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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

西郷どん 第29回 「三度目の結婚」~吉之助と糸、ふたたび! 雪篷も再登場して〝おっさんずラブ〟ふたたび! 「西郷どん、わしを嫁にせえ!」(笑)

2018年08月06日 | 大河ドラマ・時代劇
 吉之助(鈴木亮平)と糸(黒木華)、正直者どうしの結婚話。

 糸はごまかさず、「わたしが離縁されたのは子ができんかったからです」と正直に言う。
 吉之助も正直に、「女子に惚れとるヒマはない。家のために嫁に来てくれ」と言う。

 誠実な糸には、同じく誠実さで応えなくてはならないと吉之助は考えたのであろう。
 もっとも吉之助はこんな本音も糸に語った。
「おいは日本中がひっくり返るような、とんでもないことをしようとしちょう。
 糸どんなら、おいの志をわかってくれるような気がしもした。
 ひとりでもわかってくれる人がいたら心強か」

 吉之助は〝恋愛の対象〟というよりは〝同志〟として糸を求めたのかな?
 あとは〝気心の知れた幼なじみ〟であることと〝芯の通った強い女性〟であること。

 何しろ吉之助には愛加那(二階堂ふみ)がいる。
 糸に求婚する前日には、愛加那にもらった貝を見ていた。
 まあ、吉之助と糸は時間をかけて夫婦になっていくのでしょうね。
 気心の知れた尊敬し合える人間どうし、きっと上手くいくに違いない。

 一方、糸への想いとしては大久保(瑛太)の方がずっと強そう。
 そんな大久保の想いに勘づいて、糸と吉之助をくっつけようとした大久保の妻・満寿(美村里江)はなかなかしたたか。
 満寿さん、いいキャラです!
 吉之助も大久保も彼女の手のひらの上で転がされている。

 もっとも、そんな正直者の吉之助だが、政治の場ではウソをつく。

 倒幕を決意した吉之助は、久光(青木崇高)の歓心を得るために媚びへつらい、涙する。
 久光は参勤交代を復活させた強権的な幕府に腹を立てているから、これを利用しない手はない。
 媚びへつらいは、倒幕のための布石なのだ。
 とはいえ、久光は〝倒幕〟や〝長州と組むこと〟なんて微塵も考えていないだろうけど。

 …………………

 あとは〝おっさんずラブ〟ふたたび。

 雪篷(石橋蓮司)が島から帰ってきて、
「西郷どん、わしを嫁にせえ!」(笑)

 大久保と吉之助が密談していると、「お前ら、まさか!?」と疑われる(笑)

 最近のテレビ製作者は〝おっさんずラブ〟を匂わせれば数字がとれると思っているみたい。
 自民党の杉田水脈は「LGBTは生産性がない」と発言して批判されたけど、2018年の国民は〝おっさんずラブ〟が大好き!

 AKBのゆきりん(柏木由紀)も、お園役で登場!
 ゆきりんは鹿児島出身だしね。
 僕はかつてゆきりん推しだったから感慨深いものがある。

 糸の父親も、いい感じの存在感。
 迷う糸に「自由に思いのままに生きろ」と背中を押し、子供の世話をしろ、と叫ぶ姉嫁を叱りつける。

 これらはドラマの小技なんですが、調味料として良いアクセントになっています。

コメント (2)
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