緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

郷里で

2014年05月08日 | 家族

今週、父の健康上のことから郷里に帰っておりました。
ブログの更新が滞っていて、ご心配おかけしました。

写真は、郷里の黄昏時の川面です。
山々が、常緑樹の緑と
広葉樹の新緑とが織り交ざり、
野生の藤がそこここに枝垂れていました。

川には、ごみもなく、流れはとても速いのですが、
緑が映って、本当に綺麗でした。

遠くには、昔の城跡が見え、
歴史を感じます。






急なことだったのですが、
所属講座・チームのコアスタッフの快い返事で、
平日でなければできないこともでき、
本当に、助かりました。






家族の立場として、
改めて、色々なことを感じておりました。

スタッフの方々が、笑顔でいることや、
元気に働いている姿は、
直接父のことでないことでも、
実に、励まされるものだなあと思いました。

小さな、高齢化している町ですが、
医療レベルは高く、
緩和領域でも高名な医師がいる病院です。

担当くださった先生の説明もわかり易く、
ソーシャルワーカーさんも体調崩していらっしゃっているとお話しくださりながら、
一生懸命一緒に考えてくださいました。

看護師さん、リハビリのスタッフの方々が
皆さん笑顔で接してくださっていました。

本当に、ありがたいことでした。






嬉しかったこと・・

町の中を歩いていると
全然面識がないにも関わらず、
皆さん、こんにちは!って
挨拶してくださったこと。

これは、すごいパワーがあります。



また、
ホテルに泊まりながら、
病院に通っていたのですが、
そのホテルのレストランのウエートレスさんが、
「お父様いかがですか?」と
声をかけてくださったこと。

何故、連泊しているか、ごく簡単に話していたのですが、
それを翌日、覚えていてくださっていて、、
こんなにも気にかけてくださっていたんだという気持ちで、
驚きと、嬉しさで一杯でした。



そして、せめて・・・
もう少し、人の顔と名前を意識して覚えよう・・
もっと、笑顔で挨拶を大切にしなくては・・
と、当たり前のことを、
改めて思ったのでした。


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2 コメント

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帰省 (くまごろう)
2014-05-11 16:36:54
ここ数年ゴールデンウイークは、いつも仕事で、休んだ記憶があるやらないやら・・今年はこの1週間に向けて、カレンダーに×印を付けながら、連休前にやっておかなければならない仕事を頑張りました。連休直前は、2、3時間は仮眠するものの、ほぼ徹夜で。
実家に帰る日は、大急ぎで職場を飛び出し、スマホを片手に列車に飛び乗りました。
別に実家に行っても、旅行に行く訳でもなく、行き慣れたスーパーに行く程度で、あとはいつもと変わらない普段の生活なのですが、親にしてみたら、違うのですよね。「子供が家に帰ってくる」ということが嬉しいようで、布団を干したり、ごちそうはありませんでしたが、だいぶ気合いを入れて待っていたようです。
先生のお父様も、「おお、帰ってきたか」という思いで待っていたのではないかと思います。
病院に入院すると、人がお見舞いに来てくれることが楽しみでした。「疲れるから」とみんなすぐに帰ってしまうのですが、先生のお父様も、先生の顔を見たり、ご家族の話を聞いて、嬉しかったのではないでしょうか。例え行く場所が病院であっても、親孝行ですね。
今日は母の日です。今日の親孝行なプレゼントは何でしたか?
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くまごろうさん (aruga)
2014-05-11 20:57:39
くまごろうさんのGWをシェアしてくださり、本当にありがとうございます。ご無沙汰しています。
実家にお帰りになるために、仕事を頑張った姿が目に浮かぶようでした。そして、お待ちになっていたご家族の様子も・・

加えて、父のことにも思いを馳せてくださり、本当にありがとうございます。嬉しかったです。

母の日は、タイカレーを作ってくれました。母の日ショートケーキと共に。ありがたいことです。
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