研修医K先生結構大胆。 +++++++++++++++++++ 同時に排便コントロール開始。2本立てでいきます。 軟らかくして運び出しをよくする・・ 40mg。ここで問題勃発。 彼の担当看護師は で、どんな便?って聞いたところ 「ねえ。トイレに行きましょう?痛み止めがかなりいい状況に近づいてきたから動けると思いますよ。トイレに行って、うん!と腹圧かけると自分の力でもう出るはず!はい!!動きましょう」 またまた、ぐいっと引っ張ってみる。 翌日 便秘は一先ず解決の方向にいきました。
「20mg/日でいきますか」
ん~~緊張感高い状況だから
ちょっとでも何かあると
もう2度と飲んでもらえなくなる・・
ということで、基本どおりに5mgを2回で10mg/日。
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軟便化の酸化マグネシウム
マグネシウムなんてカタカナをいうと
え~何だか怖いと言われたことがあります。
すかさず
「にがりって体にいいってTVでも聞いたことありますよね。
酸化マグネシウムはにがりなのですよ。
堅い名前だけど中身が分かれば安心ですよね」
これに大腸刺激性緩下剤
というと難しいけれど、
センナなら聞いた事があると思います。
これです。
この2種類を併用していくことが
オピオイドの便秘のコントロールの基本です。
オキシコドン徐放剤開始後
嘔気がでないこと、眠気が強くないことを
評価したら、増量をかけていきます。
10、20、30、40mgまで
研修医K先生は何も指導しなくても
説明しながらキチンと
外科の主治医に連絡を取りながらできていました。
「先生~。痛てーんだよ。ベットの上でおしりから堅い便をかき出すもらうとお尻がたまんなく痛い~~~。も==やだ。」
これを摘便といいます。
ひどく以前から便秘があると
硬い便が出口近くで栓になっているため
摘便という処置を必要とすることがあります。
がん疼痛認定看護師という
かなり専門性が高い看護師。
強い見方とは彼女のこと。
軟らかいと。
これまた、しめた!と思った。
「出たよ~~先生。OKだ~~」
何ともお通じの話ではぱっとしないのですが
がん性疼痛がどれだけ上手く緩和できるかは
どれだけ便秘のコントロールが上手くいくか
に繋がるということは
あまり知られていいないのが現実です。
しかし・・・・・・ (明日に続きます)
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