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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

悲報! 政府、「重症者以外は自宅療養」の方針を打ち出す~そんな中、オリンピックで大騒ぎ!

2021年08月03日 | 事件・出来事
 政府が「重症者」および「重症リスクの高い人」以外を原則自宅療養にする方針を決定した。

 これの問題点はふたつ。

・「重症者リスクの高い人」の基準は何か? 
  誰がどう判断するのか? これって事実上のトリアージュ(患者選別)?

・「中等症の患者」は入院対象にならないのか?
  中等症って重症じゃない感じがするけど、実際は大変なんだよな……。
  中等症1~肺炎&呼吸困難。
  中等症2~自力呼吸ができず酸素吸入が必要。

 

 まずいな。
 現状では「中等症患者の入院はむずかしい」と腹を括った方がいい。
 中等症患者は自宅で、のたうちまわることになる。
 政府や東京都のメッセージはそういうことだ。
 
 東京都の自宅療養者は2日時点で、12,161人(1ヶ月前の12倍)。
 保健所の電話などでの健康観察も限界に来ているらしい。
 罹ったら血中の酸素濃度を測るパルスオキシメーターとか貸してくれるのかね?

 こう書くと、「不安を煽るな」って言われそうだけど、現実はこういうことじゃないの?
 これが「医療崩壊」ってことじゃないの?
 …………………………………

 こんな中、アスリートの方には申し訳ないけど、
 オリンピックのニュースで彼らの満面の笑みを見たりすると、萎える。
 平時ならともかくこんな状況下、スポーツで元気や勇気をもらえません。

 茂木健一郎や猪瀬直樹はツイッターで、
 読売の世論調査(オリンピックをやってよかった~77%)を引用して、
「やっぱり五輪をやって正解」
「日本人はやわらかい心を持っている」
 と発言。
 何かすごく腹が立つんだけど。
 彼らは上の現実を見ているのか?
 これを指摘すると、彼らは「五輪と感染拡大に関係はない」って言うんだよな。
 菅義偉も記者会見で同じことを言ってた。
 読売新聞も社説で「関係がない」って言いやがった。
 だったら、そのファクトを出せよ。

 オリンピックはたかだか2週間のイベントで、今週8日には終了する。
 今はメダルラッシュで高揚しているかもしれないが、そんなものは一時的な気分。
 ただのお祭りで、時が経てば、たちまち霧散する。
 もし、このまま感染拡大が続けば、高揚感など吹き飛んで、とんでもない現実を見ることになる。
 一時的な高揚感のために、その後、何ヶ月も苦しまなくてはならないのか?
 まあ、猪瀬直樹が政治的立場からこう語るのはわからなくもない。
 だが茂木健一郎は脳科学者なんだろう。
 人間の感情や気分なんて頼りないことをわかっているはず。

「コロナはただの風邪」
「欧米と比べれば、さざ波」
「若者は軽症で済む」
「感染3000人でも死者はゼロ」
「感染者ではなく重症者で考えるべきだ」
「インフルエンザも自宅療養している」
 という発言も散見するけど、これって罪だよな。
 これで人々の気が緩む。
 街は人でいっぱい。

 これらの発言を「正常性バイアス」っていうんだろうけど、
 もし彼らの言うことが本当なら、マスクなんかせずに自由に活動しよう!
 でもコロナに罹って、家でのたうちまわりたくないんだよな。
 仮に入院できたとしても、人工呼吸器を気管に突っ込まれる。
 仕事もできなくなるし、人によっては味覚障害などの後遺症もあるらしいし。


※関連記事
 入院患者以外は原則自宅 政府、宿泊療養を限定 感染増加地域(毎日新聞)

コメント (6)
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