平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

エール 第6週 ~音は裕一の心のドアを叩き続ける 「きっと出会えるよ! 音楽が裕一さんを放っておくわけがない」

2020年05月09日 | その他ドラマ
 音(二階堂ふみ)は裕一(窪田正孝)の心のドアをノックし続ける。

 ふたりが教会で運命的な出会いをしていたことを知って、
「音楽だってそうだよ!
 きっと出会えるよ!
 音楽が裕一さんを放っておくわけがない」


 コロンブスレコードの仕事の話を持ってきた時は、
「もう1回挑戦しよう。
 裕一さんならやれる! きっとやれる!
 断ったら本当に終わっちゃうよ!
 いいの? 裕一さん」


 すごいパワーですね。
 裕一の才能を本気で信じている。
 だから、裕一の母親まさ(菊池桃子)が、
「音楽でこれ以上、裕一が傷つくのを見たくない」
「身の丈に合った幸せをつかんでほしい」
 と言っても、
「彼の身の丈は世界にとどろく音楽家です!」
 と反論する。

・裕一とその才能を信じていない母親まさ。
・裕一とその才能を信じている音。
 ふたりが裕一の幸せを願っているのは同じだが、裕一にとってうれしいのは音の言葉だ。
 まして養子先の権堂家の人間は、裕一を『跡取りをつくる存在』としか見ていない。
 これはつらいよね。    

 まさのせりふで印象的な言葉があった。
「選ばれる人って導かれていくものだと思うの」
 まさは、留学がダメになった裕一は
『音楽に導かれていない。だから普通の幸せを望むべきだ』と言っている。
 だが、裕一を『導いていく存在』はいる。
 それは、音だ。
 これまでも裕一は音楽を諦めそうになったが、そのたびに音が励まし、導いてくれた。

 裕一を導いていく存在=音。

 音がいれば、裕一は『選ばれる人』になれる。
 音楽の神は裕一に音を与えたのだ。


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2 コメント

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音楽の神の化身 (コウジ)
2020-05-10 10:30:42
mugumiさん

いつもありがとうございます。

>主演の二人の演技力が際立ちましたね。
本当におっしゃるとおりですね。
役者さんがそれぞれの役になりきっていて演技に引き込まれました。

勝手な見解ですが、作家さんの裏設定では
音はおそらく『音楽の神様(ミューズ)が使わした化身』みたいな存在なのだと思います。

家に関しては、コロンブスレコードの年俸(3500円)が良かったのと、何らかの理由に拠る格安賃貸物件なんでしょうね。
志村けんさんの小山田先生が就職の斡旋をしたり、権藤家の会話を偶然聞いてしまったりと、最近、物語の展開上、都合のいいことばかり生じるのが気になりますが、窪田さんたちの演技がそれを補っていますよね。
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まるで詩のよう (megumi)
2020-05-09 22:53:07
コウジさん  こんばんは。

今週は苦悩の連続でしたね。
音と裕一の絆の強さで乗り切ったというか
権藤家が理不尽過ぎたというか・・・。
主演の二人の演技力が際立ちましたね。

>音がいれば、裕一は『選ばれる人』になれる。
 音楽の神は裕一に音を与えたのだ。

詩のような表現ですね  素敵です。



野暮なことを言いますが
裕一の実家からの援助は期待できない状況。
音の実家は 日本の音大進学までは面倒みれると言っていましたが
あの(借家か買い取り物件か分かりませんが)広くて豪華な家に住めるのが腑に落ちません。
一間限りの質素な住まいからのスタートにして欲しかったです。
コロンブスレコードが提示した年俸が多いのことに 吟がたまげていましたが
若い駆け落ち夫婦の身の丈に合っていない気がします。


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