桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2006・3・12

2006年03月13日 | Weblog
一時に今日で18歳になった息子に会う。白金まで移動して、俺の母(彼の祖母)も呼んで食事。大学は志望校に入れず、落ち込んでいると思いきや、浪人はせずに滑り止めに入った大学で資格を沢山とって頑張ると意外なほど元気。プライドだけが突出して大学に行けなかった自分と比較して、18歳にして案外大人なんじゃないかと頼もしく思ってしまったのは親馬鹿か。白金から六本木まで色々なことを話しながら歩いていたら、Lちゃんから電話。俺が息子と会っているのを知っていて、仕事の口実をつけて何とか会おうとする。あんまりしつこいので六本木の喫茶店で会う約束。息子に挨拶しているLちゃんを見ている内、さっきとは違う思いに陥る。同じ18歳なのに、Lちゃんに比べて息子はグーンと子供に見える。血がつながった息子と、他人なのに毎日十時間以上一緒にいるLちゃん。ホンの僅かの時間だったけど、生まれた日が十日しか違わないのに、全く違う人生を歩んで来た同じ18歳の男女の、俺と云う人間を真ん中にした人間交差点。息子と別れて六時から店。開店早々、Tちゃんの友達のOさん夫妻とRちゃんが来店してくれる。Oさんはこの日記で俺が書く食い物へのこだわりを知って来てくれたと聞いて恐縮する。最初から知っていたら、それなりに準備したのにと悔やむ。お客さんは他に四月に公演予定の俳優のM君、常連の演出家Sちゃん、日曜出勤したSミュージックのIさんの六人だけ。
今日あたりから花粉症の発作がおき、薬を飲んだせいかやたら眠い。