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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

漫画家・倉田真由美さん、野菜の高騰を高齢者のせいにする。責めるべきは他にあるのに……

2024年12月28日 | 事件・出来事
 漫画家の倉田真由美氏がXでこんなポスト。

「普通に働いているのに野菜の高騰で買い控えが起きる、これはもう異常事態。
 抜本的な解決のためにはもう、社会保障費削減しかないと思う。
 今の日本は、おばあちゃんの湿布代のために子どものカレーににんじんを入れられない状態」


 おばあちゃんの湿布代と子供のカレー人参。
 どうしてこっちの方向に行くのかなぁ……。

 おばあちゃんの湿布と子供のカレーの人参──両方、手に入れられるようにするのが政治だろう?
 というか、カレーの人参もそうだが、おばあちゃんが湿布も貼れない社会って、どうなのか?

 削るべき政府のムダは他にいっぱいある。
 たとえば、少子化に少しも役に立っていない子供家庭庁の予算7兆円。
 これも効果を発揮するとは思えない男女共同参画の予算9兆円。
 リニアも要らない。万博も誰が望んでいるんだ。

 そして円安。
 肥料、農業機械の燃料代、電気代に影響を与えて人参の価格に影響を与えている。

 税金は五公五民。
 だから使えるお金が少なくて、子供のカレーから人参がなくなる。

 倉田真由美氏は責める所を間違えている。
 それに現在の農業を担っているのって、湿布を貼ってる高齢者だぞ。
 ………………………………………………………

 倉田真由美さん、最近マンガを描いているのかな?

 描けていないと思う。
 心が歪んでいるから人の心を打つ作品など描けない。
 歪んだ心から生まれる作品もあるが、湿布と人参では薄っぺらだ。
 生まれる作品はたかがしれている。
 もし、この方向に進みたいのなら、倉田真由美さんは自分の心の醜い暗闇を見つめるべきだろう。
 倉田さん、才能が枯れてしまったのかな?
 その焦りが心をいびつにしてしまったのかな?

 と、偉そうなことを書いてしまった……。

 ちなみに僕は笑える、愛にあふれた、明るい作品を見たり読んだりしたい。
 世の中には、今回の倉田真由美さんのような、愚かで、心を萎えさせる言葉が溢れているから。

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石破首相、維新の前原誠司と組むらしい~国民民主党はハシゴをはずされた?

2024年12月22日 | 事件・出来事
 石破首相、国民民主を捨てて、日本維新の会・前原誠司と組むようだ。
 自民・公明・維新で過半数獲得。
 これで国会運営が楽になる。
 来年度予算も通せる。

 維新・前原誠司氏を味方にするエサは「教育無償化」の実現。
 この方が国民民主党の「103万円の壁打破」「178万円まで引き上げ」よりは安くつく。
 財務省も税をいじらなくていいので賛成する。
 あとは、教育無償化実現のための予算をどこから持って来るか?

 国民民主党の玉木雄一郎氏、完全にハシゴを外されたな……。
 現状では103万円の壁は上限123万で落ち着きそうだ。
 だが、これではたいした減税効果はない。
 完全に骨抜きにされた。
 さて、ここからが玉木氏と国民民主の政治力が試される。
 与党からは「たかだが28議席の政党が偉そうにするな」という批判が出ているとか。
 …………………………………………

 それにしても前原誠司という政治家はおかしな動きをするよな。
 小池百合子の希望の党と合流して民進党(旧・民主党)を潰した。
 希望の党に残った議員が「国民民主党」を作ったが、
 前原氏は「教育無償化を実現する会」をつくって国民民主から離脱。
 その後「日本維新の会」に合流して、維新の会の代表に。
 信念がどこにあるのかわからない。
 フラフラしている。

 まあ現状、前原氏は「国民民主の103万円の壁の政策の実現にも協力する」と言っているが、
 果たして?
 来年3月の予算成立時には賛成して裏切るのでないか?

 でも、それでいいのかな?
「103万円の壁」を骨抜きにした政党として、日本維新の会は来年の参議院選挙で大負けするぞ。
 大阪万博も入場者が少なくて赤字になるだろうし。

 これで「前原誠司の行く政党は必ず潰れるの法則」が実現する。
 民進党しかり、希望の党しかり、そして維新の会?

