goo blog サービス終了のお知らせ 

緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

36年以来の狂犬病発生

2006年12月02日 | 医療

緩和ケアというより感染症情報です。
1970年以来国内での報告がなかった
狂犬病患者さんが国内で2例(京都、横浜)発生しています。

二人とも、フィリピンで8月ごろ犬に咬まれ
帰国後国内で水が飲み辛い、幻覚症状、呼吸困難で
発症しています。

潜伏期間が1~3ヶ月。
発病後の有効な治療法はありません。
特徴として、恐水症(水をみると首の筋肉が痙攣する)
恐風症(冷たい風にあたると同様に痙攣する)などがあります。
一旦発症してしまうと100%の死亡率ですが、
発症する前に ワクチンプログラム(ワクチンを打ち続ける)を行えば
発症を防ぐことができます。

日本、オーストラリア、ニュージーランド以外では
どこでも感染の危険はあり、
特にアジアの死亡率は世界の1/2以上を占めています。


動物とむやみに接触しないこと
万一咬まれたら、十分石鹸と流水で洗うこと
現地医療機関で暴露後ワクチン接種を受けること
帰国後検疫所に届け出ること

+++++++++++++++++++++++++++
ここ、クリックお願いします。人気ブログランキング参加中です。
今日も、お付き合いくださりありがとう。明日も、来て下さいね。
+++++++++++++++++++++++++++

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あら!院長 in電車 | トップ | さすると何故楽になる? »
最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
いつも拝読しています。 (HNE)
2006-12-02 08:19:33
検閲ではなく検疫では?
Have a nice weekend with your family.
返信する
ご指摘の通りです! (aruga)
2006-12-02 10:03:54
意味が大きく変わってしまいます。ご指摘ありがとうございました。早速訂正します!
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

医療」カテゴリの最新記事