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自転車のこと、ロードレースのこと、庭のこと、日々の暮らしのことなど。    HN:Emmy(えむえむ)

老害がわらわらと

2015年06月15日 | 社会、読書
憲法審査会のグダグダに勢いを得て
安全保障関連法案に反対する勢力の動きが活発になっている。

6月9日には、河野・村山売国コンビが日本記者クラブで対談し
いつものように嘘と思い込みに基づいた恥知らずな発言で、安倍政権批判をした。

村山、河野両氏が対談 互いの談話たたえ合う 反省示さず
 村山富市元首相と河野洋平元官房長官が9日、東京都千代田区の日本記者クラブで対談した。対談で両氏は、日本の「植民地支配と侵略」を謝罪した「村山談話」(平成7年)と、証拠資料も信頼に足る証言もないまま慰安婦募集の強制性を認めた「河野談話」(5年)について互いにたたえ合った。さらに「河野談話発表後、日韓関係は前進していたのに現政権が寝た子(韓国)を起こした」(村山氏)などと安倍晋三首相を批判した。
 約300人の報道陣が詰めかけた会場には、中韓の主要メディアの姿もあった。村山談話について、河野氏は「村山氏のリーダーシップで作られた、バランスのとれた立派な談話だ」と持ち上げた。
 これを受け、村山氏も「(慰安婦の)事実を明らかにし、韓国に謝罪したのは河野談話が初めて。日韓和解の起点を作った歴史的な文書だ」と絶賛。河野談話については昨年6月の政府の検証報告書で信頼に足る証言がないことが明らかになっているが、村山氏は「調査には限界がある。問題にする必要はない」とかばった。
 村山氏はまた「安倍晋三政権が河野談話を見直さなければこんな問題にならずに済んだ。なぜ蒸し返すのか不思議でならない」と主張し、河野氏は「日韓関係は非常にスムーズに進んでいたのに、ここ数年で残念な状況になった」と述べた。
 両氏は互いの業績をほめ合ったが、村山、河野両談話が出た後も、中韓は歴史問題を提起し続けているのが実態だ。一方、両氏は韓国の李明博(イ・ミョンバク)前大統領による竹島(島根県隠岐の島町)上陸や、中国の海洋における膨張政策などの日韓、日中関係悪化の要因には何も言及しなかった。
 両氏はまた、安倍首相が今夏に発表する戦後70年談話にも言及。村山氏は「村山談話を継承すると談話の中に明記し、国際社会の誤解を解消することが大事だ」と強調した。
 河野氏の矛先は慰安婦問題に関する報道にも向けられた。
 「ジャーナリストの仕事は真実を追究することだ。細かい点をもって事実を認めなかったり、『他国もやっていた』という言い方をしたりすることが、どれだけ日本の名誉を傷つけているか。私は怒っている」
 だが、河野談話発表時の記者会見で、談話の趣旨も政府調査の結果も踏み越えて強制連行を認める発言をした自身への反省は示さなかった。 (田中一世)
ーーーーー
このタイミングで、ということは
チャイナからの指令が下ったのだろう(嘲笑)。
紅の傭兵(こうのようへい)とはよく言ったものだ。

さらに、6月12日には、山崎・亀井・藤井・武村のお花畑長老カルテットが記者会見して
安全保障関連法案に反対の姿勢を表明した。

産経新聞6月12日 配信
山崎拓、亀井静香ら4長老が反対表明 「大きな禍根を残す」

新聞紙面には6月13日朝刊に次の記事が掲載された。(産経新聞のwebには見当たらず)
山崎拓氏、亀井氏らが安保法制反対で会見
産経新聞 6月13日(土)7時55分配信

 ■菅長官「審議に影響ない」/谷垣氏「それぐらい元気でいたい」

 山崎拓元自民党副総裁(78)と亀井静香元金融担当相(78)、藤井裕久元財務相(82)、武村正義元官房長官(80)の4人が12日、東京都千代田区の日本記者クラブで記者会見し、安倍晋三政権が進める集団的自衛権の行使容認を含む安全保障法制の整備について、「国民は納得しておらず、大きな禍根を残す」と反対をアピールした。
 当初出席予定だった古賀誠元自民党幹事長は欠席した。
 山崎氏は安保法制の整備で自衛隊の他国軍への後方支援が随時可能になることを引き合いに、「自衛隊が地球の裏側まで行って活動するのは、明らかに憲法違反だ」と主張。「自衛隊が血を流し、相手方も血を流させることになるのは間違いなく、必要のない法改正だ」とも指摘した。
 亀井氏は、「自衛隊員のリスクが高まる」との懸念が広がっていることに対し、「そんな生やさしいものではない。戦闘行為をやって戦死者が出るのは当たり前だ」と持論を展開。「こういう基本的な問題については、国民の意思を問うべきだ」と今国会で安保関連法案の成立を目指す安倍政権の方針を批判した。
 藤井氏は日米同盟の強化につながる集団的自衛権の行使容認について、「世界の警察官をできなくなった米国が日本に肩代わりを求めている」との見方を表明。武村氏は「日本は専守防衛を貫いたから世界から信頼を得たが、このままでは外国の戦争に巻き込まれる」との懸念を示した。
 4氏とも舌鋒(ぜっぽう)鋭く安倍政権への批判を繰り返したが、現職の国会議員は亀井氏のみ。菅義偉官房長官は12日の記者会見で「(国会議員)バッジを外され、それぞれ個人の意見表明だ」と突き放し、国会審議には「全く影響ない」と述べた。自民党の谷垣禎一幹事長も同日の記者会見で「私もOBになったら(政権を批判するくらい)元気でいたい」と皮肉った。

会見の詳細は以下のリンク先にある。
反対4長老の会見詳報(1)亀井静香氏「ジジイだからといってこういう危機に黙っておるわけにはいかん!」
反対4長老の会見詳報(2完)山崎拓氏「自民党はヒラメ状態で上を見てる」

全文を転載する価値もないので,要点だけをまとめる。
山崎:不戦国家から軍事力行使国家への大転換を意味する
亀井:こういう基本的な問題については国民の意思を問うことが当たり前
藤井:中国の肥大化には対立的軍事同盟ではなく国連で対応すべき
武村:安保政策の進め方に一貫性なく荒々しい 憲法改正すればいい

いずれも、急激に厳しくなっている世界の安全保障環境に目をつぶった、夢想的な見解だ。
事は急を要するのだ。
昨年夏に閣議決定して、12月に総選挙で国民の信を問うて自民が圧勝したのを
亀井氏はもう忘れちゃったのか(呆)?
藤井氏はチャイナの公船が毎日のように尖閣周辺海域を脅かしていることや
チャイナが公然と沖縄の独立を支援せよ等と煽っているのに
「中国を仮想敵国視するのは言語道断」で「国連の枠組みがあるじゃないか」と主張する。
お花畑どころではない。
無能なのかチャイナの工作員なのか?
おそらくはその両方だ(怒)。
彼らもまた、チャイナの指令によって「速やかに」動いたのだろう(見え見え)。