 石破首相と前原氏は「鉄道オタク」で親しい。
 石破首相としては、よくぞ前原氏が維新の代表になってくれた、と喜んでいることだろう。

 一方、立憲民主党。
「政策活動費の廃止」は何とか実現したようだが、国民にはあまり刺さっていない感じ。
 現在おこなわれてる政倫審も成果をあげることなく終わりそう。
 立民は「政治とカネ」にこだわっているが、国民が望んでいるのは「経済」じゃないのかな?

 来年の政治の世界、果たしてどう動くのか?

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立民・徳永エリ議員の発言に批判殺到!~立憲民主党、頼むから変わってくれ! もううんざりだ

2024年12月18日 | 事件・出来事
 ひさしぶりに政治&立憲民主党の話。
 立憲民主党は「政策活動費の廃止」に何とかこぎつけたようだ。
 これはひとつの成果。
 国民民主党に話題をもっていかれがちなので、もっとアピールするといい。
 でも立民はアピールが下手なんだよな。
 相変わらずお上品で貪欲さが足りない。
 まあ、一般の人には「政策活動費」よりは「103万円の壁」の方がわかりやすいという面もあるが。

 政治資金改革で残された課題は「企業団体献金の廃止」。
 立民がこれを達成できればすごいんだけど、果たしてどうか?
 自民党は抵抗。
 国民民主も前向きではない。
 ただ、ここは立民の攻め所。
 自民党はもちろん、国民民主党も叩ける。
「国民民主は政治資金改革に後ろ向きだ!」
「国民民主は自民党の補完政党だ」
 とアピールすればいい。
 でも、これができないのが立憲民主党。
 ケンカ下手でお上品だ。
 他党はもっと貪欲だぞ。
 ……………………………………………………

 立憲民主党の足を引っ張っている議員もいる。
 立憲民主党の徳永エリ衆議院議員だ。

 お米の値段、野菜の値段が高騰している中、
 徳永氏は自身のXで──

『農作物の価格が高くなっても、農家手取りが大幅に増えるわけじゃない。
 頑張って収入を増やしても、円安の影響で生産コストが高止まり。
 肥料、飼料、燃油、電気、箱や袋代、出面さんの人件費、農協の施設利用料、輸送費等々。
 消費者の皆さんに理解して欲しいな』


 まあ、農家の皆さんが大変のはわかるよ。
 でも大変なのは一般消費者も同じ。
 現在、通常のお米の価格は5キロ3000円~3500円くらいだが、以前は2000円で買えていた。
 50%~70%の値上がりだ。
 その他の物価もあがっている。
 それなのに徳永エリ氏は「3000円~3500円のお米を容認しろ」と言う。

 これ、政治家としては最低。
 負担を一方に押しつけて「我慢しろ」というのなら政治家なんか要らない。
 農家・一般消費者、両方の問題を解決するのが政治家だ。

 具体的に言えば
『食品消費税をゼロ』
 にすること。
 英国、韓国などの海外では食品にかかる税がゼロなのは当たり前だ。
 なぜ日本でこれができない?

 やるべきことは明白なのに立憲民主党のほとんどの議員は──
「緊縮財政派」
「プライマリーバランス重視」
「財務省の言いなり」

 先日の共同通信の世論調査で、立民は国民民主党に支持率で抜かれたが、
 このままではどんどん落ちるだろう。
 なぜなら国民に寄り添っていないから。

 ということを書いていたら、
 立民の江田憲司さんが「食品消費税をゼロ」にする勉強会を立ち上げたというニュースが入って
 来た。
 来年の参議院選の公約に盛り込むべく行動するらしい。

 時計の針を戻すことはできないが、
 仮に立憲民主党の代表が野田佳彦氏でなく、江田憲司さんだったら今の状況は大きく違っていた。
「103万円の壁」でなく「食品消費税ゼロ」が話題の中心になっていて、世論も後押しして、おそらく実現していた。

 すべては野田佳彦を代表にした結果。
 立憲民主党には期待して、何度も裏切られて来たが、お願いだから変わってくれ。
 野田佳彦を中心にした立憲民主党にはうんざりだ。
 変われないのならこのまま衰退するぞ。

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韓国の戒厳令事件で、日本国憲法・第十二条について考える~憲法が保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない

2024年12月06日 | 事件・出来事
 韓国・尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の戒厳令事件。
 民主主義を守るために、さまざまな人がいろいろなことをしたようだ。

