平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ヘキサゴン 冬の京都SP

2008年02月21日 | バラエティ・報道
 これを見ると普通の旅番組がつまらなくなりますなぁ。

 内容はテストの順位によって出演者の京都の旅が違ってくるというもの。
 テスト上位の渡辺正行、山本モナらは豪華リムジンの京都。
 テスト中位のアンガールズ、里田まいらは京都に関わる3つの暗号を解いて目的までにたどり着くというもの。(この暗号を解くために質問カードを使うことが出来るが、カードを使えば食べられる夕食が減ってしまう)
 テスト下位のスザンヌ、野久保、上地らは5000円と地図、鹿せんべいを渡されて奈良に目隠しで連れて来られる。(本人たちはここが奈良であることを知らず、京都だと思っている)果たして6時までに目的地にたどり着くことができるか?

 これらを通して京都の旅が描かれるのだ。
 アンガールズらに与えられた暗号の場所は、高台寺の坂本龍馬の墓(京を見下ろす龍馬の眠る地)、京都タワー(京都を照らす高いロウソク)、円山公園の龍馬と中岡慎太郎の像(円山にシシが立つ)。
 これで京都観光が楽しめる。(京都に龍馬のお墓があることを知らなかった)

 面白い仕掛けだ。
 単純に京都の名所旧跡を紹介されるより、ずっと楽しい。
 出演者たちのキャラクターも楽しめる。
 こうした点で日本のバラエティは実に練り込まれている。
 逆に言えば、工夫のない従来どおりの作り方ではダメだということ。
 
 奈良に下ろされた3人の旅も面白かった。
 渡辺正行さんが「はじめてのお使いを見る様だ」とコメントしていたが、まさにそのとおり。
 最後まで下ろされた場所が奈良だと気づかなかった野久保さん。
 やたら鐘を鳴らしたがるスザンヌ。
 駅を探すために山に登る上地さん。
 偉大だ。発想が違う。
 どこまでが作り込みかはわからないが、普通タイムリミットが決まっていれば、目的地に向かって全力を尽くすだろう。
 おまけに上地さん、鹿に目的地を示した地図を食べられてしまう。笑いの神が降りてきたハプニング!
 そして旅先で出会った人との温かいふれあい。
 上地さんにお賽銭をわけてくれた若者。
 スザンヌに金つばを分けてくれた神戸大学の方。バスに乗った小学生にはスザンヌ「バカだ。バカだ」と言われていたけど。

 楽しい旅をありがとうございました。


コメント (6)
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