荒井善則展覧会情報

旭川と長野を中心に、作品活動をしています。その中で、展覧会情報をお送りします。

「瀬戸内・直島4日間の旅」4

2012年12月12日 | 日記
直島・ベネッセミュージアム、地中美術館、李禹煥美術館は、安藤忠雄氏による設計。
ベネッセハウス「ミュージアム」は、「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに、美術館とホテルが一体となった施設で、直島の高台に建築され、瀬戸内海を望むことが出来る。それぞれの展示室の天井が高く、スペースが広く設計され、デンマークのルイジアナ美術館を彷彿させる。
地中美術館は、「自然と人間を考える場所」としてクロード・モネ、ジェームス・タレル、ウォルター・マリアの作品が恒久展示されていて、ほとんどが地下に埋没した設計となっている。
李禹煥美術館は、「胎内への回帰や墓へ入っていくような空間」を目指している。
李禹煥は、「もの派」を代表する韓国出身の作家である。
安藤忠雄の建築と李禹煥の作品が見事に統一感を保ち、これほど個人の作品を活かした建築は、希有な存在である。


直島:瀬戸内海の夕焼け-2012