カリフォルニア州控訴審は +++++++++++++++++++ 李先生は言われました。 アメリカの救急の現場では それに対し、日本では また、延命治療の中止は 会場から、
「殺人罪で告発することによって
延命治療の臨床に関わる
重大な決断に直面する医師たちの
倫理・道徳的規範を決めようとするやり方は
愚かな方策」
とし、この事件は決着をみました。
そして、この判決以降
アメリカで延命治療の中止で訴追されることはなくなったと言います。
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「尊厳死の権利とか
死ぬ権利といったことではありません。
ただ、患者の自己決定
ここに包括されるのです」
この言葉には心が打たれました。
その通りです。
何かの死だけが特別というわけではありません。
ただ、ただ、患者がもつ自己決定権の尊重なのです。
各論で語られている日本の現状の中で
いかに患者の自己決定という観念が成熟していないかということです。
まず、挿管して人工呼吸器下に生命を維持。
そして、落ち着いて病状を評価します。
回復の見込みがないと判断されれば
延命治療の中止を行います。
一旦挿管されると抜くことができなくなるので
挿管を見合わせているという実態を取り上げ
李先生は
「これこそ、救命の現場で生きるチャンスが奪われている」
と言われました。
これにも、ハッとさせられました。
一律に行えないとなってしまっている
現在の日本の状況は
パターナリズムに陥っているとも指摘されました。
個別性のある患者の自己決定を無視し
医療者が医療者の立場でNOと言っていることこそ
患者の自己決定権の侵害であると。
「患者は、他人の迷惑になりたくないからと言って
延命治療の中止を求める場合があるのでは?」
という質問が出ました。
私も、引っかかっていたところでした。
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正論、超正論です。
先生がハッとした気持ちわかります。
自己選択、自己決定ですよね。今の日本の医療制度は、自己での決定を行えないような制度になってるんですね。さらに、挿管するかしないかのところで考えすぎるから救命しえない事もあるんですね。
納得です。目からウロコです。
会場からの質問、ごもっともです。