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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

1ドル150円に突入!~輸出企業を活かすか、国内市場を殺すかのトロッコ理論ですね

2022年10月22日 | 事件・出来事
 ついに円が1ドル150円に突入。

 まあ、円安にもメリットはあるんだけど、
 国内で生活している、僕たち庶民には恩恵は少ない。
 ネット掲示板の言葉を引用すればこういうことだ。

・海外に販路がある企業はみんな儲かってる
 海外生産してそのまま海外販売してるような
 コングロマリット企業は過去最高益になってる
 地獄なのは国内販売や国内製造
 物価高で利益が全然出ない


・中小でヤッバイのは
 原料や資材を輸入して国内で売る系やね
 給料据え置き買い控え圧力で価格転嫁がムズい
 体力ないとこは廃業かな


・円安の恩恵受けられるのは製品を直接海外に売れる者だけだぞ
 大企業にぶら下がる部品メーカーなどは価格転嫁できずに苦しむだ


 つまり単純に言えば、
 今まで100ドルの商品を売れば11000円だったのが、今は15000円になり、4000円も利益が上がる。
 でも製品の原材料は海外に依存しているから高く仕入れなくてはならない。
 電気代の元になる石油もそうだし、農家の肥料もそうだ。
 だから原材料費が高騰しているので実はそんなに儲かっていない。
 国内で完結している企業はもちろん、輸出企業も「円安万歳!」と単純に喜べない。
 おまけに新興国が台頭してきて、日本製品はそんなに海外で魅力的でなくなって来ている。
 ネット掲示板の言葉を引用すれば次のやりとりが示している。

・昔、日本が高度経済成長の頃は1ドル360円、
 ジャパンアズナンバーワンの本が書かれた頃は1ドル200円台、
 そしてバブル最盛期は1ドル140円台。
 日本の繁栄はほとんど為替に依存しているんだよ
          ↑
・高度経済成長期の頃の円安と今の円安じゃ話違うんだけど(笑)
 今は周りのアジアの勢いの方が凄いし、日本の労働者は日本に見切り付けて海外に逃げてる
 こんな状況で何を生産して売るんだよ、この国で(笑)


 おまけに頭のいい企業は、現地生産→現地販売をする。
 別に日本で作って海外に輸出する必要はない。
 結果、何が起こるかというと、日本の空洞化。
 輸入原材料費に頼る企業は利益が出ずどんどん倒産していく。円安倒産。
 日本の土地や有力な企業はどんどん外国人に買われていく。

 では、どうするか?
・資産のある人はドルを買う。
 結果、円安が加速するけど……。
・海外に出稼ぎにいく。
 何かの記事で読んだが、年収400万の寿司職人さんは海外だと年収8,000万になるとか?

 人材が流出して、有力企業は外国に買われて、国内企業は倒産して、
 いずれにして日本が空っぽになることは確かだ……。
 これ以上の円安はかなりまずいと思うが、岸田文雄首相は何もしない……。

コメント (3)
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