桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2006・3・9

2006年03月10日 | Weblog
起きて、いつもの様に珈琲を飲みながら新聞を読んでいる内に、今日は何故か「洋食」が食べたくなった。そんな欲望が起きればそうする。冷凍庫と冷蔵庫を探して作ったのはミネストローネの缶詰を使ったリゾット風、ブルサントースト、鶏肉のロースト、グリーンサラダ、それにトマトジュース。結構ホテルの食事みたいで大満足。でも、天国の後は地獄が控えている。二月は売上がかなり落ち込んだ上に余計な出費もあって貯金通帳が限りなくゼロに近づいてしまった為、二月末までに払い込まなくてはならない消費税、法人税、固定資産税、確定申告費用、合わせて約70万円の捻出がまだ出来ないでいるのだけど、三月に入って売上は好調なものの、カードでの支払いが多く、今日現在、その支払いをする現金の余裕がない。いや、ギリギリ支払うことは出来るのだけど、それをしてしまったら毎月15日に支払うことになっている仕入れ先への支払いが出来なくなる可能性が出て来る。そればかりか25日の給料日や家賃の支払いが危ない。だからと言って、このまま税金を払わずにおける筈はなく、今月これから予定されている三つの大きなパーティの売上を含めて現金収入の見込みをたて(カード支払いの可能性もある)、いつ頃だったら払えるか頭を悩ますことに午後の時間を使ってしまったのだ。まぁ、ちょっと経営者っぽいひとときだ。疲れて仮眠した後、延び延びになっていたコレド通信の残りを書き、おでんの残りと塩辛と一夜漬けで軽い食事をして9時前に店へ。入った途端、Lちゃんと近所のMちゃんの姦しい(聞き役のTちゃんも含めて)エロトークが聞こえて来る。店が暇で、若い女三人が集まるといつも話題はそこになるらしく、一人カウンターにいた演出家のSちゃんは蚊帳の外に追いやられていた。いつもなら俺が来たところで終る筈のその話題も、その後人妻Iちゃんが来店したことで加速し、FテレビのSさんと来た女優のMちゃんもそこに加わり、延々と続く。そりゃ女性の方がエロくて当たり前だし、その話題を専門分野とする俺も話に加わって楽しんだのだから非難は出来ないのだけど、何だが店中にエロい匂いが溢れていた気がする。二時前、常連の俳優事務所社長Aさんが来店したが、三十分で帰って、店じまい。Lちゃんはタクシー帰りだったので、一人ラーメンを食べて帰宅。侘住まいは当然の如くエロっぽくない。