デジタルからアナログへの流れは 時代逆行ではなく ごく自然な揺ぎ…という仮説設定。
愛用の旧式オーデオの装置がバタバタとギヴアップし始め 心残りだが労いの気持ちを込めながら さっさと処分する。
あとは諦めて ジッと我慢するしかない…と決めていても…しばらくすると つい無我夢中になって 代替え物を探しまわる。が…世の中のシステムはすべてデジタルで一貫しているので 無いものは 無いのである。
…結局は 休日になるとこっそり中古屋さんに走り ジャンク箱の底をかき回すことになる。まったく優柔不断で諦めがわるいが おそらくは余命少ない それらしき中古パーツが見つかると 血沸き上がり 即入手。部屋の片隅でゴソゴソ修理作業に入るのでありました。
ああ アナログの音には 人間の温もりがある…それにつけてもデジタルも世の中も冷たいもんだ~…と云いたい 冬の寒い一日なのでした。
(写真補足:上:チューナー 中:アンプ(ウーハー用に専用化) 下:MDプレイヤー…いずれも古生代?の安い代物です。イマドキ?)
「人間の海鼠(なまこ)となりて冬籠:寺田寅彦」