 まずは軍。
 市民に銃を発砲しなかった。
 下された命令がおかしいと考えたことと国民に銃を向けないという軍人の矜恃がそうさせたのだ。
 国防大臣はヘリコプターで軍を国会まで運ぼうとしたが、
 韓国空軍はヘリコプターが空軍に支配空域を通過することを拒否。
 結果、ヘリコプターの部隊は国会に到着するのが40分遅れて、
 その間に国会議員は国会に入ることができて戒厳令解除決議をすることができた。

 軍の一部は国会に入って国会議員の入場を阻止しようとしたが、
 解除決議が出ると、下の画像のように市民に謝罪。

 

 国会議員の動きも速かった。
 野党の「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は「非常戒厳発令」を知ると、
 SNSで、それが不当であることを語り、国会議員と市民に国会に集まるように呼びかけた。
 結果、2000人の市民が集まって抗議。
 それが以下の画像。

 

 国会議員も戦った。
 元キャスターで議員の女性は軍人の銃をつかんで抵抗。

 
 ※もし発砲されていたら、どうなっていたんだろう? 何事もなくてよかった。

 このように、今回の戒厳令事件を阻止できたのは、
『軍人、市民、議員が自分の頭で考え、行動した』結果である。

 まあ、野党側にも弾劾決議を次々と出すなど、行き過ぎの行動があったことが報じられているが、
 尹錫悦大統領の強権発動はおかしいと言わざるを得ない。
 野党の行動に理不尽を感じていたのなら、堂々と国民に語ればよかった。
 ………………………………………………………

 さて、われわれ日本。
 日本国憲法・第十二条には次のようなことが書かれている。

『この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない』

 憲法で謳(うた)われている民主主義は放っておけば簡単に壊れてしまうものなのだ。
 だから僕たち国民も民主主義を維持するために不断の努力をしなけれならない。
 今回の韓国市民、国会議員、軍のように。


※追記
 日本国憲法・第十二条では上記の他に次のような条文も書かれている。
『又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ』

 この条文がなかなか厄介。
『公共の福祉』のためには自由や人権は制限されてもいい、と拡大解釈する政治家がいるのだ。
 では『公共の福祉』とは何なのか?
 それはまた別の機会に。

 いずれにしても、憲法のもとに国家のあらゆる行為はおこなわれる。
 国民の権利や生活はすべて憲法によって保障されている。
 だから憲法改正には慎重になりましょう。
 憲法が保障する権利は不断の努力で守っていきましょう。
 後の世代のためにも。

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韓国の戒厳令事件で『緊急事態条項』のヤバさを実感した~理由を作れば簡単に独裁者になれる

2024年12月04日 | 事件・出来事
 韓国・尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の戒厳令。
 大統領夫人のスキャンダルなどで、議会は4日に辞任決議をおこなおうとしていて、
 それを阻止するものだったらしい。

 戒厳令の大義名分は、
「北朝鮮の意を受けた野党勢力が政府転覆を狙っている」

 これを理由に軍隊・警察を動かし、国会封鎖。
 あらゆる政治活動やデモの禁止。

 議員や市民が「戒厳令の解除」を求めて国会前に集まり、門を突破。
 深夜1時 国会に190名の議員が緊急集合。満場一致で戒厳令の解除が決定。
 一部、与党議員もさすがにおかしいだろうと戒厳令解除に賛成。

 僕は先日、韓国旅行に行っていて、そんな気配などまったくなかったので驚きました。
 写真も撮って来たのでアップします。

 
 漢江から見た韓国・国会議事堂

 
 宮殿・景福宮の奥に見えるのが、旧・大統領府・青瓦台。
 宮殿の奥にあることが、自分は権力者だぞ、と語っている?
 2022年、今回の尹大統領によって大統領府は龍山に移された。
 …………………………………………………

 さて、ふたたび戒厳令の件。

 この件で、われわれが学ぶべきは──
『権力者の都合によってこうした強権発動が簡単におこなわれる』ということだ。
 それをおこなう理由・大義名分など、どうでもいい。
 簡単につくれる。
 
 日本に当てはめれば、現在憲法改正で論議されている『緊急事態条項』。
 追い込まれた首相が『緊急事態条項』を発令すれば、誰も楯突くことができない。
 国会は機能せず、デモも禁止、言論も封鎖される。
 つまり独裁だ。

