昨日は、はじめてWeb カンファレンスの機会を頂きました。
多くは、講演を多地点に流すのがその用いられ方だったようなのですが、
大変ご無理を申しあげて
症例検討をさせて頂くこととしました。
お話しを頂いた時は、
てっきり双方向のやり取りができると勘違いしていたのですが、
そんなに簡単ではないようで、
映像も私のところにだけカメラがある状況でした。
20施設以上が参加されていると聞いていました。
症例をいくつかお出しいただけたらとお願いしたら
9症例を頂き、でも、どれも難しいケースで
現場の方々の工夫や調整などが読み取れ
とても、選別は難しく、一言でもコメントはさせて頂くということにしました。
実際に始まると
私の周りには、スタッフの方が数人。
潜望鏡をとても小さくしたようなカメラは目線よりやや上にあり、
マイクと頂いた症例の用紙とパソコンを目の前にしていました。
話をするのですが、相手がまったく見えません。
マイクが切り替わらない限り、
音も入ってきません。
誰にしゃべっているのだろうと不思議な感覚になりながら、
一時間やっとこなしたという状況でした。
手ごたえはまったくありません。
ただ、いつも以上にしゃべり続けた自分に嫌悪感・・・
今日になって、幾つかコメントを頂き、
ああ・・そんな感じだったんだ・・とか
今度はこうするとよいかも・・とか
色々な感情が湧いてきました。
やっと、無機質な感覚から抜け出すことができ、
人と人とのつながりというのは、
こんなにも暖かなんだと実感しました。
5月に開かれる日本記号学会という学会から
シンポジウム参加の打診がありました。
記号???と思っていましたら、
決定プロセスの過程にある脳での認知や
人から離れた音声としての電話やTVの画像など
多彩な要素を含んでいることがわかりました。
その話しを聞いていて、昨日の、想定された場面から切り離された自分は
認識機能の分断化が起こっていたのかもしれないと思ったのでした。
それを、感想という感情がはいった言語で今つなぎ合わせる作業ができて
心はやっとスタビライズされたのだなあと思っているところです。
症例のご提示のご協力をくださった方々、忙しい中、本当にありがとうございました。
実際に診察することなく、どこまで可能性で話せるかということもチャレンジでした。
切れ味の悪いコメントをお許しくださり、感謝です。
ご参加くださった方々、恥ずかしいほど未熟な私と
場所を超えて1時間シェアーしてくださったこと
本当にありがとうございました。
何か月も前から企画案を作り
配布資料を一か月かけてご準備くださった国安さん
本当にありがとうございました。
応援に駆けつけてくださった保坂さん、本当にありがとうございました。
NTT、S社の方々、心から感謝しております。
貴重な経験を与えて頂き、本当にありがとうございました。
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用いていました
でも支店含めて3か所だけだったし…
大掛かりな会議だと
音声も映像も同時に、というのが
難しい場合もあるのですね
スムーズにできるようになっているものだと
思っていました
反応のないところで話す、
考えただけでも難しそうです
人前で話すのも
わたしは… ですが
ただ、いつも以上にしゃべり続けた自分に嫌悪感・・・
にっこりしてしまいました。
>その話しを聞いていて、昨日の、想定された場面から切り離された自分は
認識機能の分断化が起こっていたのかもしれないと思ったのでした。
それを、感想という感情がはいった言語で今つなぎ合わせる作業ができて
心はやっとスタビライズされたのだなあと思っているところです
納得、、、。
分かります。最近テレカンファレンスに参加するようになって、移動しなくて良い分便利だけれど、実際場所を共有するものとは全く違う感覚だな、と痛感しています。周りの反応が即見えないから、私も喋り捲ってしまうことになるときも、、、、
実際に場所を共有してもコミュニケーションが一方的なら成り立たないし。一年前日本で1時間半のセッションをした時、久しぶりの日本、北米人と比べて違う反応(きちんと座って静かに聴く)に戸惑ったことを覚えています。
先日はTOEFLを受けてスピーキングの部門で、ヘッドホーンについているマイクに向かって一人しゃべり。こんな環境でどうやって自分のベストが出せるのか?!と、、結果も無残でした。
と、自分の経験から先生の四苦八苦の状態が目に浮かんでにっこり。しかしながら、こういう形式がメインになって行くんでしょうね。
TV会議ですか。
進んでいますね。多地点を結ぶシステムを持っているってすごいです。移動しなくてよい会議は便利でしょうね。
こうやって字だけですが、見て、読んで、想像ができるコメントを頂き、温かさを実感しています。
missyさん
テレカンファレンスが日常的なのですね。北米人と違う反応って、本当にそうですよね。
アメリカから帰国したとき、整然とならび、ラジオ体操をする保育園児をみて、呆然として恐れ慄いた次男を思い出しました。
確かに、2008年の日米年次改革要望書の医療の項目は、ドラックラグとITをうたっていましたから、これから日本では勢いがついたように増えていくと思います。
共鳴してくださり、本当にありがとう。ホッとしました。
学びになっているかどうかもわからないのです。的外れなコメントばかりしたかもしれないのですが、それも、手ごたえがないのです。
でも、こうしてコメント頂いて、かなり嬉しい・・
あ゛あ゛・・・うれしい・・・
そう、そうなんです。
オピオイドを開始して、増量することは、もう普通にできるようになってきていますよね。
この10年間の変化です。でも、補助薬が使えていなくて・・
暖かなメッセージ、ありがとうございました!!!