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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

朝まで生テレビ~竹中平蔵のインチキと上から目線! 自民党区議と番組ディレクターのヤラセも発覚!

2016年01月04日 | 事件・出来事
「竹中さん、去年も同じこと言ってましたよ」
 大晦日の「朝まで生テレビ」で、民主党の辻元清美議員が竹中平蔵氏に言ったツッコミだ。
 竹中氏は言った。
「アベノミクスは上手くいっている。これから良くなる」
 これに辻元議員は「去年も同じことを言っていた」とツッコんだわけだが、まさにそのとおり。
 いったい、アベノミクスの恩恵は、いつわれわれ庶民に降りてくるのでしょう?
 いつまで待てばいいのでしょう?

 まったく経済学者って言うのはいいよね。
「これから良くなる」
 を繰り返していればいいのだから。
 そりゃあ、経済は人間の営みだから理論どおりにいかないのはわかるけどさぁ、1年前に言ったことが外れたのだから少しは恥ずかしく思ったらどうだろう。
 これでお金をもらって先生と呼ばれているんでしょう?
 厚顔無恥とはこういうことを言う。

 上手くいかないと、他人のせいにするのも竹中平蔵氏の特徴。
 竹中氏は、消費税をUPしたから未だに不況なのだと言い訳する。
 あるいは、労働流動化がなされていないから、アベノミクスはイマイチなのだと偉そうに語る。
 労働流動化。
 つまり、時代の流れについていけない、成長の余地のない会社はどんどん倒産しろ、そうして生まれた失業者が他の儲かっている会社に再就職することで経済が活性化するという考え方だ。
 言い換えれば、倒産礼賛、失業礼賛だ。
 まあ、産業も企業も永遠に続くものでないから、言いたいことはわかるんですよ。理論としても正しいと思う。
 だが、理論と現実は違う。
 再就職と言ったって、派遣や非正規、パートといった形で、どんどん待遇が悪くなってくのが日本という国の現状だ。
 竹中氏の言っているのは、おそらくアメリカ型の社会なのだろうが、もし、そうなら格差はどんどん拡がるね。

 格差拡大について、竹中氏はこう言い訳した。
 格差拡大は世界では当たり前のこと。日本の格差は少ない方だ。
 これも正しいデータなのかもしれないが、竹中氏の経済学は、上からの経済学ですね。
 神様が天上から地上を見ているように、数字だけで経済を見ている。
 つまりマクロ経済学。
 そこには庶民の生活や苦労や痛みはない。
 生活者の苦労や苦しみなどはくだらないものとして切って捨てる。
 そりゃあ、竹中氏は財産や貯金をいっぱい持ってるからいいかもしれないけど、世の中には貯金ゼロの世帯が3割もいるんですよ。
 この竹中氏の発想は、秀才の官僚的発想ですね。
 数字とデータだけを見て、すべてがわかったように思っている。
 竹中氏のような経済学者をのさばらせてはいけない。

 話は変わるが、番組ではヤラセがあったらしい。
 大田区で建設板金業を営む番組観覧者のひとりが、現在の状況について
「民主党政権の時よりは、よくなったかなと、そういう印象はあります」
 と発言したのだが、その人物は何と自民党の区議会議員だったのだ。
 名前は、大森昭彦大田区議(63)。
 大森氏が建設板金業を営んでいるのは本当なのだろうが、「わたしは自民党の区議です」と名乗らなかったのはアンフェアだ。
 もし名乗っていたら、「民主党政権の時よりは、よくなった」という発言に、視聴者は「自民の区議ならそう言うよね~」とツッコミを入れられる。
 しかも、スポーツ報知の報道に拠れば、大森氏と朝生のディレクターは知り合いで、ディレクターは大森氏が自民党の区議であることを知っていたという。
 だとすると、完全に世論誘導のヤラセではないか?
 朝生も地に落ちたねえ。
 政府からカネをもらったのか?
 番組ディレクターは出てきて説明せよ!
 こんなことをしていたら、朝生やテレビの報道はまったく信用されなくなるぞ。
 この件はネットで指摘されたことで明らかになったようだが、大手マスコミがこのような状況では、権力のチェックはネットに頼るしかない。


※参照記事
 「朝生」で肩書伏せて観覧し意見述べた大田区議「言う必要はない」(スポーツ報知)

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