この件に関しては、管官房長官が間髪入れずにビシッと言ってくれたので、いくらか気分が晴れた。
4長老反対会見に菅長官「全く影響ない」「すでにバッジ外してる」

そういえばこういう場面では常連の野中氏とか古賀氏はどうしたのかな?
「当初出席予定だった古賀誠元自民党幹事長は欠席した」とあるが。
と思ったら
同じ12日に古賀氏は墓参りに行っていた。

古賀誠氏、大平元首相の墓前で政権批判 「保守本流の正念場。平和こそ最大の責務」
 自民党岸田派(宏池会)名誉会長の古賀誠元幹事長は12日、同派所属の若手衆院議員ら7人と東京都府中市の多磨霊園を訪れ、宏池会中興の祖の大平正芳元首相の墓参りを行った。この日は大平氏の命日で、今年で没後35年を迎える。
 古賀氏は大平氏の墓前で「保守本流の正念場を迎えている。大平先生のご遺志を継げる宏池会、国会議員一人一人であってほしい」と若手議員らを激励。墓参後、記者団に「大きな転換期。平和こそ国政に携わる人の最大の責務だ」と述べ、今国会で審議中の安全保障関連法案を批判した。
ーーーーー

いよいよ「宏池会」が出てきたぁ~!
青山さんの話していた「安倍下ろし」に向けて、墓前で結束を固めようっていうことか。
老害記者会見に加わって目立つより、その方がいいと考えたのだろうね。


それにしても、老害連中がわらわらと涌いてきて、うるさくて不快でたまらない。
あの新兵器の発展形で、こんなのを作ってくれたら最高なんだけどな~


老害虫 毒針毛固着剤

■使用法■
1.使用前に容器を十分に振る。
2.群生する老害虫に対して、約20~30cmの距離から十分に噴射する。
3.噴射すると、固着剤により害虫は徐々に動けなくなり死にます。その後、適当な袋に入れて捨てる。

キンチョーさん、是非よろしく!  どうぞ。
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新兵器♪

2015年06月14日 | ガーデニング・花
今シーズンは毒ケムシの発生が多かった。
駆除方法をネットで調べる過程で
「固めて毒針の飛散を防ぐ」という商品を見つけて注文したが
届く頃には毒ケムシも一段落していて
使うのは来年かな、と思っていた。

今朝、勉強部屋の窓から外を見ていて


ケムシの集団を発見した。
葉の様子からして、おそらくはチャドクガ。

今こそ「新兵器」を試すときだ。


外に出て、脚立に乗って位置を確認。

20センチの距離からスプレーを吹き付ける。
かすかにセメダインの臭いがした。
今まで使っていたオルトランC(農薬)に比べると
毒性は低いし、ケムシがばらばらと落ちることもない。
5分ほど待って、枝ごと切り取ってビニール袋に密封した。
透けた葉が数枚あり、既に散っているのかもと注意深く探したが
他には見つからなかった。

脚立を出したついでに西側の花殻摘みをした。
お隣が2階建てになって日照条件が大きく変わったので
次のシーズンオフには少し手直しをしたいなぁ、と考えながら作業した。



新兵器。チャドクガ 毒針毛固着材 固着材で固め、毒針毛の飛散を抑える
キンチョーの製品で「業務用」とある。
近所のホームセンターには置いていなくて、ネット通販で購入した。


噴射すると、固着剤により幼虫は徐々に動けなくなり死にます。その後、適当な袋に入れて捨てる。

新兵器はとても使い勝手がよかった。
集団相手ではなくても、毒ケムシにはこれを使おうと思う。
なにしろちょっと油断すると、かぶれてひどい目に遭わされる。

強敵と戦う上で、非常にいい武器だ♪
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WGIPは中共による洗脳が原点だった

2015年06月13日 | 社会、読書
6月8日の産経新聞に中国共産党による洗脳工作とWGIPの関係が掲載された。
GHQでマッカーサーの政治顧問付補佐官だった米国の外交官、ジョン・エマーソンが、
支那延安で実行された、中共と野坂参三による日本軍捕虜への洗脳工作を参考にして
あのWGIPを考案したことが明らかになったのだ。

WGIPが今なお絶大な効果を発揮し続けていることに
アングロサクソンって恐ろしい(ある意味で優秀)と思っていたが
日本人の気質を知り尽くした野坂参三が、大もとで深く関わっていたなら
さもありなん、である。

GHQは共産主義者の手法を「これは使える」と取り入れ日本国民を洗脳したわけだが
後年、自国の兵士達が中共に洗脳されることになるとは
想像もしていなかっただろう。

因果応報である。

以下に、産経新聞の記事を転載する。
【歴史戦】
GHQ工作 贖罪意識植え付け 中共の日本捕虜「洗脳」が原点 英公文書館所蔵の秘密文書で判明
 占領下の日本国民に戦争に対する贖罪(しょくざい)意識を植え付けるため連合国軍総司令部(GHQ)が、中国・延安で中国共産党が野坂参三元共産党議長を通じて日本軍捕虜に行った心理戦(洗脳工作)の手法を取り入れたことが英国立公文書館所蔵の秘密文書で判明した。GHQの工作は、「ウオー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)」と呼ばれ、現在に至るまで日本人の歴史観に大きな影響を与えている。(編集委員 岡部伸)

 文書は、GHQでマッカーサーの政治顧問付補佐官だった米国の外交官、ジョン・エマーソンが、1957年3月12日、共産主義者との疑惑が浮上したカナダの外交官、ハーバート・ノーマンとの関連で米上院国内治安小委員会で証言した記録で、「ノーマン・ファイル」(KV2/3261)にあった。
 44年11月に米軍事視察団の戦時情報局(OWI)要員として延安を訪問したエマーソンは、中国共産党の支配下で野坂参三(延安では岡野進と称した)元議長が日本軍捕虜の思想改造に成功した、として「岡野と日本人民解放連盟が行った活動の経験と業績が、対日戦争(政策)に役立つと確信した」と証言。さらに「共産主義者の組織であったが、捕虜たちが反軍国主義や反戦活動に喜んで参加するまで吹き込み(洗脳)に成功したことから彼らの成果はわれわれ(米国)の対日政策に貢献できると思った」と述べている。
 エマーソンは後に「(延安での収穫を元に)日本に降伏を勧告する宣伝と戦後に対する心理作戦を考えた」(大森実『戦後秘史4赤旗とGHQ』)と告白した。エマーソンが「対日政策に貢献できる」と証言した「心理戦」は、日本兵に侵略者としての罪悪感を植え付けるもので、軍国主義者と人民(国民)を区別し、軍国主義者への批判と人民への同情を兵士に呼びかける「二分法」によるプロパガンダ(宣伝)だった。
 GHQは、終戦直後の昭和20年9月に「プレスコード」(新聞綱領)を定めて言論を統制し、一般人の私信まで検閲を実施。10月には、「日本人の各層に、敗北と戦争を起こした罪、現在と将来の日本の苦難と窮乏に対する軍国主義者の責任、連合国による軍事占領の理由と目的を周知徹底する」との一般命令第4号を出した。さらに、12月8日から全国の新聞に『太平洋戦史』を掲載、翌日からラジオ番組『真相はこうだ』を放送させ、戦勝国史観を浸透させた。

