平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

鹿男あをによし 第6話

2008年02月22日 | その他ドラマ
 キツネの使い番とは誰か?
 ネズミの使い番は?
 目とは?

★謎を解く楽しみ

 ドラマを見る楽しみとして『謎を解く』というのがある。
 それは結構ぜいたくな遊び。

 作者によって提示された材料は次の様なもの。
・キツネの使い番は女。
・懇親会の料亭で会う前に出会っている。
・京都で目を渡すことになっていた。
 目に関しては
・小治田史明(児玉 清)が料亭から布に包んで持ち帰った物。
・飛鳥の銅鏡。
・重さんの陶器。
 キツネ、ネズミの使い番の候補者として怪しいのは
・堀田イト(多部未華子)、長岡美栄(柴本 幸)、福原重久(佐々木蔵之介)、小治田。今回の話で長岡先生のキツネはなさそうだが。
 その他の要素としては
・「富士山は絶対に爆発しません」と言った長岡の言葉。
・イトの涙。

 さて、ここでシャーロック・ホームズになって推理。

 ネズミの使い番だが、長岡先生ではないか?
 キツネと思わせたのは作者のミスリード。
 料亭でネズミの長岡は『目』をすり替えて、八ッ橋を与えた。
 「キツネ女」と小川孝信(玉木 宏)に言われて怒ったのは、自分がネズミだったから。
 小治田教頭のネズミ説も有力だが、これも作者のミスリード。
 小治田は単なる考古学おたくで、小川につきまとって『目』を探しているだけ。

 そうなるとキツネの使い番は誰かということになるが、藤原道子(綾瀬はるか)説を採りたい。
 料亭で『目』を渡せなかったのは、前後不覚に酔っぱらってしまったから。(→ギャグになってしまうが)
 今回、長岡に聞くようけしかけたのは、長岡=キツネ説を否定し、自分がキツネであることに気づいてほしかったから。
 飛鳥などに連れて行ったのは、『目』のヒントを小川に与えようとして。
 でも、キツネ=イト説も捨てがたい。
 彼女は何らかの呪縛があって奈良から移動できないとか。

 結局分からなくなってしまったが、こうして「ああでもない。こうでもない」と楽しめるのは、このドラマの楽しみ。
 こうした謎解きは推理ドラマの独壇場だったが、この作品の様に描かれるのは珍しい。
 すべてがきれいに説明されて、事件が解決する最終話が見逃せない。
 そして小川の成長も。

※今回の綾瀬はるか
 ウジウジとあきらめモードの小川を叱って
 「小川先生は鹿男じゃない。馬鹿男です!」

 文字にすると面白さが伝わってくるけど、音だけだと面白さは半減。
 今回は小川センセの方が面白かったな。
 長岡に
 「先生は油揚げが好きですか?」
 自分に対する長岡の態度を分析して
 「間違いない!」
 この次に視聴者が予想するのは「長岡先生はキツネの使い番だ!」というせりふ。
 しかし……
 「長岡先生は俺に惚れている!」(笑)


コメント (2)
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