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三重県立美術館
6月29日(晴れ)
三重県立美術館の「曾我蕭白ショック・曾我蕭白と京の画家たち」に行くきっかけは、電車の吊り広告を見たことに始まります。
曾我蕭白の絵も見たかったし、友人が持っている鉄軌道全線の優待券の有効期限が迫っているという2つのタイミングがあり、電車の乗継3回をしながら県庁所在地の「津市」にある美術館まで2時間をかけて行ってきました。もちろん初めての美術館です。
駅から歩いて10分ほどの場所に美術館はあります。平日にもかかわらず入館者が多いのは「展示内容が良いからだ」と、見終わっての感想です。
曾我蕭白は江戸時代中期の画家で、京都の画壇集団のなかで、円山応挙、伊藤若冲、長澤魯雪、与謝野蕪村と並んだ人物で、その絵は「奇想の画家」と言われるように、独創的画風で人物や山水、動物が描かれています。
彩色の絵もありますが、墨の濃淡、筆致のテクニックを巧みに使い分け、力強く大胆な表現、ユーモラスな表現、繊細な表現と、画家の力量があふれたものです。
100数点の展示品のうち、44面の襖絵は伊勢の斎宮の旧家が所蔵していたもので、6年の修復作業が終わってのお披露目です。
どれも大作、本当に見ごたえのある展示会で、曾我蕭白の絵に魅了されました。
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