自民党の稲田朋美政調会長は、正しい国家観を持ち、
強い意志と行動力と人望というリーダーの資質を備えた
優れた政治家だと思う。
弁護士でもある稲田さんは、経済に関しては専門外である。
政調会長という立場上、
専門外のことについても主張し党内を取りまとめなくてはならない。
その時に、意見を聞いた専門家が財務官僚なのだろう。
非常に的外れなことをおっしゃったようだ。
産経新聞 6月16日配信
稲田政調会長VS甘利経済再生担当相が火花 財政再建提言めぐり
自民党が16日、政府に提出した財政再建に関する提言をめぐり、歳出削減にこだわる稲田朋美政調会長と経済成長を重視する甘利明経済再生担当相との溝が浮き彫りになった。両者は提出直前までつばぜり合いを続け、最後は稲田氏が「目標設定を行う」との文言を盛り込み押し切ったが、2人とも安倍晋三首相の側近だけに、党と政府との間で不穏な空気が残った形だ。
「書きぶりを、もう少し何とかできないか」。甘利氏は15日夜も稲田氏に近い党幹部に電話して再考を求めた。「経済成長なくして財政再建なし」と主張する首相にならい、甘利氏は「経済成長と無関係に歳出を縛るのは論理矛盾」と稲田氏を牽制(けんせい)してきた。
だが、稲田氏は「経済成長と財政再建は矛盾しない」と反論。平成32年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス)黒字化に向け、提言に中間年度となる30年度に「歳出額の目標設定を行う」と明記することを譲らなかった。
ただ、甘利氏は16日の記者会見でも「将来の歳出規模を固定化してしまうのは、完全に(経済政策の)手足を縛ることになる」と述べ、稲田氏への不信感を隠さなかった。今後は政府の経済財政運営の指針「骨太方針」にどう反映されるかが焦点となる。
ーーーーー
私も経済は専門外(というかド素人)だが、
マクロ経済学の入門レベルの知識くらいは、ネット等で身につけた。
財務省および財務官僚の目指すものは、日本国民の幸福ではない。
日本国の繁栄でもない。
日本政府の収支(プライマリ・バランス 略してPB)が黒字になること。
これだけである。
そのために企業倒産が増えようが、自殺者が出ようが、
彼らにとっては取るに足らないことで、知ったこっちゃ無いのだ。
彼らにとっての国益=健全な財政=PBが黒字であること。
普通の国民が考える「国益」と、何と大きく隔たっていることか(嘆)。
ところがそもそも「健全な財政=PBが黒字」というとらえ方が根本的に間違っている。
三橋貴明氏が言うように
財政健全化とは「政府の負債対GDP比率の引き下げ」である。
同じ金額の負債を抱えていても、経済規模の大きな国と小さな国ではその影響は異なる。
例えば年収300万円の家庭にとっての借金50万円と、年収2000万円の家庭にとっての借金50万円では
「返済する大変さ」が全然違う。
日本のメディアは、国の借金額の大きさを強調するが
対GDP比には決して言及せずに金額だけを報じて危機感を煽っている。
財政健全化するか否かは、
・PB
・国債金利
・名目GDPの成長率
の三つの組み合わせで決まる。
PBが赤字であっても
国債の金利が低く、名目GDP成長率が十分であれば
財政は健全化するのである。
三橋貴明氏は以前稲田氏に対して、
このようなマクロ経済学の基礎をレクチャーしたそうだ。
その甲斐もなく財務省・財務官僚に洗脳されて間違った主張をしていると
嘆いておられる。
稲田さんはご自身が経済に関しては専門外であることを肝に銘じて
誰の言うことが国益に叶っているのかを
注意深く慎重に判断してほしい。
日本だけが長い間デフレから抜け出せずに
多くの国民が自殺に追いやられたこと。
その責任の大きな部分が財務省・財務官僚にあること、
過去に財務官僚達が何をしてきたかを知って
常に彼らへの警戒心を持って事に当たってほしい。
稲田さん、しっかり、頑張って!
