緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

コロナ・・海外往来は簡略に! 幼児のお風呂は鬼門かも

2022年03月20日 | 医療
3月に入って、シンガポール在住の家族が2年間延長していた色々な手続きの更新とビジネスのために単身で帰国。
2週間ほど滞在し、また戻っていきました。

羽田の早朝到着便だったためか、空港のコロナ検査は1時間程度で陰性確認。
3回目ワクチン接種完了済みにて、空港からの移動は公共交通機関使用可。
待機は、自宅で3日間に丁度短縮されたところでした。
一日1回、随時(抜き打ち)に電話やGPS確認を受け、3日後のPCR検査は事前に確認していたところに公共交通機関を使って出向き、受けることができました。

復路便直前のコロナ検査も指定医療機関でスムースに。
そして、無事陰性証明を得て、2週間やるべきことを完遂して戻ることができました。
その時々にシステムが変更になること、その人その人で条件が異なること(ワクチン接種や滞在国の感染状況など)から、兎に角、情報を更新していくことがポイントのように感じました。




そんなコロナですが、国内新規患者数は予想されていた通り、急速な減少の見通しは立っていない様子です。

私の回りでも感染孤発例が頻発しています。
特に、幼児のママさんの感染・・

お子さんが保育園に行っていて、お子さん間での感染がお母さんに及ぶ例が多いのです。
食事や部屋、トイレなどのアルコール清拭は徹底し、室内でもマスクの着用をしているようですが、問題はお風呂です。

何人かに話を聞いてみたところ・・

園内で感染してしまったお子さん。
お父さんの感染がないお家で共通していたのは、お父さんは一番風呂だったこと。
感染しても解熱してくればお風呂には入ります。
一人でお風呂に入れない年齢のお子さんですから、お母さんもマスクはしていませんし、鼻水もお湯には入ります。
40度のお湯はウイルスや細菌にとってはよい培地になってしまう温度です。

2~5歳のお子さんのお風呂・・
これは中々難しいところです。

海外のように、湯船は、座ったお子さんのお腹位までのお湯のはりにして、お子さんを入れながらもお母さんは入浴しないでマスクするなどの工夫が必要に感じます。
その後に入る場合は、湯を抜いて、風呂を洗う必要もあります。
ただ、最近はゴシゴシしなくても、スプレーすればさっと洗えるものもあり、(これ相当の洗浄力)そんなに大変ではなさそうです。
できれば、お母さんも先に入ってしまうことができれば本当はよいのでしょうが・・

小さな子供たちのコロナの広がりが落ち着いていきますように。
そして、社会としても、収束に向かってほしいところです・・・

Lubov LisitsaによるPixabayからの画像

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