突然の停電

目覚ましにしている携帯のアラームが鳴る前に目が覚めた。
外は明るい。
枕元の時計に目をやると、表示が消えていた。
空気清浄機の音もしない。

停電・・・かな？

起きだして、家中の電気が止まっていることを確認。
ブレーカーは落ちていない。

7:40だった。

近所中がし～～んとしているから、家だけじゃないのだろう。
中部電力に電話を掛けてみるが
「大変混み合っています」とのアナウンスが聞こえるのみ。

普段ほとんど使わない携帯からのネットにつなぎ、中部電力の停電情報に行き着いた。
5:55に停電が発生し、復旧の見通しは立っていないことが分かった。
長野市、松本市方面も5:35頃から停電になったが
長野市は6:30頃、松本市は7:15頃に復旧しているようだ。

夫が起きてきたので、入手した情報を教えた。

それほど冷え込まない朝だったのは幸いで、服の上にガウンを重ね着して
無暖房の部屋で新聞を読んで、温かい煎茶を飲んだりした。

9:00頃、ピッピーとどこかで音がして、色々な電気器具の表示が一斉に点灯した。
すぐにテレビのスイッチを入れ、
新幹線が止まっていたり、在来線が遅れていたり、
一部信号機が消えていたり、学校の開始時刻が繰り下げになっていたりと
長野県の広い範囲での停電であることが分かった。
影響を受けたのは38万世帯だということだ。

我が家では実害はなく、その後はいつもと変わらない一日だった。

改めて電気のありがたみを感じた出来事だったが
オール電化の家だったらこんな時はお茶も沸かせないのだろう。
日々の快適性と経済性もさることながら
非常時の強靱性も考慮しておくことが重要だ。


その後の報道では、停電の原因は送電線のショートらしい。
サイバーテロじゃなくてよかった（笑）。