。
 学校をサボって遊びに行こうと誘われて、
「行く!」
 この一言だけで恋愛感情を表現してしまうCV潘めぐみさん上手すぎる!
「アクアとするのが初めて。一番最初」
 などとドキッとする発言をするが、実はキャッチボールのこと。笑
 有馬かなの心も揺れ動いている。
 だが、アクアはこんなかなのことを
「ウソや打算でなくムダな会話のできる相手」と評した。
 ビミョーですね……。
 つまり友だちってこと?

 というわけで、アクアは黒川あかねも有馬かなもフッてしまったわけだ。
 なぜかというと、アクアの中には星野アイがいるから。
 アクアは星野アイの幻影を捨てられないかぎり前に進めない。
 だから星野アイの本当の姿を追い求めている。

 一方、星野アイの幻影を捨てた時、アクアの心はあかねやかなに傾く可能性がある。
『今ガチ』で告白してキスしたこともあり、現在アクアとあかねはビジネス上の恋人同士だ。
 MEMちょ(CV大久保瑠美)が言うように「ウソが本当になる」こともある。
 有馬かなは「ウソや打算もなくムダな会話のできる友だち」だが、友だちから恋人になることも!

 なんだ、この三角関係!?
 いや、星野アイも入れれば四角関係!
『推しの子』は表面上はミステリー仕立ての芸能ドラマですが、実は恋愛ドラマなんですね。

 次回からMEMちょも加入して、アイドルグループ新生『B小町』も始動しそうだ!


※関連動画
 【推しの子】ノンクレジットオープニング|YOASOBI「アイドル」(YouTube)


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (2020-08-15 21:07:49)
2023-06-11 12:27:14
前にも書きましたが、赤坂さんの原作通りになぞっていくだけで、ドラマとして破綻なくきれいに展開していくんですよね。

アニメ化でも実写映画化でも、マンガ作品が映像化されるときは、映像向きに改変されることがありがちですが、おそらく原作の赤坂さんもそのあたりは考えていて、そのまま映像化してもキチンと成立するように物語を構成しているものと思われます。

そして「映像化に当たっての原作者の期待や失望」といった心情も、「今日あま」の原作者さんの言葉を借りて、メタフィクション的に織りこまれています。
ストーリーテラーとしてどれだけ優秀なんだとツッコみたくなります。

その上「アクアやルビーがなぜ生まれ変わってきたのか」というナゾにも触れることになりそうで、目が離せません。
返信する
ありがとうございます (コウジ)
2023-06-11 18:48:24
2020-08-15 21:07:49さん

いつもありがとうございます。
そうなんですね。
原作も読んでみます。
返信する

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