 今回の件は『緊急事態条項』のヤバさを教えてくれた。
 さらにいろいろな情報が出て来るだろうが、大いに学びたい。


※追記
 この件に対する、日本維新の会・馬場伸幸元代表のXのポストが的外れで面白い。

『これ日本でやったら大変なことになるでしょうけど一体何が起こっているのか?わかりませんね。
 ただ韓国で起こることは日本でも起きる可能性があるということを自覚しないといけません。
 憲法改正で緊急事態条項を整備すべきです』

 憲法改正をおこなおうとしている野党の元党首がこんな認識……!
 馬場さん、アホやろ。
 絶対、憲法改正をやらせてはならないと実感した。

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兵庫県知事選挙に対するネットの反応~ウソを100回言えば真実になる時代が到来!

2024年11月19日 | 事件・出来事
 兵庫県知事選で斎藤元彦氏が当選した。
 これは驚き! これは衝撃!
 まあ、以前も書いたが、
・都知事選の石丸現象
・衆議院選挙の国民民主党の熱気
 そして今回の知事選と、ネットが熱狂的な世論をつくっているのは確か。
 時代は今までと違うフェイズに入っている。
 この流れはもはや停められない?
 情報化社会はますます混沌として来る。
 ……………………………………………………

 以下はネットの反応

・兵庫マジか
 100人以上の県職員にパワハラを証言され自殺者まで出して、県議会全会一致で不信任された人物が
 当選確実…

・兵庫県職員はみんな転職した方が良いし、今兵庫県庁に就職を考えてる人は絶対にやめたほうが
 いい。
 パワハラがあろうと自殺した職員がいようと、県民がそれを擁護する県なんだから。
 兵庫県で公務員にだけはなっちゃいけない。県民に殺される。

・何が恐ろしいって、職員2人の自死という事実に対して「道義的責任の意味がワカリマセン」と言い放つ斉藤氏より、YoutubeとTikTokばっかり見て「パワハラもおねだりも無かった!斉藤さんは嵌められたんだ!」という物語に易々と飛びつき、斉藤氏に抗議している人に対して躊躇なく暴力を振るう支持者達。

・あれだけ「異常人格のパワハラ知事」としか情報出てこず自分もそう思っていた人が、
 選挙終盤で「実はハメられた」みたいな話が出て、結局勝ってしまった。
 この一連の過程が不気味すぎるのでちゃんと真相を知りたい。
 このままだと自分はいつか簡単に騙されてヒトラーを選んだりしそう。

・ウソも大きな声で100回言えば真実になる。ヒトラーの時代が再来。

・斎藤元彦氏が兵庫県知事に返り咲き。
 ネットでは「職員を死に追いやったパワハラは到底許せない。再選なんて冗談じゃない」という声と、「実は巨悪と戦う紳士なのに、マスコミに潰されかけた」という"神話"が平行線に。
 便利なはずの情報化社会で、フィルターバブルとエコーチェンバーが加速している。
                                 (右翼団体・一水会)

・しかしまぁ、いろんな形のヤバい状況があったわけで。
 酷法と酷刑による恐怖支配
 身分の固定による社会安定
 国民国家の確立による常戦体制
 警察組織を駆使した密偵政治
 ラジオと映画による国民誘導
 で、今度は「ネットde真実」というわけで、また新たな打破方法が必要になっただけのことです。
                                 (ミステリー作家・芦辺拓)
 …………………………………………

 僕は今回の件で「フィルターバブル」と「エコーチェンバー」という言葉を初めて覚えた。
 これを知っておくだけで、少しはネット情報に惑わされなくなる。

 ミステリー作家の芦辺拓さん。
「二十面相」や「ルパン」のような「物語」を書く作家さんだが、Xでは社会派なんですよね。
 僕は芦辺さんの作品を手に取るのですが、
 現実が愚かで空虚過ぎて芦辺さんが書くような「空想物語」の世界に逃げたいから読んでいる。

 芦辺さんが指摘しているように、歴史ではさまざまな形で社会は統治されてきた。
 今後はネットが統治の道具として使われそうだ。
 同時に自民党一強という時代が終わって混沌の時代がやって来た。
 この混沌の時代を制するのは誰か?
 
