最期が近くなっていく時に、
痩せていく様子が、とても痛々しく
それを、辛いとご家族の方がお話しくださることがあります。
色々な場面がありますので、一概には言えないのですが、
私は、この痩せるという状況はとても大切なメッセージだと思っています。
ろうそくを思い描いてみてください。
ろうそくが、途中で消えてしまうとしたら・・
ろうが残ります。
ろうそくが、すべて燃えきって消えてしまうとしたら・・
ろうは残ることなく、炎も消えていきます。
寿命の限り生き抜くとは、
ろうをすべて使い切って消えていったろうそくなのです。
最期の最期まで、自らのエネルギーを使いきって亡くなっていったこと・・
それが、痩せて最期に旅立つということなのです。
そして、痩せてしまうことで、私はこれから、さようならをするのですよと
無言で、残された人々にメッセージを送り、
心の準備をさせてくれるのです。
痩せて、力を使い果たすところまで生き抜いた証しを
どうか、誇りにおもってください。
そして、命半ばにして尽きたのではなく、
寿命の限り生き抜いたのだということを、心に刻んでください。
痩せていく様子が、とても痛々しく
それを、辛いとご家族の方がお話しくださることがあります。
色々な場面がありますので、一概には言えないのですが、
私は、この痩せるという状況はとても大切なメッセージだと思っています。
ろうそくを思い描いてみてください。
ろうそくが、途中で消えてしまうとしたら・・
ろうが残ります。
ろうそくが、すべて燃えきって消えてしまうとしたら・・
ろうは残ることなく、炎も消えていきます。
寿命の限り生き抜くとは、
ろうをすべて使い切って消えていったろうそくなのです。
最期の最期まで、自らのエネルギーを使いきって亡くなっていったこと・・
それが、痩せて最期に旅立つということなのです。
そして、痩せてしまうことで、私はこれから、さようならをするのですよと
無言で、残された人々にメッセージを送り、
心の準備をさせてくれるのです。
痩せて、力を使い果たすところまで生き抜いた証しを
どうか、誇りにおもってください。
そして、命半ばにして尽きたのではなく、
寿命の限り生き抜いたのだということを、心に刻んでください。
ろうそく。なるほどです。
最後にチラチラと光る炎はまた美しいです。
そんな時期の笑顔に力強ささえ感じることもあります。
(例えば入院中ならば、上手に、水に溺れず痩せられるのもまた、治療者の技量かなとも思います。)
そう思う事に致しました。。。
本当に痩せて体力も限界ですが
寿命の限り、精一杯生きてる、そんな気がします。
一度、ろうそくの炎が消えてしまっても
旅立った夢の世界で、今度は永遠の優しい光の中で生き続けるんでしょうね。。。
お書き下さったこと、本当にそうだなあと思います。
死を意識していない時は、生きていることも意識していないものですが、この最期の生きざまは人生を凝集し、多くのメッセージを放っていますよね。ここに治療者のスキルが参加できると、医療者冥利につきるなあと思うのです。
ぴょんさん
短いコメントに、とても、大きなものを感じました。想いをめぐらせつつ・・
いつもさん
お母様、まさに直面されていらっしゃるのですね。
時に思います。空高くある太陽は姿が見えませんが、夕日は赤く姿を現します。死を意識し始めた時、まさに生きていることを意識づけてくれるものだと。ろうそくの炎も、夕日も、周りにその姿を焼きつかせてくれます。そのことが、記憶に留まる一方で、私たち自身、生きていることをまざまざと思い起こさせてくれるものだなあと感じます。
お母様が身を持って生きることを教えてくださっているのかもしれません。今の時をどうぞ、大切になさってくださいますように。
うちの母はどうだったかなぁ・・・。
しかし、こういう風に解釈ができるなんてすごいなあと思いました。
本格的に緩和医療にかかわりだしてまだ数年ですが、先生のレベルに追い付くまで頑張りたいなあと思った次第です。
死をみとる一週間・・・もう、発刊から10年近くになります。が、死をみることは何年たっても変わらないもので、今だによく売れているようです。あの本に登場される方の思い出は、強烈な示唆を今もなお私に投げかけてくれます。懐かしい本の名前を挙げてくださり、本当にありがとうございました。
makiさん
お褒めの言葉、ちょっと照れますが、患者さん達のおかげです。
お一人、お一人、人生をかけて生き抜かれます。そのつど、自分は何をこの方から学んだか、必ず振り返ります。その積み重ねが教科書を超えたものになっていきます。どうか、仲間として、緩和医療の発展に力を貸して下さいますように。
体に気を付けて頑張ってくださいね。
連れ合いは半年の闘病の末、今月始めに天に召されました
頑丈だった彼の身体が日に日に私より小さくなる姿を、涙を堪えて見守りました
あの時の私のように、後悔の思いで看病している方が今もいらっしゃるでしょう
先生のように仰ってくださる方の存在を教えてあげたい気持ちで一杯です
ありがとう!
きたがわ葵さん
連れ合いの方を見送られて、1か月になられるのですね。葵さんがいらっしゃったから、小さくなるまで生き抜くことができたのでしょう。
今、お別れになって一番お辛い時期ではないでしょうか。
そんな中、ここに、お二人の大切な旅路をシェアしてくださり、感謝でいっぱいです。