笑顔の江川

薬害エイズを考える山の手の会のご案内
薬害被害者、がん患者の支援活動
尊敬する勝海舟や田中正造のコメント

二つの社会問題のイベントをはしごして

2011-06-26 07:18:59 | 日記
昨日は私が関心を持っている二つの社会問題のイベントが重なって途中退席と途中参加ではしごしました。
一つはカンボジアの児童買春問題を取り上げて活動している「かものはしプロジェクト」という団体の活動報告会です。大学生の時に大学でアジアの少女の児童買春の話を聞き自ら現地に行って見てきたのがきっかけで3人の学生仲間とカンボジアの児童買春をなくすことを目的にNPOを立ち上げそれから9年、着実に問題解決のために動いています。活動内容はカンボジアの現地にコミュニティファクトリーという物産工場を現地に造って若い女性を雇い入れ、現地の警察とも連携して買春の摘発に協力しています。日本ではNPO法人として支援者をあつめて昨日の報告会には数百人の参加者が集まりました。私はかものはしプロジェクトの設立当初に若手社会起業家を支援しているETICの活動を発表する集まりがありそれ以来関心を持って少々ながら交流してきました。
もう一つは東京の医療機関の団体組織で東京民主医療機関連合会の薬剤師さんの集まりで「薬害根絶の会」です。薬害肝炎問題の支援活動には大変ご協力いただき、私も「薬害根絶の会」とはよく交流して来ました。昨日は抗がん剤イレッサ問題について薬害イレッサ訴訟の弁護団の弁護士さんと現場の薬剤師さんからお話がありその後参加者がグループに分かれて薬害問題について話し合いました。薬剤師さんのグループで薬害問題を取り上げて学習会を行うことあまり聞いたことがないと現場の薬剤師さんも言っていました。
様々な墓所で日夜、社会問題への取り組みが行われています。社会問題を他人事と考えずに当事者意識を持って活動に参加することが社会問題解決への第一歩になりと思います。
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B型肝炎訴訟の解決とは

2011-06-25 07:26:35 | 日記
国の予防接種によりB型肝炎に感染して裁判で争われていたB型肝炎訴訟が原告の患者さんと国とが和解することになりました。もともとこの裁判は北海道の5人の患者さんが裁判で訴え最高裁判所でも国の責任を認めた判決が出たのですが、その後国である厚生労働省がB型肝炎患者さんへの対応を怠り全国各地でB型肝炎患者さんが裁判を起こしたものです。患者さんの人数も多いので新聞紙上では和解金などの予算の問題が注目されていますが、早くにB型肝炎患者さんに対する施策を行っていれば予算はそれほどかからなかったと思います。それと裁判で和解するときは和解金に話ばかりが注目されますが、過去の薬害訴訟でも和解後に国との様々な交渉の中で医療改革が進み患者さんの治療は向上しています。今回のB型肝炎訴訟でもB型肝炎治療の遅れを患者さんは訴えています。全ての肝炎患者さんが安心してより良い医療が受けられるために、命を大切にする社会を創るために患者さんは裁判で闘ってきたのです。大切なのは和解によりこれから国との交渉の中でいいかに患者さんのための医療体制を創れるかということです。正に和解は改革の第一歩なのです。命を大切にする社会を創るためにことからも活動していきたいと思います。

B型肝炎訴訟の報告集会が開かれます。
日時:6月28日(火)17:30~
場所:衆議院第1議員会館多目的ホール(地下鉄丸の内線国会議事堂前)
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薬害根絶デーに向けて若者が力を合わせて準備をすすめています

2011-06-24 10:26:04 | 日記
昨日、薬害根絶デー(8月24日)の実行委員会が行われ大勢の学生が参加してくれました。広報活動もツイッターなどを使って仲間をふやしていく工夫などをしています。また、法学生と薬学生の交流などこの実行委員会を通じて新しい交流も生まれています。これから8月24日の本番に向けて頼もしい限りです。内容も薬害被害者の生の声を聞いて多くの人に薬害被害の実態を伝えていこうと薬害被害者のインタビューなど準備をすすめています。次回の実行委員会は7月15日(金)午後6時30分から、場所は新宿御苑の薬害オンブズパースン会議事務局で行います。
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人間は同じことをくりかえすー勝海舟の言葉

2011-06-22 21:07:48 | 日記
「時に古今の差なく、国の東西の別はない。観じ来れば、人間は始終同じことをくりかえしているばかりだ。生麦、東禅寺、御殿山、これらの事件みな維新前の蛮風だというけれども、明治の代になっても、やはり湖南事件や馬関騒動や、京城事変があったではないか。今から古を見るのと、古から今を見るのと、少しも変わりはないサ」(勝海舟「氷川清話」より)
これらの事件は外国の公使を日本人が襲撃したり日本公使館が襲撃されたり国際的な大きな事件になっていますが、勝海舟は人間の過ちを平然と語っています。政治の問題であろうと外交の問題であろうと人間の行いそのものを観ている勝海舟、今の国会の状況をどう観るでしょうか・・・。
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いよいよローカルの時代~ヘレナさんの「幸せの経済学」

2011-06-21 20:35:29 | 日記
環境運動やフェアトレード運動の団体でナマケモノ倶楽部の世話人をしている辻信一さんがスローライフをテーマに大月書店からゆっくりノートブックというのを出していてその5巻に「いよいよローカルの時代」があります。このゆっくりノートブックは辻信一さんがスローフード、スローメディスンといったテーマごとにそれぞれの分野で活動している人と対話形式で綴ったものです。5巻はグローバリゼーションに対するローカリゼーションをテーマにスウェーデン生まれの言語学者でグローバリゼーションに対する問題提起や啓発活動を行っているヘレナ・ノーバーグ=ホッジさんとの対話でグローバルからローカルへの流れの中に「幸せの経済学」を提唱しています。私は辻信一さんの本を何冊か読んでいますが、いつもが~んと目を覚まされます。今回も私たちの生活の中であたりまえのように身体にしみこんでいるグローバリゼーションの流れのからローカルな生き方を気付かせてくれています。これはあくまでもこの本を読んだ人が自分自身がそのことに気付きどう動くかに関わって行くかの問題です。そろそろと周りの人々と分かち合っていくのかなと・・・。
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