 それから──
 明日から金曜日まで海外旅行に行くので、コメント返しできなくなります。

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斎藤元彦、石丸伸二、国民民主党への熱狂に同じものを感じる

2024年11月15日 | 事件・出来事
 兵庫県知事選挙。
 パワハラ・おねだり・税金環流で辞任した斎藤元彦前知事が肉薄、再選の可能性も出て来たとか。

 斎藤元知事陣営の主張はザックリ次のようなものである。
・パワハラ、おねだりなんてやっていない。
 自分は改革派知事だから、既得権側の県庁がでっち上げた。
 マスコミもそれに乗った。
・オリックス阪神の優勝パレード税金環流も銀行側が認めておらず、事実確認がなされていない。
・県の職員の方がみずから命を断たれたが、
 それは内部告発の心労に拠るものでなくプライベートの問題が原因。

 あったことがなかったことになる。
 あるいは、
 仮にあったとしても、それは双方の認識の違いであり、
「誤解をまねいたのならごめんなさい」
「傷ついた人がいたのなら謝罪します」
 で切り抜けられる。

 松本人志氏の事件もそうだが、最近はこうした言い訳がまかり通るようになっている。
 まあ確かに、パワハラもおねだりもセクハラも相対的なもの、人がどう捉えるかで違って来る。
 人間の認識とは曖昧なものなのだ。
 それに白黒つける方法は「裁判」であり「選挙」なのだが、これらも正しいかどうかはわからない。
 裏金も「記載ミス」で許されてしまった。
 これが人間社会の限界。
 絶望せずに、そういうものだと思って生きて行くしかない。
 ……………………………………………

 さて斎藤元彦氏の選挙に話を戻そう。

 今までなら落選確実な候補なのだが、なぜ肉薄?
 なぜ異様な熱気?

・斎藤元彦氏のXのフォロワーは今回の選挙で一気に10万人に増えたらしい。
 フォロワーは兵庫県外の人たち。
・街頭演説では山のような人。
 ただ、その画像は生成AIによって手が加えられたものではないかと言われている。
・熱狂的な斎藤支持者がいて、暴力事件で逮捕される。

 これらは都知事選の石丸伸二現象に似ている。
 石丸氏の場合は暴力事件に拠る逮捕者は出ていないが、熱心な支持者がいるのは確か。

 10月の衆議院選の国民民主党への熱狂にも同じものを感じる。

 ここからは憶測だが、今は「ネットで世論を作れる時代」。
 1万人くらいの熱心な支持者がネットでつぶやき、演説場所に行き、動画をネットにあげ、
 ネットのインフルエンサーがこれはアクセス数が稼げると考え、彼らもあげる。
 こうなるとテレビなどのメディアも取り上げざるを得なくなる。
 結果、強い支持を得ているような印象・状況を作れる。

 では、この熱い1万人とはどのような集団なのか?
 ここからはさらに憶測だが、
 石丸氏も国民民主も斎藤元彦氏も同じ集団だと思う。
 社会学者の方はぜひ分析してほしい。

 ネットで簡単に作れる世論や社会現象。
 おそろしい時代になったものだが、もはやこれを止めることはできない。
 今こそ冷静さと理性が求められる。
 
 さて兵庫県知事選。
 17日、どのような結果が出るのか?


※追記
 兵庫県職員の悲痛な訴え~産経新聞にコラムを書く小笠原理恵氏のXの投稿より引用。

・まず大前提として、私は職員です。
 事態が切羽詰まっているため、敢えて発言します。
 知事時代にはたいしてフォロワーもいなかったXのアカウントに突如現れた10万単位の人達。
 それと軌を一にするように斎藤擁護の記事がSNS上に一斉に溢れ始めました。
 それは先の都知事選の石丸氏を見ているようで、続々と新規参戦する「兵庫県には縁もゆかりも興味すらなかったと思われる」県外のインフルエンサーたち。
 ついには政治ゴロの立花某まで乱入して、我が兵庫県はさながらネットによる世論操作の実験場と化しました」

・百条委員会の動画も実際の知事や側近の発言も職員アンケートの結果も兵庫県のHPで公開されています。
 法律も含めいくらでも一次資料が確認できる状況で、YouTubeや「ネットの誰かが言った内容」を鵜呑みにし、故人の思いを踏み躙り、あたかも「自分は目覚めた」かのように「斎藤さんを支持します」などと言う人間を少なくとも私は許すことができません。

・実際のところ、関西のマスコミは斎藤知事が告発された当初は「怪文書」「知事に対する誹謗中傷」として黙殺し、むしろ知事を擁護していました。
 風向きが変わったのは全国誌が取材し始めた頃からで、いよいよボロが隠せなくなったタイミングで一斉に手のひらを返したのです。

