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緒方貞子さん

2011年01月28日 | 暮らし、その他
NHKで緒方貞子さんに話を聞く番組を見た。
(NHK BS プレミアム8)

国連難民高等弁務官を務められたことは知っていたが
その仕事がどのようなものだったかを含めて、
様々な話を聞くことができた。

緒方さんは、1991年、63歳から10年間、国連難民高等弁務官の仕事をした。
3年だけとの約束で引き受けたが、具体的に何をするかはよく知らなかったという。
任期中に湾岸戦争(クルド難民)、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争、そしてルワンダ紛争が起きた。
湾岸戦争で現地に行くため、生まれて初めてヘリコプターに乗り
「えらい仕事を引き受けた」と思ったそうだ。
いずれの紛争時にも、
危険な現場へ自ら入って指揮をしていたと聞いて、本当にびっくりした。

非常に難しい判断を迫られることが多かったというが
「命を守る」「生きてもらう」ことを最優先に、
人道的支援に力を尽くした。


63歳から新しく大きな仕事をされて、今も要職にあることが驚きだった。
驚きと同時に、
まだまだこれからだ、老け込むことはないぞって
勇気をもらった。

印象に残った、緒方さんの言葉をいくつか。

・国際と国内。
 国際って外のこと、じゃあないんです。
 私たちは皆、国際の中にいて、中の一員として応分の責任を果たさなくちゃいけない。
 そういうことなんです。

・危機とか難局は乗り越えるためにある。
 ぶち当たったら、ぶち破って下さい。

・先を読むことは重要。先を読んで、どう行動するかを決める。
 今、先を読むのはとても難しいです。
 しかし、難しくても先を読む努力をしなくては。

緒方さんの仕事へのモチベーションは
「困っている人がいて、自分にできることがあったら、やらなくちゃと思う。」
「ほっとけないってことですね。」

日本人女性として、こんなに素晴らしい方がいることを、誇りに思う。


再放送情報!
2月3日(木)12:30~14:00 NHK BShi
プレミアム8<人物>100年インタビュー「国際協力機構理事長 緒方貞子」
コメント
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