自虐史観、今も日本人に影響 軍国主義者と国民「二分法」駆使
 日本人にさきの戦争への罪悪感を植え付けた連合国軍総司令部(GHQ)の「ウオー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)」。その原点は、大戦末期の中国・延安で中国共産党による日本軍捕虜に対する「心理戦」にあった。
 「日本の軍国主義者が国民に対して犯した罪は枚挙にいとまがない」
 昭和20年12月8日、GHQの民間情報教育局(CIE)に強要され、新聞各紙が連載を始めた『太平洋戦史』では、「大東亜戦争」を公的に使用禁止し、冒頭から「真実を隠蔽(いんぺい)した軍国主義者」と「大本営発表にだまされた国民」を二分して対峙(たいじ)させ、日本が非道極まりない国だったと全国民にすり込んだ。それは現在も国民的な「神話」となっている。
 文芸評論家の江藤淳は『閉された言語空間』で、WGIPと規定し、「日本と米国との戦いを、『軍国主義者』と『国民』との戦いにすり替えようとする」と指摘。『軍国主義者』と『国民』の架空の対立を導入して、「大都市の無差別爆撃も、広島・長崎への原爆投下も、『軍国主義者』が悪かったから起(おこ)った災厄」と米国の戦争責任を『軍国主義者』に押しつけたと指摘した。

 『軍国主義者』と『国民』の対立という「二分法」の「洗脳」を1944年11月、延安で学んだのがGHQでマッカーサーの政治顧問付補佐官を務めたジョン・エマーソンだった
 英国立公文書館所蔵の秘密文書によると、エマーソンは57年3月12日、米上院国内治安小委員会で、初期GHQが民主化のため日本共産党と手を握ったことを認めている
 エマーソンは戦前の36年から41年までと、終戦直後の45年から46年、さらに62年から66年まで3度日本に駐在した日本専門家。占領初期は政治顧問として対敵諜報部に所属した。エマーソンが『戦後秘史4』で大森実に語ったところによると、ルーズベルト大統領のニューディール支持者で大戦中は米戦時情報局(OWI)要員として中国・重慶に赴任し、中国共産党・八路軍の対日心理作戦の成功に注目し、戦後の占領政策を視野に経験に学ぼうとした。
 エマーソンらOWIのスタッフが作成した『延安リポート』(山本武利編訳)によると、野坂らは、天皇批判を軍国主義者に置き換え、軍国主義者と人民(国民)を区別し、軍国主義者への批判と人民への同情を呼びかける心理工作を繰り返し、贖罪(しょくざい)意識を植え付けた日本軍捕虜を反戦兵士に「転向」させるまで洗脳した。野坂の日本人民解放連盟は八路軍敵軍工作部と表裏一体で、彼らの工作は中国共産党によるものだった。
 中国共産党は、反戦日本兵の育成を通じて、徐々に厭戦(えんせん)感と贖罪意識を強め、やがて日本人全体を精神的捕虜にする狙いだった。
 中国軍が連合軍捕虜を外部隔離や尋問、集団・自己批判させて共産主義者に強制的思想改造したのは50年に勃発した朝鮮戦争が最初で、「洗脳」の新語が生まれたが、延安では集団批判で日本人捕虜に「洗脳」の原型といえる思想改造が行われた。
 エマーソンらGHQの実務家にとって延安で学んだ「捕虜」洗脳は、占領政策を遂行するためのよき「先例」となった。
 GHQは、「洗脳」手法を積極的に取り入れ、東京裁判などの節目で展開し、「悪い侵略戦争をした」と日本人に自虐史観を植え付けたといえる。 (敬称略)

 二分法 「共通の敵を打倒するため連帯できる諸勢力と共闘する」との毛沢東の理論。中国共産党は、戦後一貫して少数の軍国主義者と大多数の日本人民を区分する対日外交政策を取っている。1972年の日中国交正常化の際、中国内の反日感情を抑制するための根拠として使われた。教科書問題や靖国問題でも同じ論法をとっている。(敬称略)

■反日プロパガンダ招いた壮大な「歴史戦」 外交評論家・加瀬英明氏
 「GHQは日本民族から独立心を奪い、精神を破壊して未来永劫(えいごう)にわたって属国とするためにWGIPを仕掛けた。軍国主義者と人民を区分する『二分法』は、毛沢東時代からの中国共産党の教化政策。米国は朝鮮戦争まで中国共産党と太いパイプがあり、エマーソンの証言通り、延安で成功した日本人捕虜に対する手法を占領政策で日本が二度と歯向かわないように利用したのだろう。その結果、自虐史観が蔓延(まんえん)し、『河野談話』『村山談話』のように日本人自身が過剰に自己否定し、中国、韓国の反日プロパガンダを招いた。壮大な『歴史戦』といえる」

【用語解説】「ウオー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)」
 GHQが占領政策として戦争に対する罪悪感を日本人に植え付けるため行った宣伝計画。日本の歴史や文化・伝統を破壊し、日本人自身が日本人を否定して精神を改造するよう誘導、原爆投下や大都市の無差別爆撃などを行った米国の正当化を図った。新聞や雑誌、ラジオを検閲し、占領政策にあうよう書き直させたり、発禁処分にしたりした。検閲に協力した日本人は数千人といわれ、メディアや官界、大学などで活躍した。
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チャイナによる倒閣の工作

2015年06月12日 | 社会、読書
6月11日の「虎ノ門ニュース 8時入り!」で、青山繁晴さんの解説を聴いた。
憲法審査会の参考人が全員、安保関連法案を違憲とした件である。

青山さんによると
・審議会の参考人を選ぶのは官僚。
・その人選に関して,政党側がチェックすることはほとんど無い。
 官僚に丸投げ状態。政党のおおいなる怠慢が慣例化している。

その上で、
・今回自民党推薦の長谷部氏を選んだ衆院法制局の官僚に、チャイナとの繋がりが確認できた。
・つまり、これはチャイナによる倒閣工作である。
・このことは政権中枢の人物も認めた事実である。

