適当男・高田純次さんは20代前半、こんな<十戒>を自分に課したという。
★理想・目標は持つな
若いうちにこんなものを持つと、空虚な挫折しか経験できない。
★自惚れも自信のうち
★とにかくヨイショ
大概の人は悪い気はしない。
★カネは天下の回りもの
★バカになれ
お利口さんは貧乏くじを引く。
★タダ飯タダ酒おおいに結構
★言い逃れの達人になれ
嘘も方便。正しい屁理屈を学べ
★浮気も本気も愛は愛
★無計画を押し通せ
心はいつもフリースタイル
★五時から男
いかに仕事をしないでカネをもらうかがサラリーマンの真骨頂
ソフトバンク新書『適当論』第3章 高田純次になるために より
これはなかなか難しい世渡り、境地である。
高田さんだから可能だったとも言える。
たとえば<五時から男>。
好景気の時代ならまだしも、現在これをやったらたちまちクビになってしまう。
<自惚れも自信のうち>も自惚れて結果を出せればいいのだが、ただの自惚れ屋だとたちまち鼻持ちならないやつになってしまう。
<言い逃れの達人になれ>も達人にならなければ、反省のないやつ、自己弁護ばかりするやつと思われてしまう。
というわけで、現在は<高田純次>が生きにくい時代である。
先程も書いたとおり、この十戒は高田純次さんだから出来ることであり、フツーの人間がやったらきっと社会から排除される。
しかし、この十戒から学ぶことはできる。
たとえば、<理想・目標を持つな><無計画を押し通せ>。
これらは心のあり方として、あり得る。
<計画を立てて目標に向かって生きていく生き方>とは相反するものだが、結果、とらわれがなくなり自由になれる。
人生を計画どおり、自分の思い描いたどおりに生きられる人なんてごく限られているのが現実。
だとしたら、時代の流れと、その瞬間の自分自身の欲求に従って、流れるように生きていくのもひとつの生き方。
はじめから理想・目標を捨てているのだから、挫折・失敗した時の痛手を負うこともない。
<自惚れ><ヨイショ><言い逃れ><五時から男>も、適度であれば有効である。
メインディッシュではなく薬味として使えば、世渡りが少しは楽になるはず。
ただし、これらのことをやって違和感を感じたり、良心が痛んだりする場合はやめた方がいいと思う。
その人の資質は<高田純次>ではないのだ。
というわけで<高田純次>。
現在、<高田純次>は求められているのは、時代が閉塞しているせいだろう。
<計画を立てて目標に向かって生きていく>ことが非常に難しい時代ゆえ、人々は別の生き方を探し<高田純次>に行き当った。
<愛は地球を救う>というメッセージもねえ、どうなんだろう?
高田さん、これからももっといろいろなことをわれわれに教えて下さい。
★理想・目標は持つな
若いうちにこんなものを持つと、空虚な挫折しか経験できない。
★自惚れも自信のうち
★とにかくヨイショ
大概の人は悪い気はしない。
★カネは天下の回りもの
★バカになれ
お利口さんは貧乏くじを引く。
★タダ飯タダ酒おおいに結構
★言い逃れの達人になれ
嘘も方便。正しい屁理屈を学べ
★浮気も本気も愛は愛
★無計画を押し通せ
心はいつもフリースタイル
★五時から男
いかに仕事をしないでカネをもらうかがサラリーマンの真骨頂
ソフトバンク新書『適当論』第3章 高田純次になるために より
これはなかなか難しい世渡り、境地である。
高田さんだから可能だったとも言える。
たとえば<五時から男>。
好景気の時代ならまだしも、現在これをやったらたちまちクビになってしまう。
<自惚れも自信のうち>も自惚れて結果を出せればいいのだが、ただの自惚れ屋だとたちまち鼻持ちならないやつになってしまう。
<言い逃れの達人になれ>も達人にならなければ、反省のないやつ、自己弁護ばかりするやつと思われてしまう。
というわけで、現在は<高田純次>が生きにくい時代である。
先程も書いたとおり、この十戒は高田純次さんだから出来ることであり、フツーの人間がやったらきっと社会から排除される。
しかし、この十戒から学ぶことはできる。
たとえば、<理想・目標を持つな><無計画を押し通せ>。
これらは心のあり方として、あり得る。
<計画を立てて目標に向かって生きていく生き方>とは相反するものだが、結果、とらわれがなくなり自由になれる。
人生を計画どおり、自分の思い描いたどおりに生きられる人なんてごく限られているのが現実。
だとしたら、時代の流れと、その瞬間の自分自身の欲求に従って、流れるように生きていくのもひとつの生き方。
はじめから理想・目標を捨てているのだから、挫折・失敗した時の痛手を負うこともない。
<自惚れ><ヨイショ><言い逃れ><五時から男>も、適度であれば有効である。
メインディッシュではなく薬味として使えば、世渡りが少しは楽になるはず。
ただし、これらのことをやって違和感を感じたり、良心が痛んだりする場合はやめた方がいいと思う。
その人の資質は<高田純次>ではないのだ。
というわけで<高田純次>。
現在、<高田純次>は求められているのは、時代が閉塞しているせいだろう。
<計画を立てて目標に向かって生きていく>ことが非常に難しい時代ゆえ、人々は別の生き方を探し<高田純次>に行き当った。
<愛は地球を救う>というメッセージもねえ、どうなんだろう?
高田さん、これからももっといろいろなことをわれわれに教えて下さい。