緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

死を目の前にして、“あなたを食事に招きたい”(2)

2009年04月18日 | 医療
患者さんは病状を理解されていなくて現実には、到底無理な事を話される場合と病状を十分理解した上で非現実的な希望を、話される場合があります。前者であれば支えになってくださる方に同伴して頂いて病状の説明を行い、現実に戻していけるよう言葉がけをします。後者の場合にはもう、無理ですよと伝えるとその希望を否定することになります。ですから、非現実的なことでも、否定しないで肯定的に返事をしていきます。前者か後者か . . . 本文を読む
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