とのことだ。

さらに青山さんは、自民党内で反主流派の「安倍下ろし」の動きが進行しているという。
岸田外相を押し立てて、安倍政権の支持率が40%を切ったら、動く。
支持率を下げるために安保関連法案の強行採決を狙っている。
会期延長を7月末までにすれば、予定している審議時間が大幅に不足。
そこで強行採決に持ち込み、党内・野党・マスコミ挙げて安倍叩きで支持率を下げる。

チャイナと裏で連携を取りながら,そのようなシナリオが出来ているというのだ。

悔しいが、これが自民党の現実だ。
国民の安全・幸福や国益よりも、権力欲や利権優先の連中がうごめいている。
自民党の「腐った部分」はまだまだ大きくて、安倍さんの手足を縛っている。


参考人の人選ミスは、従って船田氏が主犯ではなかった。
ただし、船田氏が慣例を超えてチェックすれば防げたことでもある。
自民党内を引き締めるために、船田氏は解任すべきだと
青山さんは言っていたが、私もそうだと思う。

また倒閣工作を成功させないために、会期を9月末まで延長して
野党が審議拒否をしてもなお、十分な審議時間を確保することを
青山さんは提案している。
それを聞いて、会期延長がどうなるかニュースが気になっている。

青山さんの「暴露」で自民党反主流派の薄汚さが晒され
奴らは多少は動きにくくなったと思う。
安倍政権を守るのは、心ある国民一人一人であることを肝に銘じて
気を引き締めて、できることをやっていきたい。
コメント (2)
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WGIP 日本人を狂わせた洗脳工作

2015年06月11日 | 社会、読書
WGIP(War Guilt Information Program ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)とは
大東亜戦争後の昭和20(1945)年から
サンフランシスコ講和条約発効によって日本が主権回復を果たした昭和27年までの
7年間の占領期間に、
連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)による日本占領管理政策の一環として行われた
戦争についての罪悪感を日本人の心に植えつけるための宣伝計画
である。

WGIPを知っている人、WGIPという言葉を聞いたことのある人は
日本人の中でどのくらいいるだろう?
私自身は2010年に目覚めるまで、全く知らなかった。
その存在を知ったとき、アメリカ人の狡猾さと周到さにゾッとした。
それと同時に、何故日本人の中に反日的な者が少なくないのかが理解できた。
WGIPによる洗脳が日本社会の隅々にまで行き渡って今なお効力を発揮しているからだ。

今年3月に、WGIPの証拠文書を発掘した関野通夫氏の著書が出版された。

日本人を狂わせた洗脳工作 今なお続く占領軍の心理作戦 関野通夫著

ーー帯ーーー
洗脳工作WGIPの証拠文書発掘!
日本の常識は米国の洗脳の成果ーー
憲法九条があれば永遠に平和
アジア諸国に侵略し暴虐を極めた・・・
占領軍の巧妙な心理作戦の全貌を初めて暴露

狂気の軍国主義にかられ、無謀な大戦に突入し、米国やアジア諸国にひどい被害をもたらしたーー
日本はじめ、米中韓など世界の国々に広く流布した犯罪国家のイメージが、実は占領軍の精密巧妙な洗脳工作の成果だとしたら・・・大手自動車メーカー関連会社米国法人社長を務めた著者が、GHQの2万5千点の文書から、幻だったWGIPの証拠文書を発掘した!
ーーーーー

加瀬英明氏による序文から一部を抜粋する。
ーーーーー
 GHQは日本を軍事的に征服したうえで、日本民族から記憶を奪い、精神を破壊して、占領を終了した後も、未来永劫アメリカの属国としてつくりかえるために、日本に対して全面的に歴史戦を開始した。
 九月に早々と報道を制限するプレスコード(新聞綱領)を定めたのをはじめとして、徹底的な検閲と言論統制、神道指令、公職追放、日本の国家指導者を裁いた東京裁判、日本国憲法などが、その手段だった。
 WGIPは、日本をアメリカに隷属させる計画の柱だった。
(中略)
 日本は昭和27年に、対日講和条約が発効して、独立を回復した。日本国民はWGIPによる洗脳工作にかかわらず、まだ多分に正気を保っていた。
 その翌年に国会が法改正を行い、戦勝国による不当な軍事裁判によって処刑、獄死、自決された、いわゆる戦争犯罪人を戦死者とみなして、遺族に年金などを支給し、戦犯として刑期をつとめていた人々の即時釈放を求める決議を、ともに全会一致によって採択した。
 その後、日本は戦争体験が風化するにつれて、正気を失っていった。WGIPが種を播いた自虐史観が、蔓延るようになったのは、売国的な日本人の手によるものである。
ーーーーー

プレスコードは30項目に亘り、たとえば
3 GHQが日本国憲法を起草したことに対する批判
4 検閲制度への言及
16 戦争擁護の宣伝
17 神国日本の宣伝
19 ナショナリズムの宣伝
20 大東亜共栄圏の宣伝
22 戦争犯罪人の正当化および擁護
23 占領軍兵士と日本女性との交渉

などがあった。
GHQは日本国憲法を起草したことが批判される行為であると,十分自覚していたわけだ(笑)。
これらのプレスコードからは、彼らが何を恐れていたががよく分かる。
大東亜戦争の名称が禁止されて太平洋戦争に変えられたのもGHQの命令だった。

著者は
WGIP作戦は成功しただけでなく、70年後の今も、その毒性を保ち、自分がそうとは気づかず、反日的言動を行う人が後を絶ちません。この姿は、あれだけ報道され、警察その他が、頻繁に警告を発している”振り込め詐欺”に引っかかり続ける日本人の姿と二重写しになります。
と述べている。(本書p34)

WGIPとは関係なく、日本を毀損し他国に利する売国日本人は確かに存在する。
彼らは利害損得と他国への忠誠心に基づいて行動している。

彼らは、WGIPの毒から「目覚めていない」人々を扇動することで
振り込め詐欺犯のように、自分達の望む利益を得る。
従って、一人でも多くの日本人が「目覚める」ことこそ
日本がまともな普通の国に立ち戻るためのポイントだと思う。

まずは「WGIP」の存在を広く知らせることが重要だ。
18歳以上の日本人全員がWGIPという言葉とその中身を知るようになれば
自ずと自虐史観は消滅し、売国勢力は力を失っていくだろう。

本書は82ページで500円(税抜き)と読みやすくお財布にもやさしい^^
バッグに入れて持ち歩くにも嵩張らなくてよい。
WGIPについて簡潔に正しく伝える上で
とても役立つ書籍だと思う。

なお、著者による本書出版のいきさつなどがweb上にアップされている。
産経ニュース 2015年4月8日 
これが戦後の元凶だ! 米占領軍の日本洗脳工作「WGIP」文書、ついに発掘
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「わざとだろ?」 船田氏の件

2015年06月10日 | 社会、読書
梅雨の晴れ間で朝から青空が広がった。
早速洗濯機を回し、コタツを撤収してコタツ布団を干した。
明日からはまた雨模様らしい。

ところで、6月6日の記事を読んだ夫が言った。

わざとだろ?

