菅政権は、構造改革の矛盾が爆発するなかで、安倍政権以降、福田、麻生、そして鳩山政権と4代続いて停滞していた構造改革と日米同盟深化の路線を民主党が政権をとったこの機会に、民主党を本来の保守政党に引き戻すことで一気に立て直すという支配層の期待を担って登場した(渡辺治「菅政権の登場と参議院選挙の意義」『前衛』2010・8 No.860)。この鳩山政権の「動」に対する「反動」政権として登場した菅・民主党に対し、来る参議院選挙で鉄槌を下すことによって、私たちの側からの再度の巻き返しの第一歩としなければならない。
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