平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

霊媒探偵 城塚翡翠~「私ったら、うっかりさんです」 かわいい探偵・翡翠を見られるのもあと1回!

2022年12月24日 | 推理・サスペンスドラマ
 明日、最終回を迎える『霊媒探偵 城塚翡翠』

 1話~5話
 5話で話が一気にひっくり返ったのは面白かった。
 犯人は何となく予想がついたけど、実は驚きは他にある。
 1話、2話で挫折した方はぜひ5話まで見ることをお薦めします。

 6話~最終話までは『倒叙方式のミステリー』。
 犯人が最初にわかっていて探偵が推理して犯人を追い詰めていくミステリー形式。
 例をあげれば『刑事コロンボ』や『古畑任三郎』。

 解決編に入る前に城塚翡翠(清原果耶)は視聴者に向かって、こんな感じの口上をおこなう。
「さて、ここからは解決編です。
 ここまでで真相はすべて語られています。
 なぜ○○○は☓☓☓したのでしょう? キイワードは□□□。
 城塚翡翠でした」

 古畑任三郎か!笑
 でも、清原果耶さんがやるから可愛らしい!
 新しい古畑任三郎の登場だ。

 以下、少しネタバレになるので未見の方はパスして下さい。








 ………………………以下、少しネタバレ

 さて城塚翡翠。

 実は、この子、実は性格が悪い……笑
 こんなに可愛いのに……!
 清原果耶ちゃんなのに……!

 そして口調がムカつく。
「なるほどさんです」
「不思議さんですね」
「私ったらうっかりさん!」
 いちいち「さん」をつけるなっ!笑。
 まあ、清原果耶ちゃんだから許せるんですけどね。

 そんな視聴者の気持ちを代弁してくれるのが、翡翠のアシスタントの千和崎真(小芝風花)だ。
 真は漫才のツッコミのように翡翠の頭をパシッ! と叩く。
 その叩き方が心地よい。
「デコピンするぞ!」と翡翠を脅したりもする。
 それは今泉くんの頭を叩いた古畑任三郎の逆。

 でも、翡翠と真ちゃん、いいコンビなんですよね。
 翡翠には事件の全貌が見えているのに真にはわからない。
 それはまるでホームズとワトスンのよう。
 翡翠は着せ替え人形のように毎回、豪華な衣裳をしているのに、真はダサいTシャツ。
 たとえば、怪獣のプリントされたTシャツで『ぷてらの丼』と書かれている。笑
 そんなTシャツを真ちゃんはお洒落だと思っている。
 真は完全に翡翠の引き立て役で、翡翠にコキ使われるのだが、
 時には翡翠の頭を叩き、「デコピンするぞ」と言う。
 このふたりのやりとり、見ていて楽しい!

 脚本では揉めたらしい。
 当初の脚本は黒岩勉さん。
『ライアー・ゲーム』『謎解きはディナーのあとで』『絶対零度』『ストロベリーナイト』
 ミステリーを書かせたら、今、一番の脚本家さんだ。
 原作のアレンジも上手い。
 そんな黒岩さんが原作の相沢沙呼さんと揉めたらしい。
 どんなことで揉めたのかはわからないが、
 黒岩さんは降板し、脚本を原作の相沢さんが書いたり、手直ししたりすることになった。
 まあ、さすが原作者だけあって、相沢さんの脚本、すごく面白いんですけどね。
 ただ黒岩勉版の『城塚翡翠』も見てみたかった気もする。

 さて、明日は杉本哲太さん演じる最強の敵との戦いの後編。
 そして最終回。
 楽しみだ!


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6 コメント

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今後も楽しみな女優さんです (megumi)
2022-12-24 17:07:34
コウジさん こんにちは。

最初の4話、挫折しそうになりながらも見ました。
5話での翡翠が、嫌味たっぷりに真犯人を追い詰めるのが痛快でした。

確かに、翡翠は性格が悪いです。
 「なるほどさんです」
 「不思議さんですね」
 「私ったら、うっかりさん!」
台詞とは言え、ムカつきます。
他にも、煽るような口調や言い回しをしてきます。
でも
コウジさんが仰るように、清原果耶ちゃんだから許せます。
彼女は「透明なゆりかご」から、ずっと推しでした。
「俺の話は長い」も彼女を見るためだけに録画したら
意外にも超絶・面白いドラマでした。
小池栄子さんを良いと思ったのも収穫でした。

果耶ちゃんが出た作品は可能な限り見ましたが
「おかえりモネ」だけは、何故かリタイアしました。
あれだけの豪華脇役を揃えているのに。

「デイアンドナイト」は、果耶ちゃんと田中さんの両方が楽しめました。

西島秀俊さんも「あすなろ白書」以来、長くファンをやっていますよ。
返信する
「透明なゆりかご」 (コウジ)
2022-12-25 09:35:40
megumiさん

いつもありがとうございます。

「透明なゆりかご」よかったですよね。
確かmegumiさんに教えてもらった作品でした。

「モネ」は時間の進行が遅いんですよね。
確か3年間くらいの話でしたが、朝ドラにはある程度のテンポが必要ですし、15分で深い気持ちを描き込むのも難しい。
あとは「東日本大震災」を扱ったこと。
向き合うことは大切なのですが、苦しむモネを見ているとつらかったです。
「モネ」にも西島さんが出ていましたよね。

