笑顔の江川

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渋沢栄一の勝海舟評

2011-06-26 21:43:54 | 日記
勝海舟と同じように渋沢栄一も明治に入ってから永く生き晩年にいろいろ書物を残しています。年代的には渋沢栄一は勝海舟より17歳年下ですが、勝海舟は明治32年(76歳)、渋沢栄一は昭和6年(91歳)まで生きています。幕末、明治維新を経験して長く生きた人物はそう多くいないので二人の晩年の書物は貴重なもので重さもあります。渋沢栄一の「論語と算盤」は有名ですが「論語」をかなり勉強していて「論語講義」を書き綴っています。現代語訳で作家の守屋淳さんが平凡社新書から「渋沢栄一の論語講義」という本が出ています。
その中に孔子の言葉として「君子というのは、特定の用途だけに役立つ道具のような人間であってはならない」とあり渋沢栄一がこの言葉を用いて大久保利通、西郷隆盛、木戸孝允評の後に勝海舟評が書かれています。「勝海舟伯も見識の高い人であったが、前の三人の傑物に比べると、どちらかといえば道具に近い面があり、「道具ではない」とまではいかなかったと思われる」と評しています。渋沢栄一の評価はかなり厳しいものだなと思いました。さて現代の道具でない人間とは・・・。
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二つの社会問題のイベントをはしごして

2011-06-26 07:18:59 | 日記
昨日は私が関心を持っている二つの社会問題のイベントが重なって途中退席と途中参加ではしごしました。
一つはカンボジアの児童買春問題を取り上げて活動している「かものはしプロジェクト」という団体の活動報告会です。大学生の時に大学でアジアの少女の児童買春の話を聞き自ら現地に行って見てきたのがきっかけで3人の学生仲間とカンボジアの児童買春をなくすことを目的にNPOを立ち上げそれから9年、着実に問題解決のために動いています。活動内容はカンボジアの現地にコミュニティファクトリーという物産工場を現地に造って若い女性を雇い入れ、現地の警察とも連携して買春の摘発に協力しています。日本ではNPO法人として支援者をあつめて昨日の報告会には数百人の参加者が集まりました。私はかものはしプロジェクトの設立当初に若手社会起業家を支援しているETICの活動を発表する集まりがありそれ以来関心を持って少々ながら交流してきました。
もう一つは東京の医療機関の団体組織で東京民主医療機関連合会の薬剤師さんの集まりで「薬害根絶の会」です。薬害肝炎問題の支援活動には大変ご協力いただき、私も「薬害根絶の会」とはよく交流して来ました。昨日は抗がん剤イレッサ問題について薬害イレッサ訴訟の弁護団の弁護士さんと現場の薬剤師さんからお話がありその後参加者がグループに分かれて薬害問題について話し合いました。薬剤師さんのグループで薬害問題を取り上げて学習会を行うことあまり聞いたことがないと現場の薬剤師さんも言っていました。
様々な墓所で日夜、社会問題への取り組みが行われています。社会問題を他人事と考えずに当事者意識を持って活動に参加することが社会問題解決への第一歩になりと思います。
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