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終戦の日のテレビ

2014年08月15日 | 社会、読書
BSフジのプライムニュース『“特攻”の時代と運命 元隊員が語る最期の姿』を見た。
元特攻隊員の板津忠正氏と元自衛隊空将の佐藤守氏がゲストだった。

特攻は作戦として「外道」すなわち人の道に外れていたという点では
ゲストのお二人もキャスターも意見は一致していた。
その上で、キャスター側は
「隊員達は嫌だと言えずに恐怖の中で嫌々出撃したに違いない。」
と強く思っている様子で、
板津氏に何度も何度も執拗に同じ質問を繰り返した。
しかし板津氏は
「自分の知る限りはそのような者は一人も居なかった。」
「自分達がやらなくて誰がやる。それで日本を守れるなら行くだけだ。」
と穏やかに、しかしはっきりと断言した。

次第にいらだつ反町キャスターの渋面を見ながら
ライブ放送ってすごいと思った。
筋書きが狂い、露骨に不機嫌な表情になる反町氏の姿は
図らずもあの戦争や特攻について理解が浅いことを露呈していた。

特攻の成功率が極めて低かったというのはアメリカのプロパガンダで
実際には20数%だったと佐藤氏が話していた。
零戦が撃墜される映像ばかりが流されるが、撮影していたのは米軍なのだから
日本の作戦が効果的だった様子を見せるはず無いでしょう、ということだ。
この点については、後日調べてみたい。

以前、私は特攻に対してネガティブな印象しか持っていなかったが
ある時から、
守るべきものを守るために命を賭けて戦うことの尊さ素晴らしさを
素直に受け止められるようになった。
2年前にもこのことに関連する記事(カミカゼ)を書いていた。

番組で紹介された
17歳、18歳の若者達が屈託のない晴れ晴れとした笑顔で写った写真。
出撃の2時間前に撮影されたものだ。
彼らの勇気がこの日本を滅亡から救ってくれたのだと私は思う。
命を掛けて戦ってくれた先人の皆さんに深く感謝し哀悼の意を捧げる。


プライムニュースが終わってから、
フジテレビ(地上)でペリリュー島の戦いのドラマをちょっとだけ見た。
日本軍と一緒に戦いたいと申し出た現地の島民達を
「帝国軍人が貴様らと一緒になど戦えるかっ!!」と一喝して
島外へ避難させたエピソードがきちんと描かれていた。
このエピソードはネットでは有名だが
テレビにも登場したことにちょっと感動した。
ペリリュー島(パラオ)には一度行ってみたいと思っている。
その後の戦闘場面は見るのが辛いのでチャンネルを変えた。
(時代劇でもリアルな斬り合いは見ていられなくて台所に避難する^^;;)


NHKで大人ドリルスペシャル「戦争と平和」をやっていた。
見るともなく見ていたら、解説員の一人が
「広島に原爆が落ちた日」と言った。

「アメリカが広島に原爆を落とした日」でも
「日本が広島に原爆を落とされた日」でもなくだ。
「雷が落ちた」のと同じように、原爆が落ちたのか?
原爆は自然現象なのか?
勝手に「落ちた」のか?

その解説員の原爆に対する「他人事」的な心根が感じられて
とても気分が悪くなった。
言葉遣いのいい加減さという点でもカチンときた。

そんなことをぶつぶつと言ったら
夫がポーズをとって
「NHKですから!」と笑った。

ほんとにね~
私もすかさず「NHKなんで!」とポーズ。
一気に和んだ^^

(コントLIFE!はなかなか面白い。)
コメント
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