人選ミスではなく、こうなると分かっていて
しらっと長谷部氏を推薦した。
船田氏は確信犯。そうとしか考えられない、と。

あの記事を書いた後、船田氏の公式サイトを見た私も
そのお花畑ぶりに改めて驚いていたところだった。
例えば・・・

はじめのオピニオン
明治日本の産業革命遺産 
[2015.05.11]
 先日、ユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)から、明治前期の産業革命に貢献した23の資産が、世界文化遺産にふさわしいと勧告された。今後ユネスコの専門家会議で精査されて、7月には最終決定されるという。
 製鉄、造船、石炭産業など、ものづくりに直接関わった施設が多いが、中でも異色なのが長崎のグラバー邸と萩の松下村塾である。グラバーはスコットランド出身の武器商人だったが、明治維新後は造船所や高島炭鉱の経営に携わったことから選ばれた。吉田松陰の松下村塾は、維新後の日本の近代化を支えた多くの人材を輩出したことから選ばれた。
 地理的には福岡県、長崎県、佐賀県、熊本県、鹿児島県といった九州に集中しており、後は山口県と岩手県、静岡県に存在する。岩手県は釜石の高炉跡、静岡県は伊豆韮山の反射炉である。昨年は同じ産業遺産として、群馬県の富岡製糸工場が世界遺産に選ばれたので、東西のバランスが取れたのかも知れない。
 このようなイコモスの勧告に対して、韓国からクレームが出されてしまった。太平洋戦争の一時期、併合されていた韓国から強制徴用された人々が、これらの施設で働かされた歴史があり、世界遺産として相応しくないという主張である。歴史的事実は認めざるを得ない、指定の対象年代が1850年から1910年の間であり、時期がずれている。このことを日本政府は丁寧に説明する必要がある。
(後略)
ーーーーー

韓国が強制徴用と称するものは戦時徴用であり、当時の日本国民全てに課せられていた。
1939年に国民徴用令が制定され、第二次世界大戦の終結まで行われたが
朝鮮半島から内地への徴用については1944年9月から1945年3月までの7ヵ月間に限られた。
それに先立ち、募集や斡旋によって朝鮮半島から朝鮮人が内地に働きに来ていたが
それらは契約に基づいて給料が支払われる「雇用」であった。
そして戦時徴用においても賃金は支払われていたのだ。
炭鉱労働は過酷である代わりに高給が得られるため希望者は多く
当然日本人も朝鮮人もそこで働いていた。
ウィキによると
「戦後、賃金の一部が未払いであったことが問題とされたが、
1965年に締結された
財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定
によって未払い賃金を含めた経済支援が韓国に行われ、完全かつ最終的に解決された。」
とある。

これが歴史的事実であり、韓国のクレームは言いがかりに過ぎない。
しかし船田氏にはその認識がないことは明らかだ。
「歴史的事実は認めざるをえない」とは
何という無知、何という不勉強(呆)。

また船田氏は選択的夫婦別姓制度に賛成の立場で、
ウィキによると
「選択的夫婦別姓制度導入に賛同する。「民法七百五十条は形式的には男女平等だが、ほとんどの場合は夫の姓になる。これは、間接的差別。そういう、やはり男女の差、あるいは差別に近い形がこういう社会通念の中にまだまだ入っているということがあり、そういうものを積極的に是正をしていくための法律、立法措置が必要」と述べた[第159回国会衆議院 - 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 - 1号 平成16年02月19日]。」
とのことだ。

物事にはメリットとデメリットがある。
選択的夫婦別姓制度で男女平等が進む(と船田氏は思っているらしい)ことのメリットと
家族の一体感が損なわれ、社会を構成する基盤としての家庭が揺らぐデメリットと
どちらが大きいかという視点が欠けている。

これらのことから判断するなら
船田氏はお花畑リベラルであり
安倍政権の基本理念と相容れない人物だ。

こんな人物を、どうして安倍政権は重用するのだろう?
党内の派閥関係とか人脈とか、
使わざるを得ない事情があるのだろうが
よりによってこんな左巻きが党憲法改正推進本部長とは
一人の自民党員として、目まいがする。

もしも単なる「無能のせい」ではなくて
夫が言うように「わざと」だとしたら
それはもう工作員だ。
今後憲法改正に向けて厳しい局面が続くのだから
自民党として、うやむやにすることなくきちんと責任を追及し
後顧の憂いを断ってもらいたい。
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高村さんの言うとおり!

2015年06月08日 | 社会、読書
安全保障関連法案の審議において
野党民主党の「言いがかり→審議拒否」がひどすぎる。
高額な歳費を受け取りながら真面目に法案審議をしないのは
全ての国民に対する背信行為だと思う。

産経新聞 2015.5.29
【論戦安保法制】
外相答弁めぐり委員会審議が紛糾 野党が退席、散会に
 衆院平和安全法制特別委員会は29日、岸田文雄外相の答弁をめぐり紛糾し、開始から約1時間で野党が一斉に退席して中断。午後1時過ぎ、質疑が再開されないまま散会した。
 野党が問題視したのは、民主党の後藤祐一氏の質問に対する岸田氏の答弁。後藤氏は平成10年に当時の外務省局長が国会で答弁した周辺事態の概念について「軍事的波及が日本にない場合は周辺事態に該当しないとする答弁について政府は現在も維持しているか」とたずねた。
 これに対し、岸田氏は「政府委員(外務省局長)の答弁の後、平成11年に政府(統一)見解を示した。その考え方は今日まで維持されている」と答弁。後藤氏は納得せず質問を繰り返したが、岸田氏も答弁を変えなかっため、民主、維新、共産の野党各党が反発し、一斉に席を立った。
ーーーーー

このような状況について
高村正彦自民党副総裁が野党を厳しく批判した。


朝日新聞デジタル 2015年6月3日
「この国の政治どうなるのか末恐ろしい」 自民・高村氏
■高村正彦・自民党副総裁
 安全保障法制について、野党は「早く国会で審議しろ」と言っていたのに、いざ審議が始まると四の五のいって審議に応じようとしないのには憤りを感じる。実のある審議のために、唐突な質問は避けて細かい内容は事前に質問項目を出す、という慣行を民主党は破り、15年以上前の政府委員の答弁についていきなり岸田文雄外相に質問した。そんなことは事前通告が無ければ答えられるわけがない。テレビに大臣が戸惑った姿を映させて「一本取った」という、戦術だけうまい若い議員をみると、これからこの国の政治はどうなっていくのか末恐ろしい気がする
 また、最高責任者である首相が国民に説明しようとすると「長い」「あなたに聞いていない」と言って邪魔する。「国民によく説明しろ」「国民が理解していない」と言っていた野党は、本当は「説明されたら困る」「理解されたら困る」と思っていると断ぜざるを得ない。責任野党なのであれば、しっかり中身で勝負してもらいたい。(自民党本部で記者団に)
ーーーーーーー

