緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

家庭の医学(1)

2008年01月03日 | 社会時事

原題は、「Excerpts from a Family Medical Dictionary」
邦題 「家庭の医学」
レベッカ・ブラウン 著
柴田元幸 訳

直訳すると、「家庭医学の辞典からの抜粋」といった感じでしょうか。
はじめ、この邦題を見たとき、まったくピンときませんでした。
が・・この原題をみたとき、
あ~なるほどって納得でした。

家族が日常の中で医療のお世話になるとき
さまざまな疾病があり
それは、家族も巻き込まれながら一連のストーリーを展開します。
その様々なものの中から、ある一面を取り出した小説。
・・そんな感じです。
あの、よくご家庭においてある疾患別に、症状、診断、治療について
一般の方用に書かれた「家庭の医学」とは異なります。

私の読書タイムは、電車の中が多いのですが
本当に面白いと思った本は
やめることができなくなります。
で、すごく短い時間で読み終わってしまいます。

この本、年末の通勤途中に読んでいたのですが
全部で1時間くらいで終わってしまいました。
(明日は具体的な内容について書こうと思います。)


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« この上ない贅沢な夕食 | トップ | 家庭の医学(2) »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いい本ですね。 (hirakata)
2008-01-05 13:52:24
「家庭の医学」良い本ですよね。タイトルからは想像しにくい中身のやわらかさが好きです。
 実は私が書いた「がんになっても、あわてない」と同じ人がこの本の編集担当者です。非常に真面目な方で、「家庭の医学」をざっと読み返してみても、真面目な部分が良い方向に作用していて、良い本になっているなあと再確認しました。
 ただこの編集者の方、本ができると次の本の編集に突進していくためか、良い本ができてもなかなか宣伝に力が入らない印象があります(担当が別なのかもしれませんし、朝日新聞社自体が出版に熱心でないのかもしれませんが)。「家庭の医学」、もうちょっと人に知られる努力をしてもいい本のように思います。

 これから誰かを介護する立場になりそうな人には(ほとんどの人に可能性はあると思いますが)、一度読んでおくことをお勧めします。
返信する
hirakata先生 (aruga)
2008-01-05 22:28:15
こんにちは。
ネットが浸透するに従い、良い本は自分の足で歩いていきますね。この本、私は同僚から紹介してもらいました。ここで、私の友人に伝えていけることがまた、喜びです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

社会時事」カテゴリの最新記事