「俺の話は長い」「デイアンドナイト」は見ていないので機会があれば見てみます。
返信する
面白いです!!! (megumi)
2022-12-25 13:28:40
コウジさん こんにちは。

「きのう、何食べた?」は、ご覧になってますよね。
「俺の話は長い」は、あれと似た作りで30分ずつ2話放送です。
それぞれが言いたいことを言っていて
毒づきながらも家族を思う気持ちも垣間見られてクスっと笑えるんです。

「きのう何食べた」の梶芽衣子さん的なスパイスを
原田美枝子さんが演じています。
おっとりしながら、最も毒を吐いているのが原田さんかも?
小池栄子さんと生田斗真さん「鎌倉殿」に出ていた2人が姉弟なんです。
丁々発止と「互いの言い分」の応酬です。
生田斗真の屁理屈がまた面白いんです。

「きのう何食べた」で山本耕史さんが住んでいたマンションのセットが「俺の話は長い」でも出て来ます。
セレブ感と言い、2Fに昇る階段が特徴的ですもんね。

暗い映画の「デイ&ナイト」より、遙かに楽しめます。
現状では配信で見られないらしく、手段としてはレンタルビデオでしょうか。
ツボに嵌った人が多くて、コピーを配ったのですが
その後、削除しました。
コウジさんの分も焼いておけば良かったですね。

清原果耶ちゃん推しならば(それでなくても)楽しめるドラマですよ。
返信する
見事な布教活動! (コウジ)
2022-12-26 09:17:14
megumiさん

教えていただきありがとうございます。

>それぞれが言いたいことを言っていて
面白そうですね。
『結婚できない男』などもそうですが、僕は日常生活の中で主人公たちが毒を吐く物語が大好きなんです。

そしてコピーして配りまくるとは、見事な布教活動!
とはいえ、僕もアイドル番組をコピーして知人に配ったりして布教活動をしているのですが。笑

早速、探してみます。
そう言えばmegumiさんに紹介していただいた『ソウル1945』面白かったですね。
僕が韓流ドラマを見始めたきっかけになった作品でした。
返信する
布教だなんて・・・(笑) (megumi)
2022-12-26 13:18:58
コウジさん  こんにちは。

間違い無く、コウジのツボに嵌ると思いますよ。

『透明なゆりかご』と『俺の話は長い』を一緒に貸した友人が
「えっ! 透明が先なの?!」と驚いてました。
(17才ながら中学3年生を上手く演じていました)

貸すだけのつもりでしたが、彼女にも保存版コピーを作りましたし
弟からは複数、頼まれました。
貸して気に入った人に、保存版を差し上げる・・・布教と言っても、それくらいですよ。
無理強いはしたくないので。

今や、売れっ子になった杉野遥亮を初めて見ましたし
1話ごとのエピが、凄く面白いんです。
安田顕さんも気弱な良い味を出しています。


城塚翡翠の最終話、見事でしたね。
コウジさんは、ひょっとしてマコトちゃんもお好きなのでは?


今のところ。『ソウル1945』を超える韓流には出会えていません。
ドキュメンタリータッチが上手く作用していましたよね。

華流ドラマも2作ほど見ましたが、どちらも当たりでしたよ。
それ以来、華流は見ていません。
良いものを見たら、それ以上は望みません。
長編ですからね。
『大明皇妃』と『君、花海棠の紅にあらず』です。
個人の好みですが、私は『君・花』の方が圧倒的に好きでした。
京劇の花形役者と豪商の強い友情が縦軸になって話が展開していきます。(全50話弱)
衣装や調度品なども含めて素晴らしい出来でした。
京劇が嫌いで無ければオススメです。

私は2回見ることは無いのですが
こればかりは何度も見返していますよ♪
返信する
杉野遥亮さんも! (コウジ)
2022-12-26 15:36:36
megumiさん

杉野遥亮さんも出ているんですか!?
杉野さん、いいですよね。
僕は『恋です!~白杖ガール』で注目して、『ユニコーンに乗って』でファンになりました。
日テレ、水曜10時の常連の役者さんになりましたね。

ご指摘のとおり、マコトちゃん&小芝風花さん、好きです。
『翡翠』オンエア当初は「主役もやれる小芝風花がなぜ?」とネットで言われましたが、実は重要な役でした。
小芝さんは『特撮ガガガ』など、上手いコメディエンヌなんですよね。
作品に笑いの味付けをするにはピッタリの方。
岸井ゆきのさん、木南晴夏さんもこのラインの役者さんですが、最近、皆さん、重要な役をやるようになっていますね。

『ソウル1945』はおっしゃるとおりドキュメンタリータッチでしたね。
この作品で、1945年前後の朝鮮半島の歴史を学びました。
北朝鮮は今では問題の多い国ですが、当時の北朝鮮を建国を支えた人達は理想に燃えていたんですね。
歴史劇としても実に優れていました。

華流は僕はまったく手つかずなんですが、ご紹介いただいた2作品など、掘ればいろいろ魅力的な作品が出て来そうですね。
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