高浜俊子役の黒木華さんが上手いんですよね。
・篤蔵(佐藤健)が美人の妹を結婚相手と勘違い~俊子はそれを受け入れる。
・変顔。
・篤蔵が自分との結婚の喜びを語ってくれた時のうれしそうな顔。
・のめり込みやすく、飽きやすい篤蔵のことを知った時の戸惑い。
・外まわりの仕事をする篤蔵から何かを感じて、自分から離れていってしまうのではないか、という不安。
・篤蔵のために高価な生地で浴衣をつくりたいと思う気持ち。
・篤蔵が陸軍で料理をつくっていたことがバレて父親が責める中、「今日はどんな料理をつくったんです?」と尋ねる姿~この時、すでに別れを感じている。
・出て行く篤蔵を眠ったふりをして見送り、流す涙。
・娘が傷ものになったと怒る父親に、「離縁しなければ傷ものにならない」と語る聡明さと篤蔵への思い。
これらを黒木華さんは、静かに表現する。
大きな芝居もせりふもなく、ほとんど表情だけで表現する。
篤蔵が<動>の芝居なら、俊子は<静>の芝居。
俊子はただ篤蔵を見つめる。
篤蔵は自分勝手などうしようもない男なんですよね。
視聴者はほとんど感情移入出来ない。
一方、深く感情移入できるのが俊子。
同時に、俊子が篤蔵を愛し、許しているから、視聴者も彼を見放さない。
俊子が応援しているんだから、篤蔵も応援してやろうという気持ちになれる。
上手い作劇だと思います。
大河ドラマ『花燃ゆ』の主人公・文も見つめる女性なんですけど、俊子の方が存在感があるのはなぜだろう?
人物の気持ちがしっかり描かれているからか?
篤蔵を見守る存在は他にも。
兄の秋山周太郎(鈴木亮平)がそうだ。
周太郎は、篤蔵を客観的に見つめ、時に叱咤する。
視聴者も「うん。そのとおりだ」とうなずく。
これまた上手い作劇だと思います。
どうしようもない男・篤蔵。
そんな主人公をやさしく見つめる俊子と客観的に見つめる周太郎。
俊子と周太郎がいることで物語に厚みが出ている。
視聴者もこのふたりがいることで共感できる。
・篤蔵(佐藤健)が美人の妹を結婚相手と勘違い~俊子はそれを受け入れる。
・変顔。
・篤蔵が自分との結婚の喜びを語ってくれた時のうれしそうな顔。
・のめり込みやすく、飽きやすい篤蔵のことを知った時の戸惑い。
・外まわりの仕事をする篤蔵から何かを感じて、自分から離れていってしまうのではないか、という不安。
・篤蔵のために高価な生地で浴衣をつくりたいと思う気持ち。
・篤蔵が陸軍で料理をつくっていたことがバレて父親が責める中、「今日はどんな料理をつくったんです?」と尋ねる姿~この時、すでに別れを感じている。
・出て行く篤蔵を眠ったふりをして見送り、流す涙。
・娘が傷ものになったと怒る父親に、「離縁しなければ傷ものにならない」と語る聡明さと篤蔵への思い。
これらを黒木華さんは、静かに表現する。
大きな芝居もせりふもなく、ほとんど表情だけで表現する。
篤蔵が<動>の芝居なら、俊子は<静>の芝居。
俊子はただ篤蔵を見つめる。
篤蔵は自分勝手などうしようもない男なんですよね。
視聴者はほとんど感情移入出来ない。
一方、深く感情移入できるのが俊子。
同時に、俊子が篤蔵を愛し、許しているから、視聴者も彼を見放さない。
俊子が応援しているんだから、篤蔵も応援してやろうという気持ちになれる。
上手い作劇だと思います。
大河ドラマ『花燃ゆ』の主人公・文も見つめる女性なんですけど、俊子の方が存在感があるのはなぜだろう?
人物の気持ちがしっかり描かれているからか?
篤蔵を見守る存在は他にも。
兄の秋山周太郎(鈴木亮平)がそうだ。
周太郎は、篤蔵を客観的に見つめ、時に叱咤する。
視聴者も「うん。そのとおりだ」とうなずく。
これまた上手い作劇だと思います。
どうしようもない男・篤蔵。
そんな主人公をやさしく見つめる俊子と客観的に見つめる周太郎。
俊子と周太郎がいることで物語に厚みが出ている。
視聴者もこのふたりがいることで共感できる。