<「日米安保体制は、日本を蝕み、ゆがめている。そのゆがみは、政治・外交・防衛・経済・財政にとどまらず、教育、文化、思想、福祉、地域にいたるまで及んでいる。
その中で、マスメディア=大手組織ジャーナリズム=の報道・論調と経営姿勢が果している役割はことのほか重大である。
最近の政権交代――鳩山政権の「米軍再編見直し論」「東アジア共同体構想」に対する反発・批判は異常というほかない。「変えるな」「日米同盟の深化」「抑止力」論の大合唱である。
本来、ジャーナリズムが依拠すべき世界に誇る平和主義の「日本国憲法」を脇に追いやって、「軍の論理」「力の論理」を政権に求めるジャーナリズムこそ、日本をゆがめる"元凶"というべきではないか。>(「安保改定50年」にあたって JCJ声明2010-6-27より)
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