平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

相棒17 「ブラックパールの女」 ~新キャラクター・遠峰小夜子登場! 「わたし、確かめてみたかったんですよ。 拘置所の中にいて、人を思いどおりに動かせるかどうか」

2018年11月22日 | 推理・サスペンスドラマ
「わたし、確かめてみたかったんですよ。
 拘置所の中にいて、人を思いどおりに動かせるかどうか」

 新キャラクターの登場である。
〝ブラックパールのネックレス〟と〝雑誌の記事〟を見ただけで、その背後に妻の嫉妬と殺人事件があることを見抜く女。
 その名は遠峰小夜子(西田尚美)。
 小夜子は拘置所の中にいながら、右京さん(水谷豊)たちを動かして事件を解決してしまった。
「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクター博士ですね。
 弁護士の連城建彦(松尾諭)に言わせると、右京さんに匹敵するモンスター。
 僕は西田尚美さんのファンなので、こういうモンスター役を今後も見られると思うと、ワクワクする。

 しかし、ミステリーとしてはイマイチ。
 ドライアイスのトリック自体はいいのですが、すべてにおいて偶然要素が多すぎる。
 たとえば、
・パソコンにドライアイスの注文履歴が残っていた。←フツー消すだろう。
・ドライアイスを手に取った時の手袋も残っていた。←フツー棄てるだろう。
・風呂の天井の蓋が開いていた。←フツー閉めるだろう。
・シンガポールの学会の画像にブラックパールのネックレスをした女性が写っていた←もし、これが見つからなければ真相にたどり着かなかった。
・スーツのポケットにブラックパールのネックレスのレシートが残っていて妻が見つけた。
・ブラックパールのネックレスをシンガポールの女性に贈っていた理由を妻に告げなかった。
 犯人は杜撰すぎるし、真相にたどり着くまでがご都合主義。
 冠城(反町隆史)が模造品のブラックパールのネックレスを見て推理を間違うのは遊びとしてよかったのですが。

 とりあえず、今回は遠峰小夜子登場編ですね。
 青木(浅利陽介)などのキャラクターがイマイチなのでテコ入れをした感じでしょうか?

コメント
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