平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

「日本の極論」 体育の授業を廃止せよ!~既存のものを壊すということ

2012年01月10日 | バラエティ・報道
 先日の日曜日、何気なくテレビをつけたら『日本の極論』という番組をやっていた。
 内容は、あるテーマについてプレゼンテイターが『極論』を述べ、森永卓郎さん、えなりかずきさん、シェリーさん、江川達也さんらがその正否をジャッジするというもの。

 その中で、面白かったのはスポーツライターの玉木正之さんの極論。
 『体育の授業を廃止せよ』
 理由と趣旨はこうだ。
「日本の体育の授業は軍隊教育の名残である。
 跳び箱は戦場で障害物を跳び越えるためのもの、懸垂は重い銃を担げるようにするためのもの、走り幅跳びは塹壕を跳び越えるためのもの。
 軍隊教育を否定するわけではないが、運動としてはつまらない。
 つまらない運動は苦痛でしかない。結果、子供たちは運動嫌いになる。
 スポーツとは本来楽しいものである。
 だから現在の画一的な体育の授業を廃止し、子供たちがやりたいと思うスポーツ、やって楽しいスポーツに特化して授業にしたらどうか」

 この極論に僕は賛成。
 私事になるが、僕も跳び箱、懸垂など大嫌いだった。
 ところがこの二年くらい、スポーツジムでダンスを始めたら、これが面白い。
 ステップをマスターして、自分の動きで動けるようになるともっと楽しくなる。
 週二回のジム通いだが、体重は8キロ減ったし、腰痛・肩こりはなくなった。
 ランニングしても楽に走れるし、気持ちが前向きになった。
 自分の体に関心を持つようになり、日常生活や食事なども気を遣うようになった。
 EXILEやAKB48のダンスのディティールがわかるようになった。

 このように、ひとつの<ダンス>がきっかけになって、どんどん世界が拡がり、健康になった。
 これこそがスポーツのあるべき姿ではないか?
 退屈でつらい体育の授業こそが、日本人の運動嫌いを助長しているのではないか?
 やるスポーツは別にダンスでなくてもいい。
 野球とかサッカーとかテニスとかスキーとか、自分がやって楽しいスポーツがあるはず。
 ただそれをやればいい。そうすれば体を動かすことが楽しくなる。

 ということで、僕は玉木さんの極論に賛成なのだが、多数決による、えなりさんたちの判定は却下。
 却下された玉木さんは「既存のものを壊すということがいかに大変かがよくわかった」とコメントされていたが、これも正論。
 大改革をやろうとすれば、かならず抵抗する反対勢力が出て来る。
 このことは政治の世界を見てみればよくわかる。
 だが、今こそこれまでのものを壊して、新しいものを創り上げていく時期なのだ。
 だから大阪・橋下市長には期待。

 今の時代、〈極論〉こそが大事なのかもしれない。


 
コメント (8)
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