高村氏の仰るとおり!
完全に同意する。

ちなみにこの「戦術だけうまい若い議員」こと民主党の後藤祐一氏は
こんな事件を引き起こしている。

産経新聞 6月4日
民主・後藤祐一氏に禁酒令 「釣り銭受け取る法的根拠は何か!」泥酔してタクシー運転手に難癖、警察沙汰に
 民主党の後藤祐一衆院議員が3日未明、泥酔状態で都内の議員宿舎に帰宅し、タクシー運転手とトラブルとなり警察官が出動する騒ぎになっていたことが分かった。高木義明国対委員長は口頭で厳重注意を行い、安住淳国対委員長代理は1年間の禁酒を厳命した。
 後藤氏は関係者に「今後このようなことがないように襟をただして身を律し、国会活動に専念する」と陳謝した。後藤氏は当選3回で、現在は安全保障関連法案を審議する衆院平和安全法制特別委員会に所属している。
 民主党幹部によると、後藤氏は2日夜のテレビ番組出演後に飲酒し、3日午前2時半ごろ、タクシーで議員宿舎前に到着した。だが、後藤氏はなかなか降りようとせず、手に負えないと判断した運転手が警察に通報した。後藤氏は釣り銭をめぐって「受け取る法的根拠は何か」などと運転手を怒鳴り、その後、転倒して頭を打つなど全治1週間の軽傷を負った。
 後藤氏は議員宿舎内で、騒ぎを聞きつけた自民党など与野党議員らに介抱された。タクシー代は支払っており、運転手や介抱した議員らにけがはなかった。
ーーーーー

後藤氏は46歳だ。
それが泥酔して真夜中に警察沙汰を引き起こした。
まともな社会人ではあり得ない醜態をさらしたのが
国会議員だということが、実に情けない。
「口頭で厳重注意を行い、1年間の禁酒を厳命」というのも、甘い。
国会議員の資質以前に,社会人としての良識・常識が欠落している。

しかしまあ、民主党にそんなことを言っても無駄だろう。
「民主党議員に社会常識を求めるのは、八百屋に魚を求めるようなもの」
なのだ(苦笑)。
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筆坂氏はいつ目覚めたのか?

2015年06月07日 | 社会、読書
今日の産経新聞に筆坂秀世氏の書評が掲載されていた。

【この本と出会った】
政治評論家・筆坂秀世 『おじいちゃん戦争のことを教えて 孫娘からの質問状』 欠落した近現代史を語る
 中條高徳(なかじょう・たかのり)氏と出会ったのは3年前の酒席だった。この初対面の目的は、実は私に対する「面接試験」であった。当時、中條氏は保守系シンクタンクである日本戦略研究フォーラムの会長だった。そこの常務理事が兵庫県立伊丹高校で私と同級生だった長野俊郎君でその彼が、同フォーラムに私を参加させたいために中條氏の判断を仰ぐという仕掛けを施したのだ。
 私の共産党入党の動機など色々なことを話したが、一番うれしかったのは、「君が共産党に入党したのも、私が陸軍士官学校に入ったのも、思いは同じだ」と言われたことだった。最近では、旧日本軍人への悪口雑言が平気で語られるが、陸士や海軍兵学校に入学した若者たちは、本書でも述べられているように、「国のために尽くしたい」という一心で軍人の道を選択したのだった。
 私も「この世に生を受けた以上生きた証しが欲しい。それは社会進歩に身を捧(ささ)げることだ」という思いから共産党に入党した。「資本主義から社会主義・共産主義への発展は歴史的必然」というマルクス主義を人類解放の理論として信じていたのだ。現実の社会主義は一党独裁による人民抑圧の体制でしかなく、まさに理想とは逆であったのだが。しかし、国のために社会のために貢献したいという思いは、決して偽りはなかった
 「面接試験」の次には、「宿題」が与えられた。それが本書を読んでの感想文提出だった。2日ほどで一気に読んだ。この中でもっとも私の心をとらえたのが、次の一文だった。「学校の歴史教育は江戸時代まで教えるのがせいぜいで…近現代史はほとんど触れられていない」「近現代史を欠いた歴史は歴史とはいえない…太く力強い近現代史を持たない国は歴史を、つまりは固有の文化や伝統を持たない国であり、そういう国は根無し草でしかない」
 実は、共産党を離党して以降、私にもっとも欠落していることは近現代史への理解だと痛感していた。近現代史を共産党という極端な視野狭窄(きょうさく)の眼でしか見てこなかったからだ。この歴史観からは明治維新も、殖産興業も、富国強兵も、すべてが間違っていたことになる。戦前は暗黒社会という一言で片づけられてしまうのである。
 だが明治維新も、殖産興業や富国強兵もなければ、日本は欧米列強・帝国主義国の絶好の餌食となっていたことだろう。本書は、学校教育では欠落している近現代史を孫娘に語るという方法でその欠落部分を埋めたものである。国家主権も、国民主権もない占領下で作られた現憲法、勝者による一方的断罪でしかなかった東京裁判、戦争の悲惨さなど、学ぶべき視点と歴史の事実が満載である。
 中條氏は、残念なことに昨年末、この世を去られた。私が感想文を送った後に会ったとき、「君は幸せだよ。一回の人生で二回生きることができるのだから」と言われた。「一身二生(いっしんにしょう)」の人生である。残された人生、悔いなく生きたいと本書の前で誓う。(中條高徳著 小学館文庫・571円+税)                  
◇【プロフィル】筆坂秀世
 ふでさか・ひでよ 昭和23年、兵庫県生まれ。県立伊丹高校卒。共産党で政策委員長などを歴任し、参院議員を2期務めた(平成17年に離党)。著書に『日本共産党と中韓』など。
◇『おじいちゃん戦争のことを教えて』はアサヒビール名誉顧問だった中條高徳氏が、米国の高校で歴史を学ぶ孫娘からの質問に答え、自らの陸軍士官学校での体験や戦争観をつづった長文の手紙を書籍化した。
ーーーーーここまで引用ーー

筆坂氏が、かつて不破哲三氏の下で日本共産党ナンバー4の地位にあったことは知っている。
それから離党して、最近はテレビ出演でまともなことを言う人だと思っていた。
この文章を読んで、筆坂氏が離党したのが平成17年、50代後半のことだと分かった。
私が目覚めた年齢とほとんど一緒だ。
「目覚めて、共産党をやめたのだろう」と、最初は思った。

