トントン、ツー、トントン、ツー。
この足音だけで、犯行現場から飛び降りて足をケガしたことを推理した右京さん(水谷豊)。
さすがですねえ。
足音で推理するのは、チェスタートンの『ブラウン神父』シリーズの「奇妙な足音」というエピソードにありました。
ミステリーというと、しばしば『シャーロック・ホームズ』シリーズがあがるが、『ブラウン神父』のトリックは現在のミステリーにその応用が結構使われていて、『ブラウン神父』はもっと評価されていい気がする。
匂いや相手の呼吸が荒くなったことで推理するというのもさすが。
右京さんはやはりただ者ではない。
目が見えなくなったことで、右京さんは完全に『安楽椅子探偵』になりましたね。
椅子に座り、冠城(反町隆史)と携帯のAIに指示を出して推理する!
でも、それは前半と中盤だけ。
後半は電気の消えた真っ暗な倉庫で犯人と対峙。
病院で少女からもらったパンダのビーズ細工のビーズを蒔き、杖の音を頼りに犯人の位置を確認する。
やはり右京さんはただ者ではない。
先程の匂いや呼吸もそうだが、目が見えないことをプラスにして推理している。
劇中の右京さんのせりふにもありましたけど、確かに現代人は『視覚』に頼りすぎ。
『聴覚』『嗅覚』『触覚』でも世界を捉えることができるのに。
…………
というわけで今回は名探偵・杉下右京が光ったエピソードだった。
しかし犯人はイマイチ。
どうして鑑識が調べればすぐわかる、足のつきやすいクスリを使ったのか?
犯行場所も、どうして別の場所にしなかったのか?
3人目の犯人も意外性はなかった。
表情にあらわれていたし、右京さんが「あなたに病院に連れて行ってほしい」と不自然な行動をとったので、視聴者は何かあるな、と思ってしまう。
『相棒』もさすがにマンネリだなあ。
テレビの推理ドラマ自体が過度期に来ているのかもしれない。
この足音だけで、犯行現場から飛び降りて足をケガしたことを推理した右京さん(水谷豊)。
さすがですねえ。
足音で推理するのは、チェスタートンの『ブラウン神父』シリーズの「奇妙な足音」というエピソードにありました。
ミステリーというと、しばしば『シャーロック・ホームズ』シリーズがあがるが、『ブラウン神父』のトリックは現在のミステリーにその応用が結構使われていて、『ブラウン神父』はもっと評価されていい気がする。
匂いや相手の呼吸が荒くなったことで推理するというのもさすが。
右京さんはやはりただ者ではない。
目が見えなくなったことで、右京さんは完全に『安楽椅子探偵』になりましたね。
椅子に座り、冠城(反町隆史)と携帯のAIに指示を出して推理する!
でも、それは前半と中盤だけ。
後半は電気の消えた真っ暗な倉庫で犯人と対峙。
病院で少女からもらったパンダのビーズ細工のビーズを蒔き、杖の音を頼りに犯人の位置を確認する。
やはり右京さんはただ者ではない。
先程の匂いや呼吸もそうだが、目が見えないことをプラスにして推理している。
劇中の右京さんのせりふにもありましたけど、確かに現代人は『視覚』に頼りすぎ。
『聴覚』『嗅覚』『触覚』でも世界を捉えることができるのに。
…………
というわけで今回は名探偵・杉下右京が光ったエピソードだった。
しかし犯人はイマイチ。
どうして鑑識が調べればすぐわかる、足のつきやすいクスリを使ったのか?
犯行場所も、どうして別の場所にしなかったのか?
3人目の犯人も意外性はなかった。
表情にあらわれていたし、右京さんが「あなたに病院に連れて行ってほしい」と不自然な行動をとったので、視聴者は何かあるな、と思ってしまう。
『相棒』もさすがにマンネリだなあ。
テレビの推理ドラマ自体が過度期に来ているのかもしれない。