やっと主人公が動き始めた。
8回目にして。
前回(第7回)、竹本祐太(生田斗真)が得た認識はこう。
「好きなことをどれも決められない。どれにもなれそうもない」
「結果を怖がって、じっと見ているだけで踏み出すことをしなかった」
視聴者には、祐太がそういう人だってことはとっくにわかっているんだから気づくのが遅過ぎ!
もっともそんな自分探しをする時期が青春でもあるのだが。
さて祐太は旅に出る。
ママチャリに乗って目標の場所も決めずに、ただ前に進んで。
自転車を漕いで祐太が考えていることは、(成海璃子)たちに対する劣等感。
目的を持ってたどり着けなくて苦しんでいる者と目的がなくて苦しんでいる者。
旅の途中で宮大工の一行に出会い、世話になる。
手先が器用な祐太はノミを使って木を彫るのに楽しみを見出す。
宮大工の仲間からは食事の腕を買われ重宝される。
祐太、自分発見か?
しかし頭領が見れば、祐太の手彫りなどシロウトの技。
宮大工仲間に必要とされて、心地よい場所に安住しているだけ。
自分を発見なんてまだまだ。
この描写はクールでいい。
普通の作劇だったら、ついに自分を見出したと祐太が言って話を締めたい所。
簡単に自分探しが達成されてしまったら、今での時間は何だったんだということになってしまう。
しかし、祐太は確実に成長している様だ。
宮大工たちの中にいる自分を「心地いいから安住しているだけ」とちゃんと理解している。
それではダメだと思って旅立つことが出来る。
祐太、魅力的なキャラになって来たぞ!
ラストの祐太の認識はこう。
「目的地がないことが怖くなくなった。旅の果てに何もなくても大丈夫。ともかく前に進もうと思った」
以前は目的地を探してもがいているだけだったが、今は前に進んで見えてくる景色を楽しもうという気持ちになっている。
今回、見えてきた景色は宮大工たちとのふれあい。
祐太は少し強くなった。
旅は若者を大人にする。
現にはぐみは祐太の手紙に元気づけられた。
四つ葉のクローバー付きの手紙。
はぐみの描いた四つ葉のクローバーの絵を見て、実際の四つ葉のクローバーを見つけようと思えるのは祐太じゃなくては出来ないこと。
森田 忍(成宮寛貴)じゃ絶対やらない。
これが祐太なのだ。
本人は気づいていないが、はぐみのためにクローバー付きの手紙を送れることが祐太なのだ。
さあ面白くなってきました。
8回目にして。
前回(第7回)、竹本祐太(生田斗真)が得た認識はこう。
「好きなことをどれも決められない。どれにもなれそうもない」
「結果を怖がって、じっと見ているだけで踏み出すことをしなかった」
視聴者には、祐太がそういう人だってことはとっくにわかっているんだから気づくのが遅過ぎ!
もっともそんな自分探しをする時期が青春でもあるのだが。
さて祐太は旅に出る。
ママチャリに乗って目標の場所も決めずに、ただ前に進んで。
自転車を漕いで祐太が考えていることは、(成海璃子)たちに対する劣等感。
目的を持ってたどり着けなくて苦しんでいる者と目的がなくて苦しんでいる者。
旅の途中で宮大工の一行に出会い、世話になる。
手先が器用な祐太はノミを使って木を彫るのに楽しみを見出す。
宮大工の仲間からは食事の腕を買われ重宝される。
祐太、自分発見か?
しかし頭領が見れば、祐太の手彫りなどシロウトの技。
宮大工仲間に必要とされて、心地よい場所に安住しているだけ。
自分を発見なんてまだまだ。
この描写はクールでいい。
普通の作劇だったら、ついに自分を見出したと祐太が言って話を締めたい所。
簡単に自分探しが達成されてしまったら、今での時間は何だったんだということになってしまう。
しかし、祐太は確実に成長している様だ。
宮大工たちの中にいる自分を「心地いいから安住しているだけ」とちゃんと理解している。
それではダメだと思って旅立つことが出来る。
祐太、魅力的なキャラになって来たぞ!
ラストの祐太の認識はこう。
「目的地がないことが怖くなくなった。旅の果てに何もなくても大丈夫。ともかく前に進もうと思った」
以前は目的地を探してもがいているだけだったが、今は前に進んで見えてくる景色を楽しもうという気持ちになっている。
今回、見えてきた景色は宮大工たちとのふれあい。
祐太は少し強くなった。
旅は若者を大人にする。
現にはぐみは祐太の手紙に元気づけられた。
四つ葉のクローバー付きの手紙。
はぐみの描いた四つ葉のクローバーの絵を見て、実際の四つ葉のクローバーを見つけようと思えるのは祐太じゃなくては出来ないこと。
森田 忍(成宮寛貴)じゃ絶対やらない。
これが祐太なのだ。
本人は気づいていないが、はぐみのためにクローバー付きの手紙を送れることが祐太なのだ。
さあ面白くなってきました。