しかし気になって調べてみると
平成15年に参議院議員在職中の不祥事(セクハラ問題)で失脚していて(一説では粛正された)
離党するまでの2年間は無役で党の仕事をしていた。
そうすると、目覚めて離党したという単純な話では無いのかもしれない。

失脚 → 目覚めた → 離党
失脚 → 復権の見通しなく離党 → 目覚めた

のどちらかなのだろうが、私は二番目のような気がする。

上記の文章にも
「共産党を離党して以降、私にもっとも欠落していることは近現代史への理解だと痛感していた。近現代史を共産党という極端な視野狭窄(きょうさく)の眼でしか見てこなかったからだ。」
とあり、離党してから様々なことに気付いた風だ。

いずれにしても、もし平成15年に失脚していなければ
筆坂氏は今でもバリバリの日本共産党幹部で論客で
反日日本人の先頭に立っていた可能性が高い。

そう考えると、筆坂氏本人にとっても日本国民にとっても
平成15年の「不祥事」は幸運な出来事だった。

私は、「あちら側」から、目覚めて「こちら側」に来た者として
一人でも多くの人に一日でも早く目覚めて欲しい
と願っているし、そのために出来る範囲のことをしている。
もし筆坂氏が同じような気持ちでいるなら,とても嬉しい。

そして、是非中條高徳著のこの本を読もうと思っている。
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自民党も人材不足っぽい

2015年06月06日 | 社会、読書
6月4日の衆院憲法審査会の参考人質疑で
3人の参考人全員が安保関連法案を違憲だとした。
与党側が推薦した参考人までもが、だ。

ところがそもそも
与党側参考人の長谷部恭男氏(早稲田大学教授)は
安保法案に反対する有識者の団体で活動している人物だという。

以下に産経新聞の記事を転載する。
与党参考人が安保法案「違憲」 “人選ミス”で異例の事態 野党「痛快」 憲法審査会
 衆院憲法審査会は4日、憲法学の専門家3人を招いて参考人質疑を行った。憲法解釈変更による集団的自衛権の行使を含む新たな安全保障関連法案について、与党が推薦した参考人をはじめ全員が「憲法違反だ」と批判した。与党が呼んだ参考人が政府の法案を否定するという異例の事態となり、“人選ミス”で墓穴を掘った
 自民党や公明党などが推薦した早稲田大の長谷部恭男教授は審査会で、安保法案について「憲法違反だ。従来の政府見解の基本的な論理の枠内では説明がつかない」と明言した。
 これに対し、法案作りに関わった公明党の北側一雄副代表は「憲法9条の下でどこまで自衛措置が許されるのか突き詰めて議論した」と理解を求めた。だが、長谷部氏は「どこまで武力行使が新たに許容されるのかはっきりしていない」と批判を続けた。
 関係者によると、自民党は参考人の人選を衆院法制局に一任したという。ただ、長谷部氏は安保法案に反対する有識者の団体で活動しているだけに調整ミスは明らか。「長谷部氏でゴーサインを出した党の責任だ。明らかな人選ミスだ」(自民党幹部)との批判が高まっている。
 審査会幹事の船田元(はじめ)自民党憲法改正推進本部長は、長谷部氏らの発言について、記者団に「ちょっと予想を超えた」と釈明。船田氏はその後、佐藤勉国対委員長から「自分たちが呼んだ参考人の発言だから影響は大きい。安保法制の議論に十分配慮してほしい」と注意を受けた。
 一方、野党は衆院平和安全法制特別委員会で「政府・与党の矛盾」を追及する構えだ。審査会で長谷部氏の発言を引き出した民主党の中川正春元文部科学相は党代議士会で「憲法審査会で久しぶりに痛快な思いをした」と満足げに語った。
ーーーーーー

船田氏と言えば以前に「あれっ?」と思うような発言をした記憶があった。

2015年3月1日 産経新聞
「自民の改憲草案、ズタズタになる」 船田氏、野党との協議「妥協の余地」強調
 自民党の船田元(はじめ)憲法改正推進本部長は1日夜のTBSのBS番組で、憲法改正をめぐり同党が平成24年4月に策定した憲法改正草案について「これから大いなる妥協が始まる。草案はズタズタになる」との見通しを示した。
 与野党で改正原案を取りまとめる段階では野党の考えを尊重する意向を示したもので、「(草案が)このまま憲法改正原案になることはない。国会で3分の2を超える人が賛成してくれなければ憲法改正の発議はできない」と強調した。
 改正原案に関しては「来年の参院選前の通常国会に提示し、議論をしていく」と述べた。

2015年3月1日 日本経済新聞
「国防軍は行き過ぎ」 自民憲法改正推進本部長
 自民党憲法改正推進本部の船田元本部長は1日のBS―TBS番組で、同党の憲法改正草案に沿った9条への国防軍の明記について「国防軍という名前は行き過ぎな感じがする。私は自衛隊のままでもいいと思っている」と述べた。「このまま憲法改正の原案になることは全くない。妥協をせざるを得ず、草案はほとんどズタズタになると思って結構だ」とも語った。
ーーーーーーーー

今年3月の発言だった。

この人大丈夫か??

自民党の憲法草案には党としての思いが込められているのではないか?
それを最初から「妥協OK!ズダズダにしていいよ~」とは。
そんなにいい加減な草案を出してきたのかと思われるような
本当にひどい「利敵発言」だ。
国会審議を通して与野党が歩み寄ることになるとして
「如何に我が方に近い所まで引き寄せるか」
という、いわば交渉事であり
そのために説得力のある、十分に錬られた草案を準備しているのではないのか?

日経にある「国防軍という名前は行き過ぎな感じがする」も意味不明だ。
「自分の国は自分で守るという普通の国になる」ための憲法改正である。
現実を見ようとしない、お花畑感覚の持ち主なのだろうか?
党として公表した草案に対して
「この部分は個人的には賛成できない」などど口走る人物を
党の憲法改正推進本部長にしていることは、大いに疑問である。

今回の件で
「長谷部氏でゴーサインを出した党の責任だ。明らかな人選ミスだ」
に私も完全に同意する。
それに対しての船田氏のコメントが
「ちょっと予想を超えた」だというのが,呆れる。
何をどのように予想していたのか、是非真意を聞きたいものだ。

憲法改正推進本部長の任にある者として責任を感じているなら
平謝りに謝って、猛省して、
このミスを埋め合わせるべく行動するはずだが、
そんな気配は伝わってこない。

もうこの人、クビにした方がいいと思う。
今後も同じような利敵行為を繰り返すに違いない。
そもそも国家観と憲法観がお花畑リベラルなのだから。

それにつけても、自民党もつくづく人材不足だ(嘆)。
やはり私も頑張らなくてはっ!(爆)
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年金情報流出はチャイナのサイバー攻撃らしい