強い意志と行動力と人望というリーダーの資質を備えた
優れた政治家だと思う。
弁護士でもある稲田さんは、経済に関しては専門外である。
政調会長という立場上、
専門外のことについても主張し党内を取りまとめなくてはならない。
その時に、意見を聞いた専門家が財務官僚なのだろう。
非常に的外れなことをおっしゃったようだ。
産経新聞 6月16日配信
稲田政調会長VS甘利経済再生担当相が火花 財政再建提言めぐり
自民党が16日、政府に提出した財政再建に関する提言をめぐり、歳出削減にこだわる稲田朋美政調会長と経済成長を重視する甘利明経済再生担当相との溝が浮き彫りになった。両者は提出直前までつばぜり合いを続け、最後は稲田氏が「目標設定を行う」との文言を盛り込み押し切ったが、2人とも安倍晋三首相の側近だけに、党と政府との間で不穏な空気が残った形だ。
「書きぶりを、もう少し何とかできないか」。甘利氏は15日夜も稲田氏に近い党幹部に電話して再考を求めた。「経済成長なくして財政再建なし」と主張する首相にならい、甘利氏は「経済成長と無関係に歳出を縛るのは論理矛盾」と稲田氏を牽制(けんせい)してきた。
だが、稲田氏は「経済成長と財政再建は矛盾しない」と反論。平成32年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス)黒字化に向け、提言に中間年度となる30年度に「歳出額の目標設定を行う」と明記することを譲らなかった。
ただ、甘利氏は16日の記者会見でも「将来の歳出規模を固定化してしまうのは、完全に(経済政策の)手足を縛ることになる」と述べ、稲田氏への不信感を隠さなかった。今後は政府の経済財政運営の指針「骨太方針」にどう反映されるかが焦点となる。
ーーーーー
私も経済は専門外(というかド素人)だが、
マクロ経済学の入門レベルの知識くらいは、ネット等で身につけた。
財務省および財務官僚の目指すものは、日本国民の幸福ではない。
日本国の繁栄でもない。
日本政府の収支(プライマリ・バランス 略してPB)が黒字になること。
これだけである。
そのために企業倒産が増えようが、自殺者が出ようが、
彼らにとっては取るに足らないことで、知ったこっちゃ無いのだ。
彼らにとっての国益=健全な財政=PBが黒字であること。
普通の国民が考える「国益」と、何と大きく隔たっていることか(嘆)。
ところがそもそも「健全な財政=PBが黒字」というとらえ方が根本的に間違っている。
三橋貴明氏が言うように
財政健全化とは「政府の負債対GDP比率の引き下げ」である。
同じ金額の負債を抱えていても、経済規模の大きな国と小さな国ではその影響は異なる。
例えば年収300万円の家庭にとっての借金50万円と、年収2000万円の家庭にとっての借金50万円では
「返済する大変さ」が全然違う。
日本のメディアは、国の借金額の大きさを強調するが
対GDP比には決して言及せずに金額だけを報じて危機感を煽っている。
財政健全化するか否かは、
・PB
・国債金利
・名目GDPの成長率
の三つの組み合わせで決まる。
PBが赤字であっても
国債の金利が低く、名目GDP成長率が十分であれば
財政は健全化するのである。
三橋貴明氏は以前稲田氏に対して、
このようなマクロ経済学の基礎をレクチャーしたそうだ。
その甲斐もなく財務省・財務官僚に洗脳されて間違った主張をしていると
嘆いておられる。
稲田さんはご自身が経済に関しては専門外であることを肝に銘じて
誰の言うことが国益に叶っているのかを
注意深く慎重に判断してほしい。
日本だけが長い間デフレから抜け出せずに
多くの国民が自殺に追いやられたこと。
その責任の大きな部分が財務省・財務官僚にあること、
過去に財務官僚達が何をしてきたかを知って
常に彼らへの警戒心を持って事に当たってほしい。
稲田さん、しっかり、頑張って!