宮澤賢治の「セロ弾きのゴーシュ」のモニュメント…がある なかなか良い雰囲気の街角風景。
この際余計なお世話ながら 勝手な寓話解釈を…いくら練習しても主人公ゴーシュはチェロ演奏がうまくならない。時を忘れ 我を忘れて「ごうごう がぁがぁ」と懸命に練習するのだが…。
やがて 自宅に小動物が現れ 次々にリクエストをしてくる。実はその猛練習が動物たちの病気を治していることを 後になって野ネズミのお母さんから知らされ 野ネズミの子の病気も治してしまう。おっかさんは大々感謝。さらに所属楽団の演奏会も大成功して 万々歳。
人の役に立ち 心が通うということは 結果自分に返ってきて 飛躍的な成長と自分ではみえてなかった自己発見があるのだという感動の物語。 …だったのか…と(最近になって…)腑に落ちました。
人の気持ちになって考えることができる…こと自体 たいへんな能力だ。賢治さんは そのことをあの若さで すでに解っていたということになる。天才だぁ~~~!。もしかして あのチェロの中に野ネズミの子が隠れている かもしれない…もう一度春にしっかりのぞきに行くこととしたい。
「木菟(みみずく)鳴くや力尽くして粥食へば:目迫秩父」