エミリーのつれづれ

日々の暮らしぶりを紹介します。

カバー遺跡

2010年12月03日 | Weblog
  
                        環はチャック(雨の神)の鼻
11月27日 ②

カバー遺跡に到着した直後にまた気まぐれ雨(スコール)が降りだしました。雨具を抱えての遺跡見物です。ユカタン半島は8~12世紀に栄えたマヤ文明の遺跡が点在しているところで、ウシュマル遺跡と姉妹関係にあるといわれていますが、ウシュマル遺跡ほどに有名ではないらしく、観光客はほとんど来ていません。

ガイドさんの説明ではこの遺跡の特徴は「プウク様式」といって建物を上下2つに分け、上部を過剰なまでの幾何学模様で埋め尽く様式だそうです。またこの地方はカルデラ台地で河川がなく、雨水を溜めて生活用水としたようで、そのために雨の神様(チャック)が多く祀られています。また地中に雨を貯める装置も造られています。不利を英知で解決したマヤ人の文化の高さに驚くばかりです。
見学を終えてバスに戻った頃には雨も上がり青空です。雨の神様チャックは今日一日何度気まぐれ雨を降らすのでしょか。バスに乗り込み景色変わらずのなか、ガイドさんの「マヤ講義と漫談」が続いています。時々、ジャングルの林が途切れると地平線が見え、やがて5時をまわり空が朱に染まる頃、私もシエスター(メキシコの昼寝)時間となり、ガイドさんの話をBGMにウトウトしているうちにメリダの街に入りました。

      

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