・私は職員として県民として、斎藤元彦前知事を断固否定します。
 彼は権力者であり断じて被害者などではない。
 兵庫県にこのような誹謗中傷と暴力の渦巻く政治的混乱をもたらした張本人です。
 万一再選などしたら、全ての疑惑はなかったことになり、勇気を出して証言した職員には報復と粛正が行われて全ての職員は押し黙ることになるでしょう。
 ネットの空気で真実を歪めてはいけない。

 全文はこちら
 小笠原理恵氏のXの投稿
 ※このポストに対するコメントも興味深い。

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玉木雄一郎、不倫騒動~やはり玉木氏はうわべだけの偽者か? 

2024年11月13日 | 事件・出来事
 国民民主党・玉木雄一郎代表の不倫報道。
 あれあれ、一躍注目の人になった途端のスキャンダル!
 脇が甘いよな。
 報道に拠れば、衆議院選直後の10月30日にも会っていたそうじゃないか?
 浮かれているのはわかるが、誰かに見られるかもしれないって思わなかったのかね?
 国民の負託を受けて勝利したのだから、
 今こそプライベートを捨てて国政に邁進すべき時ではないのか?
 玉木氏の政治にかける思いはその程度なのか?

 脇が甘いと言えば、この画像。

 

 謝罪会見の時の原稿がしっかり撮られている。
 廊下で記者に問われた時の対応として、原稿には──
「立ち止まり、しっかりゆっくり答えて下さい(逃げる印象にならないように注意して下さい)」
 しっかり振り付け師がついていたのか……。
 謝罪会見で語られたことも、振り付け師が書いた原稿。
 政治家にスピーチライターはつきものだが、プライベートのことくらい自分の言葉で語れないのか?

 これから起こることは、女性との密会で政治資金が使われていなかったかということ。
 たとえば政治資金収支報告書に「密会のホテル代」が記載されていたらアウト。
 今後マスコミを始め、政治資金収支報告書を読み込む人が出て来るだろう。

 あとは相手の女性のフォローもしてあげて。
 ネットでは、すでに名前と写真がアップされている。
 女性がおこなっていた高松市観光大使の仕事を解任されるかもしれないとか。
 玉木雄一郎氏は「二度と女性と会わない」と言っているようだが、冷たすぎないか?

 玉木雄一郎という政治家。
 やはり薄っぺらい?
 実はうわべだけの偽者?
 政策はいいんだけどね……。
 人間、誰でも生きていれば、脛に傷のひとつやふたつあるものだとは思うが、
 今後の玉木氏の行動で見極めていきたい。

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甘えるな、立憲民主党! 首班指名、無効票にも意味がある

2024年11月12日 | 事件・出来事
 石破茂氏が首班指名投票で、第103代総理大臣に選ばれた。
 立憲民主党は野党票をまとめられず敗退。
 維新、国民、れいわなどの政党はそのどちらにも入れず無効票に。

 で、立憲の議員は「無効票」を批判している。
 いはく、
「無効票をドヤ顔で投じるのは政治家としてどうなんだろうかと思う。
 お灸を据えるために白票を的なキャンペーンを見たことがあるけど、
 そんなことなんの意味もないことは一番よくわかっているはずなのに。
 何のために政治をやってるのか」

 これに対するネットの反応。

・白票は主張。石破も野田もカス。
 そう思っている国民は多い。代議士は国民の代表だよ。

・決選投票に向けての根回しが足りないんじゃないんですか
 他責より自責から

・それほど、それほど野田氏が、否定されているという視点が必要では。

・政策的に全く支持できない政治家に投票する方が無責任だと思いますよ。

・自公がいやな人は立憲へ、自公も立憲も嫌な人が他党へ
 流れたのが今回の選挙では? 民意には近しい結果かと。

・そんな上から目線では、参院選は惨敗するぞ。
 国民は、自民石破にNOを突き付けただけ。

・一国民として意見させてもらうと自民も立憲も増税で一致しててどちらも支持できないので
 それが無効票という形で僅かでも民意が表されてるのは嬉しいです。

・意味はありますよ。
 石破さんも野田さんも、その他の政党の考えを無下にできないことが一目瞭然で国民に伝わります。

・単に野党第1党立憲の努力不足、本気不足だったのでは?
 ………………………………………………

 最後のコメントで言われているとおり、立憲民主党に足りないのは必死さ。
 呑気に1回か2回党首会談をやっただけで「野田さんに投票しましょう」ってなるかよ。
 これが立憲が「お貴族様」と言われる理由。

 あるいは選挙の時に自分の所の候補者を下ろすとかの譲歩をしたか?
「他党の協力は仰ぎません」「自分たちだけでやります」というスタンスだったじゃないか?

