歩いて出てくることが出来ないがん患者さんのためにーがん哲学外来在宅部会

がん哲学外来メディカルカフェは、がん患者さんの病気の不安や悩みを、何人かの人々と落ち着いた雰囲気の中でゆっくりとお茶を飲みながら、お互いに寄り添える場所ですが、このような場所に病状によってこのような場所に出てくることもできない患者さんが多くおります。そういった患者さんのために、こちらから出向いて分かち合いの場を作る目的で準備を進めているのが、がん哲学外来在宅部会です。
今日は在宅部会の会合があり、がんの就労支援に関する勉強会を行いました。講師に社会保険労務士の近藤明美先生をお迎えしてがん患者さんの就労支援に関する現状や具体的な相談事例からがん患者さんの抱える困り悩みなどを勉強しました。近藤先生は、実際に病院の中で患者支援相談を行っていてわかりやすく説明されました。がん患者さんに対する就労に関する制度が出来ても、その制度のアクセスが出来なかったり存在すら知らない人も多く存在します。また病気のことが知られる不安から相談を控える人もいます。病気で悩んでおられ不安な毎日を送っているがん患者さんのために気軽に相談できる在宅部会になるように準備を進めています。