プロメテウスの政治経済コラム

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北方領土問題が日ロ首脳会談の議題にならない 安倍パフォーマンス外交の惨めな姿

2018-05-23 18:25:34 | 政治経済

安倍晋三首相は24~27日の日程でロシアを訪問する。26日にモスクワでプーチン大統領と会談し、北方四島での共同経済活動の具体化について協議する。首相とプーチン氏の首脳会談は第1次安倍政権時も合わせると21回目となるが、そこで話し合われる議題の中にもはや北方領土問題はない。あるのは、2016年12月に合意した北方領土での共同経済活動のフォローアップだけだ。(http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/131.html

およそ日本の首相とロシア(ソ連)の大統領(首相)の首脳会談で、北方領土問題が議題にならなかった首脳会談はなかった。
これを要するに、2016年12月の首脳会談で、もはや北方領土の帰属問題は話し合うことなく、その代りに北方領土での共同経済活動が首脳会談の中心問題となる事になったということだ。しかも、その共同開発の最大の問題である、「双方の法的立場を害さない特別な制度」の設計議論は、その後一切行われていない。

ロシアの立場ははっきりしている。米国に100%従属する日本と領土問題について話し合う余地はないということだ。元島民らによる国後、択捉両島への空路墓参について、今年も実施することぐらいである。

外交のための外交。やってる感を出すためだけの外交。(https://twitter.com/kensonmusic?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=http%3A%2F%2Fwww.asyura2.com%2F18%2Fsenkyo245%2Fmsg%2F131.html
取り返しのつかない安倍パフォーマンス外交の敗北である。

 


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