 立憲が議席を獲得したのだって、他に入れる所がなかったからだぞ。
 僕の選挙区では「自民」「立憲」「維新」その他、だけだった。
 だから仕方なく「立憲」に入れた。

「政治改革」でまとまるという方法もあったが、
 それは別に立憲が政権を取らなくても、今の過半数割れの状況でもできる。

 そもそも「政権交代をしなければ政治ができない」という発想が間違い。
 今の過半数割れの状況なら、野党の政策は他党の協力を仰いで、いくらでも実現できる。
 思考が古いんだよな、野田佳彦は。

 さて、これからは野党の力量が問われる状況に。
 とりあえず、立憲民主党は「政治資金規正法の厳格な改正」「選択的夫婦別姓」を成し遂げて、
 成果を見せてほしい。
 何も実現できなかったら、「やっぱり立憲……。もう期待しない」になるぞ。
 立憲民主党、もっと本気になってくれ。
 なりふり構わず政策を実現してくれ。

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トランプ大統領誕生で多極化する世界~試される日本の外交力

2024年11月07日 | 事件・出来事
 ドナルド・トランプ氏がふたたびアメリカ大統領に。

 深い分析は専門家にお任せするとして雑感を述べる。

 アメリカ第一主義のトランプ氏。
 世界は多極化するだろう。
・中国勢力~アフリカなど
・インドなどのグローバルサウス
・ロシア、北朝鮮勢力
・G7~ただしアメリカが独自路線なので、今までのような力はない。
・中東アラブ諸国
・ASEAN
・アメリカ、イスラエル勢力?
 これらの勢力が今後は好き勝手なことを言い出す。
 まさに混沌とした世界だ。

 アメリカと中国の対立は激化。
 何しろトランプ氏、「中国製品に60%の関税をかける」と言っているからなぁ。
 中国側の反発は必至。

 その他の国の製品にも10~20%の関税を課すと言っているが、日本製品は大丈夫か?
 トランプ氏は「ドル安」政策を採るようだから、今の「円安」は「円高」になるかもしれない。
 ただ円高になれば日本製品は売りづらくなる……。
 現状、市場は逆の動きをしているようだけど……。
 
 トランプ氏は
「戦争をやらない」
「ロシア・ウクライナ戦争は大統領就任後、一ヶ月で終わらせる」と言っている。
 つまり、アメリカは現状のウクライナ支援から手を引く。
 おそらくウクライナが領土をロシアに割譲したまま戦争は終結。
 ウクライナのこれまでの戦いは何だったのか?

 中国の台湾併合も、アメリカが文句を言わないので簡単に成し遂げられるかもしれない。
 中国が武力で併合するかはわからないけれど。

「戦争はやらない」と言っているトランプ氏だが、イスラエルと中東の争いには荷担しそう。
 イスラエル・ネタニヤフ首相は強い支持基盤を得た。

 NATOや日米同盟にはさらなる負担を押しつけられるだろう。
 日本の場合は、思いやり予算を上げられ、型落ちの要らない武器を買わされる。
 石破首相が唱える「地位協定の改正」など夢のまた夢。

 さて、この混沌とした世界で、日本はどのように振る舞うのか?
 アメリカについていったら、振りまわされて散々な目に遭わされそう。

 石破首相とトランプ氏は相性が悪そうだしね。
 トランプ氏には石破首相の「正論」は通用しない。
「こいつ、何言ってるんだ?」と思われて終わり。
 かといって、石破首相にトランプ氏と距離を取って「対米自立路線」をおこなう胆力はない。
 それは首相就任後の石破氏のブレを見ていれば明らか。

 さあ、非常に難しい局面だ。
 重要なのは外交。
 今までのアメリカ一辺倒ではダメで、アメリカと一定の距離を置き、なだめつつあしらいつつ、
 中国ともロシアともグローバルサウスともASEANとも仲良くして舵取りをしていく必要がある。

コメント (2)
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