笑顔の江川

薬害エイズを考える山の手の会のご案内
薬害被害者、がん患者の支援活動
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薬害エイズの出会いは私に多くのことを教えてくれました

2018-10-16 20:17:45 | 日記
私が薬害エイズに出会ったのは1995年の年明け頃、法律関係の仕事をしていて新しくできる法律に対象となる事柄が薬害エイズで問題の血液製剤に関係があり文献で調べてもわからなかったので友人に聞いたところ薬害エイズ被害者が話をする学習会に誘われ「これだ」と分かった時でした。それ以来、被害者のお誘いもあり薬害被害者の支援活動を続け今年で23年になりました。その間、様々な薬害被害者や薬害訴訟の弁護士、医療従事者、国会議員、マスコミ関係者等、多くの方々と出会い、様々な薬害事件について学ばせていただきました。学びは出会いからの23年に限りません。歴史はさかのぼり薬害エイズより前の薬害であるサリドマイドやスモン、またハンセン問題や薬害エイズの源流である第二次世界大戦のときの731部隊に至るまで数多くの事柄を文献だけでなく人を通して当事者や歴史の証言者から貴重な体験をさせていただきました。その体験から人間は過ちを繰り返すということです。薬害エイズも裁判和解からすでに22年が経ち風化されつつありますが、その源流である731部隊は軍医である医療者の人体実験でその行為が薬害エイズにつながっていますが、今や歴史から忘れ去られようとしています。この構造は今現在も生き続けていますが、人は気づくことさえありません。22年前の頃はHIVエイズと言えば死ぬ病気、発症すれば助からない病気から裁判和解から被害者の訴えがありHIVエイズの治療方法は格段に進歩して生き続けられる病気になり、がん治療の発展と共に医療は人類の救いとして注目されていますが、医療における構造的な問題は変わることなく、医療技術の画期的な進歩のみが注目され、薬害などを発生させた行動的な問題は気づくことさえありません。ゆえに当事者の生の声は問題に気づく第一歩で人間復活の道しるべなのです。
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