2015年06月05日 | 社会、読書
日本年金機構から大量の個人情報が流出した事件。

メールに添付されたウィルスファイルを複数の職員が不用意に開き
パソコンがウィルスに感染したわけで
年金機構のセキュリティの不備が指摘されている。

青山繁晴氏(虎ノ門ニュース8時入り 6月4日放送)によると
今回のウィルスプログラムはワードで書かれていて
そのフォントが中国語用のものだという。
それは中国語を日常的に使用している人間が深く関わっていることを意味する。
さらにこの事件については
既にアメリカ政府機関(FBIなど)と共同で捜査を進めているとのこと。

つまり、日米両国政府はこの事件をチャイナからのサイバー攻撃とみなしているのだ。
おそらくその通りだろう。
と思っていたら、「やっぱり」という記事が出た。

今朝の産経新聞によると
防衛情報も流出か 機構攻撃者と手口酷似
  日本年金機構から年金個人情報約125万件が流出した事件で、機構への不正アクセスと同一とみられる攻撃者が、日本の防衛情報に関する文書を抜き出した可能性があることが4日、情報セキュリティー会社の分析で分かった。攻撃者は年金情報だけでなく、情報窃取を目的に、企業や政府機関へ一斉に不正アクセスしたとみられ、日本を標的に攻撃している疑いが強まった。

 セキュリティー会社「カスペルスキー」によると、昨年9月中旬ごろから、日本国内を狙って不正プログラムを組み込んだ「標的型メール」を送り付けるなどの攻撃を確認。これらの攻撃者が盗んだ情報を保管するなどした複数のサーバーの特徴が、今回の年金機構の不正アクセスの攻撃者と同じだった。手口も似ており、同一の攻撃者だったとみている。
 一連の不正アクセスを精査したところ、日本の防衛情報とみられる文書が見つかった。政府関連やエネルギー、製造など各分野の情報も見つかり、攻撃の標的となって情報流出した疑いがあるという。
 同社は、攻撃者が明確な目的を持って攻撃対象の情報価値やセキュリティーを分析し、最終的に抜き取る情報も選別していると指摘。業種により、文書ファイルやメールアカウントなどを選び出し、抜き取ろうとしているとみている。
 機構への不正アクセス事件でも、業務への関連をにおわせる表題の標的型メールを受信した職員の端末がウイルスに感染。複数のサーバーを経由した遠隔操作で、大量の情報が抜き取られた。警視庁公安部は発信元の特定や、流出の経緯の捜査を進めている。
 同社は機構の事件が「氷山の一角」だと指摘。被害が表面化しないまま、重要機密などを含む大量のデータが流出している可能性があるとしている。
(記事はこちら
---------

このサイバー攻撃が昨年9月中旬に始まっていたと聞いて、背筋が寒くなった。
何故今まで気付かなかったのか、気付けなかったのか?
日本の国、日本国民にとって重要な情報がどれだけ盗まれてしまったのか?
情報セキュリティの脆弱さは、大きな問題であり
早急に対策を打って、防御体制を強化しなくてはならない。

実弾が飛び交う戦争ではないが
これは明らかにサイバー戦争という戦争の「前哨戦」である。
我が国が重大な攻撃を受ける深刻な危機が差し迫っている今は
国を挙げて、日本国民が一丸となって危機に立ち向かわなくてはならないはず。

ところが、野党はこれを安倍政権攻撃の切り札にしようと気勢を上げている。
国防を強化するための法案審議はそっちのけで
政府の責任を追及するのだと、はしゃぐ姿は、
とても日本人とは思えない。
ああいう者達が日本国の国会議員だということが
つくづく情けない。

安倍政権の足を引っ張って、誰が喜ぶか?
安保法制が整わなければ誰が得をし、喜ぶか?

ずばりチャイナである。

野党の国益毀損とも見える行動に
チャイナのロビー活動の影を感じてしまうのは、考え過ぎか?

この局面において、この問題を安倍政権攻撃に使おうという者達は
物事の軽重を判断できないダメ人間か、売国奴(チャイナの工作員)であると
私は見なす。
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恵みの雨

2015年06月03日 | ガーデニング・花
明け方から昼過ぎまで、まとまった雨が降った(8.5ミリ)。
5月19日に11.0ミリ降って以来だから、約2週間ぶりだ。
昨日、頑張って花苗を定植をしてよかった^^

ところがその時に毒ケムシにやられたみたいで
昨日の夕方から左腕に赤い斑点が出て、かゆいかゆい(泣)。
実は庭仕事用のカッターシャツを羽織ったとき、左肘の内側辺りがチクチクっとした。
あまり気にせずにそのまま庭仕事をしてしまったのがよくなかった。

思い返すと、日曜日に庭で毒ケムシを2匹見つけて処分した。
その時は七部袖のTシャツの上にそのシャツを羽織っていた。
この時に毒毛が袖に入ったらしいが、肌に直接は触れず。
そのことに気づかないまま、昨日はノースリーブTシャツの上に羽織ったため
残っていた毒毛にかぶれてしまった、というわけ。

うかつだった。
今シーズンは何度も毒ケムシの駆除作業をしたが、かぶれたのはこれが初めて。
くれぐれも油断してはいけないということだ。


今日、勉強部屋の大掃除をしていたら
塗るタイプのかゆみ止めがタイミングよく見つかった。
早速使って、かゆいのがずいぶん楽になった。
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あれこれ定植

2015年06月02日 | ガーデニング・花
明日は久しぶりに雨の予報。
このチャンスを逃さずに、定植待ちの花苗各種を一気に植え付けた。

先週のオフ会でYさんにいただいた
ホスタ・ホワイトフェザー 野紺菊、清澄紺菊
は、ベンチを挟んでアジサイ・アナベルの反対側に。
朝の間だけ日が射す半日陰だ。

山アジサイの伊予の青絣りは西側のフェンス際、明るい日陰に地植え。
ここは雨が降り込みにくいので水切れに注意。

山アジサイの獅子手鞠と美里桜は、やや大きめのプラ鉢に植え替えた。
昨年の失敗から、山アジサイは根が乾きやすいので
決してテラコッタ鉢に植えてはいけない。

それから、コンテナ大小6個に
ロベリア・アズーロ・コンパクト(スカイブルー、ラベンダーシャワー、ピンク)
を植え付けた。
液肥を忘れないようにして、しっかり大きく咲かせたい♪

門柱横のパンジーを抜いて、白のインパチェンス(普通の)に替え
駐車スペース脇のコンテナには紫ピンクのインパチェンス・カリフォルニアローズを。

これで夏向けの庭に模様替えが済んだ♪



5月29日に定植したアストランティア・ローマ。
水切れ厳禁とのことなので、通りがかるたびに水やりして、とても元気だ。
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