桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2006・3・18

2006年03月19日 | Weblog
午前中三日前に恋愛モードを解消したばかりのiと長電話。彼女の相談にまるで故郷の母親の様に(決して父親の様ではない)応じる。お昼過ぎ、去年八月に別れたAとランチ。当時は生きるの死ぬのと言っていたのに、こっちもそんなことがあったとはとても思えない程にフレンドリーな関係だ。こっちから別れたにしろ、別れられたにしろ俺はその人と後もつきあう。折角出会った男と女が、恋が終ったからって二度と会わないなんて勿体ないと思うからだ。その人たちには体で優しく出来ないから気持で一杯優しくする。つきあっていた時より桃井は優しいと言われる所以だ。なんてことも含めて最近の女性関係をお店に半年ぶりに来た女性脚本家のTさんに話していたら、相変わらずねぇと笑われてしまう。彼女だって昔は華やかな恋愛遍歴を重ねていて、俺と電話で話すことといったらその話題ばかりだったのに、今や18歳と13歳の男の子を持つ母親。Tさんの関心はついつい教育や社会問題に向かってしまい、男女問題は脚本の中だけだ。俺はTさんより14も年上だけど、彼女からみたら子供に見えるだろうなと思いつつ、まぁ、そんな男が一人ぐらいいてもいいだろうと居直って、また新たな恋の対象を探しに夜の街に出る。